チョークアート教室「Atelier Happiness」主宰・柴田なつ美さんインタビュー

なぜ、あなたは輝きはじめたのですか?
体験レッスンへ行き、先生に制作を依頼すると「自分たちで描けるよ」と。
そして二人でウェルカムボードを作り上げその楽しさを知り、すっかりチョークアートにハマってしまったんです。
結婚式後すぐに夫婦で習い始め、プロ資格を取得し、その後、講師の資格も二人そろって取得しました。
ご夫婦そろってチョークアーティスト! チョークアート教室「Atelier Happiness」主宰・柴田なつ美さん
―― 現在の活動内容について教えてください。
チョークアート教室「Atelier Happiness(アトリエハピネス)」の運営とオーダー制作を夫婦で行っています。
自宅の一室を少人数向けのアトリエとして使い、自宅敷地内には大人数に対応した「hanare-はなれ-」を併設。
平日は私がメインで活動し、会社員の主人は休日に活動するという形です。
その他にはカルチャースクール講師やイベント出店といった活動もしています。
チョークアートと聞くと学校で使うチョークを思い浮かべるかと思いますが、そのチョークではなく、油分の入ったオイルパステルという画材を使います。
このオイルパステルを指で混ぜて色を作ったりグラデーションを出したりと、全て指で手描きしていくところが特徴ですね。
指で描くので小さいお子様から大人まで手軽に楽しむことができるんです。
教室では主に3つのコースを開催しており、手軽に楽しみたい方には「趣味コース」、プロ活動を目指す方には「資格取得コース」、そして結婚式のウェルカムボードや看板などをご自身で描きたい方向けの「ワンデーレッスン」があります。
オーダー制作の方では、ウェルカムボードやお店のオリジナル看板のオーダーを受けることが多いですね。
大きな作品ではフレンチレストランの店内ボードをオーダーいただいたことがあり、カウンター上部のL字型2面分を描かせてもらいました。
お店の一部のようになっていて多くの人に見てもらえるので嬉しいですね。
体験レッスンでチョークアートの魅力にハマる
―― 現在の活動を始めたきっかけを教えてください。
2010年の事になりますが、私たちの結婚式のウェルカムボードをカフェ看板風に作りたいねということでいろいろと探していたんです。
すると職場で配られたフリーペーパーにチョークアートの体験レッスンが載っていて、それを見た時にピンときましたね。
二人で体験レッスンへ行き、先生にウェルカムボードを作りたいという話をしました。
ある程度イメージが出来ていたので先生に作っていただくというオーダーのつもりでお伝えしたのですが、「せっかくだから自分たちで描いてみたら」と提案して下さったんです。
そして先生に指導していただきなから、丸一日かけて二人で一緒に描き上げました。
出来上がった時の感動は本当にすごいものでしたし達成感もありましたね。
ちなみに「Atelier Happiness(アトリエハピネス)」の名前には、この時に感じた幸せな気持ちや感動、そして楽しい気持ちをたくさんの人に届けていきたいという想いを込めたんです。
―― チョークアートに出会ってから教室をオープンされるまで、どのような経緯があったのでしょうか。
二人でウェルカムボードを描き上げたことをきっかけに、チョークアートの楽しさや難しさといった魅力にすっかりハマってしまいましたね。
そして2011年、結婚式の1~2カ月後から夫婦で本格的にチョークアートを習い始めたんです。
プロとして活動したいという想いが二人ともあったので、1年半通ってプロ資格を取得した後、講師資格も二人そろって取得しました。
当時はお互いに仕事を持ちながらオーダーをいただいて描くという形で活動していたので、週末は二人で作品作りに没頭するというような状況でしたね。
そして娘が産まれた2015年に新居を構え、新居の1室を教室として使えるように準備したんです。
2017年頃から隣に住んでいる祖父母に娘を預かってもらいながら、月に数回というペースで教室をスタート。
その後、自宅敷地内にあった古い家を「hanare-はなれ-」として2018年7月にオープンしました。
―― 現在の活動をする中で、転機となった人との出会いや出来事がありましたら教えてください。
娘が1歳を過ぎた辺りから本格的に講師活動をしようと考えていたのですが、家事や育児で忙しくて思うようにならない時期があったんです。
そんな時に、豊田市の起業セミナーに参加したことでとても勉強になりましたし、同じように起業初期という方たちと出会えました。
業種は違っても一緒に頑張っていく仲間の存在が、しっかりと仕事として活動していこうと改めて強く思える転機となりましたね。
また、娘の成長を近くで見ていたかったので保育園に預けるという選択をせずに仕事をする方法を模索していました。
その頃、起業仲間との話の中に、レッスン会場を見つけるのが難しいという声がありまして。
その起業仲間の話を聞いて思いついたんです。
実は自宅の敷地内には広さも十分な古い空き家があり、ここならば娘を連れてレッスンを開催できるかもしれないと。
保育園に預けずに仕事ができるかもと思ったんです。
結果、この空き家を「hanare-はなれ-」としてオープンしたことで、お子様連れでも来ていただけるようになりましたし、様々なコラボイベントや夏休みのキッズレッスンなどの開催ができるようになり活動の幅が広がりましたね。
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