ヴォーグ社認定ポーセラーツインストラクター講師『Salonde PianoPiano』主宰・高森千恵子さんインタビュー

なぜ、あなたは輝きはじめたのですか?
器で食が変わると実感したことをきっけかに、ポーセラーツを学びはじめ、子どもの生活リズムに合わせられる自宅サロンという仕事をスタートさせました。
ポーセラーツ・ポーセリンアートサロン主催 高森千恵子さん
―― あなたの現在の活動内容について教えて下さい。
ポーセラーツ・ポーセリンアートのお教室を運営しています。
サロンは三重県四日市にある自宅と実家のある亀山の2箇所になります。
教室のテーマとして「これを習いたい」よりも「ここで習いたい」を大切にし、日本ヴォーグ社認定ポーセラーツインストラクターが運営するポーセラーツサロン、ハンドメイドのプロを育成するサロンとして、多数の講座メニューをご用意しています。
―― 「ポーセラーツ」と「ポーセリングアート」について教えていただけますか。
「ポーセラーツ」はporcelain(磁器)とart(芸術)を組み合わせた造語です。
株式会社日本ヴォーグ社の登録商標で、ヴォーグ社のシール感覚で使える転写シールを使って作る作品のことを指します。
「ポーセリングアート」は、転写だけでなく実際に筆で絵を描いたりすることも含めた作品で、どちらも基本的には、白磁のカップやお皿などに好きな絵柄を施してオリジナルデザインの作品を創作することができます。
以前は街のカフェレッスンなどで多人数にも対応していましたが、やはり生徒さんにはいい作品をじっくり作ってもらいたいという気持ちが強くなり、今はサロンのみでレッスンをしています。
サロンでは、基本的には生徒さんとゆっくり向き合えるようマンツーマンレッスンを行っており、グループレッスンの場合にも生活スタイルの合った方同士をお引き合わせするようにクラス設定をしています。
自分らしいスタイルで自分にしかできない作品を作っていただける、ここで習いたいと思ってもらえるサロンを目指しています。
―― サロン名の「PianoPiano」(ピアノピアノ)の由来を教えていただけますか。
娘がピアノを習っているということもありますが、ピアノピアノはイタリア語で「一歩一歩」の意味なんです。
私は3年かけて毎日欠かさず頑張ってブログを書いてここまで一歩一歩やってきましたので、その想いも込めた名前です。
また、焦らずゆっくりやっていきましょうという生徒さんへのメッセージでもあります。
きっかけは小食の娘が喜んでくれたポーセラーツの食器
―― 現在の活動を始めたきっかけはなんですか?
娘がとても小食で食事を食べてくれず、いろいろお料理を勉強し食卓に出したのですが、それでも食べてくれなくて。
そんなとき、妹から「オリジナルの陶器食器が手軽に作れるポーセラーツっていうのがあるよ」と紹介してもらったので、娘のために食器を作ってみたんです。
その食器で食事を出したところ、娘は想像以上に喜んでごはんを食べてくれました。
その時に、器で食が変わるんだ、このことを他の子育てママにも知ってもらいたい、と思いポーセラーツを学び始めました。
また、以前は別の仕事をして外で働いていたのですが、子どもの夏休みや冬休み、習っていたピアノの練習についてあげられないのも私の悩みでした。
そんな中、自宅サロンを開けば子どもの都合に合わせて働けるんじゃないだろうか…そう考えるようにもなり、そこから自宅サロンを開く為ポーセラーツの教室に本格的に通い始めました。
働きながら教室に通い、家でも毎日作品作りをして3年をかけて資格取得をすることができました。
「この先生に学びたい」そう思える理想の先生との出会い
―― 現在の活動をする中で、あなたの転機となった人との出会いや出来事を教えてください。
現在も学んでいるポーセラーツの先生に出会えたことです。
資格取得を目指したお教室では、先生の目指す完成と私の作りたいと思うものに違いがあり、作品を作ってもあまり自分は評価されていないのではないかと感じ、卒業するまでいろいろ葛藤があったんです。
その葛藤の最中、ある程度技術力がついてきた頃に、もっと幅広く学んでみたいと思うところもあったので、私の所属するヴォーグ社の本部講習会に参加しました。
そこで出会った本部講師の先生が、技術や指導方法だけでなくお人柄も素晴らしい方で、「この先生に習いたい」と強く思いました。
現在も月1回ですが片道3時間かけて先生のレッスンに通っています。
これからも自分自身のスキルアップと共に先生のように生徒さんから選ばれる指導者になりたいという目標を持って勉強を続けていきたいと思っています。
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