「大人の食育」主宰・インナービューティー発酵食クリエイター/中嶋円香さんインタビュー

シャイニスタNo.158中嶋円香さんは、日常生活に野菜と発酵食を取り入れる「大人の食育」をテーマに、インナービューティー発酵食クリエイターとして活躍中です。 活動のきっかけや、人生の転機となった出会い、進むべき道を模索していた試練の時などお話を伺いました。
シャイニスタ
中嶋 円香 (なかじま まどか)
インナービューティー発酵食クリエイター
シャイニスタNo.158 中嶋円香

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悩みを解決してくれた一冊の本

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―― 活動をする中で体験した最大の試練は何かありましたか?

活動は始めたものの、大阪校の同期がスイーツなど次々と専門性を明確にしていく中、自分の強みや、何の専門家になりたいのかが分からず、悶々と悩んでいた時期が一番辛かったです。

その事については、「来た人はここで何を学べるのか、と言う事がはっきり分かるようにした方がいいよ」とあおいさんにもずっと言われていました。
おそらくあおいさんは、最終的には独立して一人でやって行けるように、と言う所まで考えてくれる方なので指摘してくれていたのだと思います。

―― 悩んだ結果、答えは出たのでしょうか。

思いがけない出会いによって、進みたい方向性がはっきりとしました。
ある時、ボランティアで起業家の卵へのアドバイスをされている大学の大先輩から、あなたが目指す活動のヒントになるかもしれないと、『アリス・ウォータースの世界』と言うオーガニックレストランを開いている女性が書いた本をもらったんです。

それはまさに、自家製野菜や自然農法など食材にこだわる「食育」に関する内容でした。
アリス・ウォータースさんが伝えたい事や世界観が自分にとてもしっくりと来て、自分も大人の食育をしたいと思うようになりました。

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そしてそこから、当時の流行でもあり皆さんが日常に取り入れやすい発酵食に注目し、現在の活動に繋がっていったんです。

―― その本のおかげで辛い時期を乗り越えたのですね。
実際に活動していく上での試練はどうでしたか?

やはり認知度はまだまだ低く、今後も続く課題だと思っていますが、皆さんの前でお話しをする講師としての活動については、もともと営業をしていた事もあり全く苦では無くむしろ向いていると感じました。

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それ以外では、夫の転勤による東京への移住もまた大きな試練でしたね。
進むべき道がはっきりとし、大阪での様々な繋がりも出来て、講演依頼などお声がけを頂いていたのに、全てがリセットされてしまう事実に正直なところ戸惑いました。
しかし、いつも冷静かつ的確なアドバイスをくれる夫の存在はとても大きかったので、一緒に新天地で頑張ろうと気持ちを切り替えて今に至ります。

幸せのハードルが下がった

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―― 以前の自分と比べてみて、何か新しく変化を感じることはありますか?

保険の営業をしていた頃は、常に数字に追われて自分に鞭を打ち頑張らなければならず、どれだけ結果を出しても満足する事がありませんでした。
けれども現在の活動を始めてからは、日常生活の中で「食事」を毎日きちんと作って食べられる、と言う当たり前の事に幸せを感じられるようになりました。
もっと言ってしまうと、今は生きているだけで満足です。

日本のアリス・ウォータースを目指す

―― 最後に、中嶋さんの今後の夢を教えてください。

遠い将来の夢ではありますが、いつの日かアリス・ウォータースさんのように本を出版したいです。
そしてこれからも、主婦の皆さんが毎日の料理でストレスを感じず、楽しく簡単に健康になれる「大人の食育」の情報を発信し続けていきたいと思います。

―― 中嶋円香さんにとって夢とは。

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この記事のシャイニスタ

インナービューティー発酵食クリエイター
中嶋 円香 (なかじま まどか)
これからも、毎日の食事が楽しく楽なり、毎日が心地よく過ごせる1つの手段になるようにお届けしていきますので、大人の食育を一緒に盛り上げていけること、楽しみにしております。
シャイニスタNo.158 中嶋円香
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