温活料理教室「NANOHANA natural cooking」主宰・青木恵美子さんインタビュー

シャイニスタNo.170 青木恵美子さんは、身体を温める温活食事法を伝える料理教室を主宰しています。 活動を始めたきっかけや、転機となった自然農家との出会い、介護の試練など、家族を支える食事を担う主婦必見のエピソードが満載です!
シャイニスタ
シャイニスタMo.170青木 恵美子

なぜ、あなたは輝きはじめたのですか?

もともとは栄養士で食品研究をしていましたが、子供達がアトピーと喘息を発症した事をきっかけに食生活を見直そうと考え、マクロビオティックに出会いました。
3年間勉強し資格を取得後、厳格なマクロビオティックだけでなく、自然療法、薬膳なども取得し、家庭で出来て取り入れやすい、「温活料理教室」として新たに再スタートをさせました。
                                      

青木恵美子

身体と心を温める食事で笑顔になる!温活料理教室主宰・青木恵美子さん

 
―― 最初に、現在の活動内容について教えて頂けますか?

『体温を上げてきれい度アップ』をテーマとして、温活料理教室「NANOHANA natural cooking(ナノハナ ナチュラル クッキング)」を主宰しております。
2005年に開業しました。
活動のベースは自宅教室が中心です、それ以外にも、セミナールーム、キッチンスタジオを借りて出張レッスン、小、中学校食育講座などを開催することもあります。

―― 温活料理教室とは、具体的にはどのような内容になるのでしょうか。

日本の伝統的な食材の中から身体を冷やす食べ物と温める食べ物を季節ごとにバランス良く組み合わせる「陰陽」を基に、マクロビオティックの考えや薬膳などを取り入れ、体質に合わせた、代謝を上げるための食事法をお伝えしています。

青木 恵美子01

またそうした料理のレシピや技術を教えるレッスンに加えて、安全な食材の選び方や扱い方についての講座も開催しており、なんとなく食べていた毎日の食事が身体にとってどれほど大切かを実感できるような内容となっています。

家族の健康を支えるために、毎日一人でお料理を頑張っている主婦の方はたくさんいらっしゃいますよね。
しかし、育児に介護、仕事との両立などあまりの忙しさから冷え性になるなど身体が疲れてしまい、イライラして料理が面倒だと感じる事も多いと思うのです。
実際、仕事をしながら4人の育児に義両親の介護を経験した自分自身がそうでした。

青木 恵美子02

身体を冷やさないバランスの良い食事の知識を得て毎日の食事に取り入れると、心も体もポカポカになり、自分も家族も自然と笑顔が増えるのです。
毎日奮闘している女性の皆さんに、温活料理を時短で手作りするコツを学んで頂き、少しでも料理の時間を楽しく感じてもらえたらと思い活動しています。

また料理以外でも、自分の経験をもとに、子育てや介護など生活の悩みを乗り越えていく方法をお伝え出来る場所にしたいと思っています。

―― 教室名の「NANOHANA」もステキですね。

自分の誕生日が3月でして、春に満開の菜の花に囲まれるのが大好きなのです。
群生して咲く菜の花のように、自分だけ綺麗に咲くのでは無くて家族や仲間と支えあって黄金色に輝いていきたい、と言う気持ちを込めました。
また、昔から日本人は菜の花科の野菜を食べていれば健康を保てると言われており、それと同じく人の役に立てるような教室を目指しています。

きっかけは家族の健康のため

青木 恵美子03

―― 温活料理に着目した、そもそもの理由は何だったのですか?

大学卒業後、最初に就職したのが食品会社の研究室でして、味付け調合の研究開発をしていました。
当時は美味しい物を探して食べ歩く事が大好きで、美食三昧な日々の結果、便秘や肌荒れに胃痛など慢性的な体調不良を抱えるようになってしまったのです。

その後、結婚し義両親との同居がスタート。
主人が同時期に畳屋を開業したので、自分もフルタイムで手伝うことになり、仕事をこなしながら4人出産しました。
忙しかったですね。
その時は、栄養バランスを考えてはいたものの、安くて早い、そして見栄えのよい料理ばかり作っていました。

青木 恵美子04

そんな中、4人の子供のうち2人目が喘息、3人目がアトピーを発症、薬漬けの生活が始まりました。義母が重度のリュウマチで薬漬けの生活をしていたので、子供達にはそのような生活は避けたい、家庭でできる事はないのかと感じた事をきっかけに、自分の食生活を見直すことにしました。
開業していた料理教室の生徒様の中にもアトピーの方がいらっしゃり、どうにかしたいと思い調べ始めて最初に出会ったのが、『食養法』玄米などの穀物をメインに旬の野菜をバランス良く食べる「マクロビオティック」でした。

青木 恵美子05

そこからすぐに勉強を始め、3年かけてマクロビオティックマスターの資格を取得し、毎日の家族の食事に学んだことを取り入れ、そして教室でも温活食事法として教え始めました。
しかし、それまでのお料理教室だった頃とは内容が変わった途端に、それまでの生徒様が全員来なくなってしまいました。

―― その転換期をどのように乗り越えたのですか?

「野草積みの会」というイベントに参加した事で、新しい出会いがありました。
そこで温活料理教室のことをお話したときに、内容に興味を持ってくれた方達が習いに来てくださり、そこからまた少しずつ広がっていきました。
やはり集客に関しては、想いが同じである方に知って頂くことが大切だという事を実感した出来事でした。

―― お子さんの体調不良の方は、食事を見直したことで改善されたのでしょうか。

はい、数ヶ月すると徐々に良くなっていきました。
そしてさらには、自分自身の長年に渡る体調不良も改善し、免疫力がアップしたおかげか家族全員滅多に風邪をひかなくなりました。

中でもびっくりしたのは、重症だった主人の花粉症が改善された事です。
本人が一番驚いているようで、以前はカップラーメンばかり食べていた主人が、今ではお客様に食生活の大切さを語るほど変わりました。
そのように家族が健康になった事で、ますます食事の大切さを実感しましたね。

―― 今までで何か転機となる出会いはありましたか?

活動を始める前になりますが、子供の体調不良を何とかしたいと模索していて最初に疑ったのが、家業である畳の原材料イグサが原因のアレルギーではないかという事でした。

そして、熊本県で「赤ちゃんが舐めても大丈夫な畳を作る」をモットーにこだわりの自然農法でイグサを作っている農家さんの存在を知り、実際に訪れてみました。
その時に、農家さんから頂いたおにぎりのあまりの美味しさに感動しまして。

大切に作られた食材は、シンプルに塩だけの味付けでもこれほど美味しいものなのだと分かり、衝撃的でしたね。
そしてその経験が、自分が作ってきた料理に目を向けるきっかけになりました。

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