お子様連れOK着付け教室きものカフェ✽涼花✽主宰・着付け師/大谷涼子さんインタビュー

シャイニスタNo.173大谷涼子さんは、自宅着付け教室を開いて講師活動をしている他、出張着付けなど着付け師としても活躍中です。 開業のきっかけから、子連れで通える教室にした理由、転機や試練、今後の夢までお話を伺いました。
シャイニスタ
シャイニスタNo.173大谷 涼子

ピンチをチャンスに変えて飛躍

大谷 涼子04

―― 活動をしてきた中で、何か転機となった出会いや出来事はありましたか?

教室を開業して4ヶ月目の成人式が差し迫っていた1月のある日、行きつけの美容院の店長から、成人式の着付けのピンチヒッターを頼まれた事です。
それまでにも、その美容院で着付けをさせて欲しいとお願いした事はあったのですが、他に担当の着付け師の方がいた為断られていたんですね。
連絡を頂いた時は、その方が入院されたとの事でした。

その頃ちょうど他装(人に着付ける事)のレッスンを受講していた事もあり「これはチャンスだ」と思い引き受けたものの、成人式の着付けは 8 年前に一度しか経験がなく、内心はプレッシャーで押し潰されそうでした。
必死に練習を重ねた結果、当日は何とか 5 人のお客様の着付けを無事終える事ができて、店長にも褒めていただけた時はホッとしましたね。

―― まさに、ピンチはチャンスだった訳ですね。

そうなんです。
その年から毎年、成人式とご依頼のある時の着付けを担当させていただけるようになったので、着付け師としての大きな転機だったと思います。
 
実は、これまでに美容院で担当させて頂いた中で、一度だけクレームがあったんです。
その時はお客様に対する申し訳なさと自分の未熟さに落ち込みましたが、店長は怒るのではなく「クレームを頂くという事は、まだ伸び代があるという事」と逆に励ましてくださったんですよね。
その言葉で、気持ちに応えたいと奮起できました。店長には本当に感謝しています。

あとは、講師養成コースで同期になった仲間との出会いもまた、転機となりました。
彼女達とは一緒に着付け練習会をしたり、情報交換をしたりしています。それぞれの活動が刺激となり、一人で教室をしている自分にとっては大変心強い存在なんです。
イベントや着付けの手伝いがあれば声をかけてくれて、活動の幅も広がりました。本当にありがたく思っています。

着付けは人それぞれにやり方がある

大谷 涼子05

―― これまでに、何か最大の試練だと感じた事はありますか?

教室運営に関しては、生徒様も少しずつ増えてきて楽しく続けて来られたのですが、一時期どうしても他装が上手く出来ず、思い悩んだ時期があったんです。
そこで、思い切って他の先生に習う事にしたところ、それまでのやり方全てをリセットしなければなりませんでした。

長年癖になっている技術を一から直すのは本当に大変で、泣きながらレッスンに通い、自分には着付けは向いていないのではないかと何度も思いましたし、そんな自分が教室を開き教えて良いのだろうかと悩みました。

―― その試練を、どのように乗り越えたのでしょうか。

ひたすら練習に励む日々を送りました。
そして少しでも前進するために、国家資格である一級着付け技能士試験に挑戦する事を決め、猛練習の末に2018年1月に無事合格。
それまでの練習量のおかげで、着付け師として少し自信がつきました。

着付けは人それぞれに方法や考えが異なり、100人いれば100通りのやり方があります。
今後も、いろんな先生に教わって視野を広げ、もがきながらも綺麗で気持ちの良い着付けを研究し精進していきたいと思っていま
す。

自分は自分のままでいい

大谷 涼子06

―― 起業する前の自分と比べてみて、何か変化したところはありますか?

昔から引っ込み思案で人前に出るタイプではなかったのですが、今では人の事はあまり気にならなくなり「自分は自分」と思えるようになりましたね。
今は好きな仕事ができて幸せですし、前よりも自分のことを好きになれたと思います。

若い世代に着物の楽しさを伝えていきたい

―― 最後に、大谷さんの今後の夢を教えください。

夢は三つあります。
一つ目は、着物のハードルを下げること。
今でこそ着物を楽しむ方が増えてきたように感じますが、まだまだ少数派ですし、着物に対して「難しい」「堅苦しい」「面倒くさい」といったイメージを持っている方が多いと思うんです。

大谷 涼子07

しかしその一方で、着物を着ていると「素敵ですね」とよく声をかけられるので、誰しも着物に憧れる気持ちを持っていると思うんですよね。
そんな方々に、着物はもっと気軽に楽しめるものだとこれからも伝え続けていきたいです。

二つ目は、いつか子供達に授業の一環として着付けを教える事。
現代は着物離れが進む一方ですが、着物で授業参観に出席すると、いつも先生や子供達に褒めてもらえるんですね。
着物が好きな子供は多いです。
学校の授業で習うことができたら、着物を着る人はもっと増えます。

三つ目は、着付けの出来るママ達を増やす事。
七五三や十三参り、お正月に成人式などの行事のほか、普段のお出かけにも日常的にお母さんが子供に着付けてあげられたらとても素敵ですし、着物を着る機会も増えます。
私はその為にも、着付けの技術や、伝えていく力を磨いていかなければと思っています。

―― 大谷涼子さんにとって夢とは。

大谷 涼子08

取材・文/Ayako Sugimoto

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大谷 涼子
人生は一度きり。いくつになってもやりたいことは始められます。一歩踏み出せば新しい世界が待っています。
シャイニスタNo.173大谷 涼子
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