お子様連れOK着付け教室きものカフェ✽涼花✽主宰・着付け師/大谷涼子さんインタビュー

シャイニスタNo.173大谷涼子さんは、自宅着付け教室を開いて講師活動をしている他、出張着付けなど着付け師としても活躍中です。 開業のきっかけから、子連れで通える教室にした理由、転機や試練、今後の夢までお話を伺いました。
シャイニスタ
シャイニスタNo.173大谷 涼子

なぜ、あなたは輝きはじめたのですか?

二人の子育てに追われていた専業主婦時代。
友人からの誘いで7年ぶりに着付け教室へ通うことになり、かつて着付け師の資格まで取得したほど好きだった着物への想いが再び強くなったと同時に「これを仕事に出来たら幸せだろうな」と思ったんです。
その後、京都の着付け教室の講師育成コースで半年間学び直し、自宅教室を開業しました。

大谷涼子

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気軽に着物を楽しんで欲しい!着付け師・大谷涼子さん

―― 最初に、現在の活動内容について教えてください。

自宅にて、着付け教室きものカフェ✽涼花✽を開催し、初心者の方からもっと綺麗に着物を着たい方、人に着せたい方まで着付けを教えています。
着物は親子代々引き継いでいけるところが魅力の一つなので、教室名は、自分の名前と娘の名前からそれぞれ一文字ずつ取って名付けました。
教室以外では、着付け師としても活動しており、成人式やご依頼のある時に美容院での着付けと、お客様のご自宅に伺っての出張着付けをしています。

大谷 涼子01

教室の生徒様には長く着物を楽しんで欲しい為、1~2カ月に一度、着物でお出かけ会やランチ会を開催しているんです。
普段のレッスンだと、生徒様同士が会って話せる機会がなかなか無いんですよね。
教室イベントで皆さんが仲良くなり後日お出かけされている姿を見ると、こちらもとても嬉しい気持ちになりますし、そうした交流の場を提供できるイベントは今後も開催したいと思っています。

他にも、着物イベントの手伝いや、ショーに出演するモデルさんの着付け、着物屋さんや料理教室とのコラボレッスンや着付けをさせていただきました。

―― 着付け教室の後に続いている「きものカフェ」とは、どのようなものなのですか?

着付け教室に対して敷居が高いイメージを持っている方が多いので、「カフェのように気軽に行けて居心地のよい着付け教室」にしたいと思い付けているんです。

大谷 涼子02

また、小さい子供を抱えるママ達にも気軽に着物を楽しんで欲しくて、お子様連れOKの教室にしました。
レッスンは基本的にマンツーマンですので、お子様連れの方にも気を使わず、安心して楽しんでいただきたいですね。
もちろん、ママ友同士でのお子様連れ参加も大歓迎です。

―― お子様連れで通える着付け教室は珍しいですね。

実は、お子様連れ OK にしている理由は自分自身の経験からなんです。
独身時代は毎日のように好きな習い事をしていた自分にとって、出産してからの習い事が出来ない状態は少しストレスになっていました。

そんな時ママ友に誘われてお子様連れ OK の編み物教室に通い始めました。素敵なインテリアの自宅サロンで編み物を教わり、先生の手作りランチまで頂いて、凄く癒されたんですよね。
そして、月に二回ほど下の子を連れて通った体操教室もリフレッシュの場となりました。

そのように子連れで通えて好きなことをさせてもらえる事が、当時の自分にとってどれほど有り難かったか。
そうした経験から、お世話になった方々への恩返しの思いもあり、お子様連れ OK の教室にしています。

ブランクを経て再燃した「着物への想い」

大谷 涼子03

―― 活動を始めたきっかけは何だったんでしょうか。

学生時代から、洋服も好きでしたし、同時に着物にも憧れていました。
そして社会人になってから仕事帰りに着付け教室に通い始めまして、28 才で結婚し翌年妊娠するまでずっと通っていたんです。

当時は着付けを仕事にするつもりはありませんでしたが、好きで長く習っていた流れで着付け師の看板を取得。
その後、妊娠してからは専業主婦となり出産後は子育てに追われる日々で、お宮参りや七五三などの行事の時ぐらいしか着物を着る機会がないままでした。

そして、妊娠で着付け教室を辞めてから 7 年ほど経った頃、教室仲間からまたお稽古に参加しないかと誘われまして、先生が子供も連れておいでと言ってくださったので通う事にしたんです。
そうして通い始めると楽しくて、着物が好きだった気持ちが再び強くなり、「これを仕事に出来たら幸せだろうな」と思うようになりました。

―― そこから教室開業までは、どのような経緯だったのですか?

着付け教室は楽しかったのですが、時間帯が夜だった事もあって、小さい子供二人を連れて通い続けるのは大変だったんです。
そこで、インターネットで他の教室を探し始めたところ目に留まったのが、京都の着付け教室でした。
その教室の講師育成コースの卒業生は、皆さんおしゃれで自由に着物を楽しんでいて、個人で着付け教室を開いている方が多く、それが決め手となり同じコースに通う事を決意。
そこで着付けを再び一から学び、講師になる勉強も始め、半年後の2014年10月に自宅教室を開業し現在に至ります。

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この記事のシャイニスタ

人生は一度きり。いくつになってもやりたいことは始められます。一歩踏み出せば新しい世界が待っています。
シャイニスタNo.173大谷 涼子
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