フラワー教室講師/Flower House ティアラ主催・田中祐代さんインタビュー

なぜ、あなたは輝きはじめたのですか?
以前から好きだったお花を仕事にしようと思い資格取得、何もわからないままにスタートさせ、進んでいきました。
フラワー教室講師 Flower House ティアラ主催 田中 祐代さん
―― あなたの現在の活動内容について教えて下さい。
生花からプリザーブドフラワー、ハーバリウムの作り方など、お花全般に関する手作りを楽しんでいただける場所を提供させていただくフラワー教室を開催させていただいております。
活動は自宅教室がメインになりますが、イベントとしてマルシェ、ワークショップにも頻繁に参加し、高島屋クラフトパーク内でのハーバリウム講座、大阪市内のカフェさんでの不定期講座も開催しております。
また各所でお声をかけていただいての出張講座などもお受けしています。
―― 自宅教室の講座はどのような内容になりますか?
自宅教室のスタイルは、生徒さんとのスケジュール調整をして、日程や回数を決めて行うことが多く、お一人からでも受講が可能です。
お花の講座は一般的に単価が高い為、主婦の方にとっては習いたくても習えないというお声も多いのですが、私の講座は忙しい主婦さんの息抜きになるよう気軽に参加していただける価格帯にしております。
また見本通りに作るだけではなく、お好きなプリザーブドフラワーを3つ選んでいただき、お部屋に置いてあるたくさんの見本や花器、花材を好きなように使っていただいて自由な発想で製作ができるバイキングスタイルをとっているんです。
もちろん基本のワイヤーワークやアレンジは教えさせていただきますが、贅沢に材料を使い形式にこだわらず好みのスタイルで作品を作ることができるとご好評いただいています。
お教室はスタートしてまだ3年目なのですが、初めての方、リピーターの方、みなさんお花を楽しまれています。
人生の折り返し地点で考えた、これからの生きがい
―― 現在の活動を始めたきっかけはなんですか?
下の子が20歳になり、そろそろ子育てが終了するなと思った人生の折り返し地点でふと考えた時、夫には地域活動という趣味があるけど、これまでは子どもが生きがいで家の為に尽くしてきた私には何もない。
自分の生きがいを見つけたい、趣味を仕事にしたいと思い始めました。
また同時期に子宮筋腫が見つかって開腹手術をすることになり、結果は良性ではあったものの、病気をしたこと、死に向かい合ったことで、人生後悔ないように生きていきたいな、という気持ちも強くなりました。
結婚前は生け花未生流師範でもあり、お花が好き、教えることも好きだったので仕事への復帰も考えました。
でも、今の時代、女性もあまり生け花はされませんよね。
私にとってお花はストレスの発散にもなっているずっと好きなもの。
専業主婦として3人の子育てでストレスが溜まってきたときに、お花をたくさん買い占めてお部屋中ドライフラワーだらけにしたり、バラを買って来てアレンジやリースを作ったりと、ブリザーブドフラワーの先駆けのようなことをしていましたので、もっていなかったアレンジメントの資格を取りに行こう、と思い立ったことから一歩スタートしました。
その後色んな免許を取りにいって最後にハーバリウムの資格をとりました。
でもいざ活動する為には、何から始めていいか…右も左もわからない。
そこで娘にインスタの使い方を習い、お友達から少しずつ広め始めてみたんです。
すると次第に話がひろがっていきました。
スマホで見つけた出張講師募集広告、場所を提供してくれるカフェさんなどに次々出会い、そこから現在の活動につながっていきました。
あの時は自分の力ではなかっただろうなという不思議な力も感じましたね。
自分の中でフタをしてきたものがフツフツと
―― 現在の活動をする中で、あなたの転機となった人との出会いや出来事を教えてください。
ひとつは病気をしてからですね。
ゆったり時間に流されながら生きていく、という人生と、自分の限られた時間にやりたいことをするリアルな人生と、どっちがいいのかなと思ったときに気持ちが大きく動いた気がします。
また、整骨院を開業している弟から「趣味を仕事にしているから毎日が楽しい。これが会社員なら続けてないと思う」という言葉を聞いたとき、好きなことを仕事にできる幸せが強く伝わり背中を押されました。
実は私の母も美容師で70代になった今も現役で働いているのですが、小さい頃は土日仕事のお母さん、みんなで外出することもできない家庭は寂しくて、母が「女の人は家にいるほうが絶対幸せよ」と口にしていたこともあって自分は絶対専業主婦でいよう、家庭を一番にしようと心に決めていたんですけど。
そんな私が、自分の中でフタをしていたものが、ふつふつと湧き出てきたんでしょうか。
右も左もわからないままに、自身でSNSから発信し講師仲間の集い等に参加させて頂き、切磋琢磨するようになれた。
やはり家族の影響もあるでしょうね。
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この記事のシャイニスタ

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