おかたづけとくらしのサロン「Love your life more,もっとすきになる」代表・てらだ あさこさんインタビュー

なぜ、あなたは輝きはじめたのですか?
理想の母親像を追うあまりに自分の首を絞めていた私が、あるとき出会ったのが整理収納の講座でした。
知れば知るほど家も心もすっきりしていくのが楽しくて、もっとたくさんのママたちにもその方法を教えたいと、おかたづけのプロになることに決めました。
おかたづけは心も変える!整理収納アドバイザー/終活カウンセラーのてらだ あさこさん
―― 現在は主にどのような活動をされていますか?
おかたづけとくらしのサロン「Love your life more,もっとすきになる」を主宰し、整理収納アドバイザーとしてお客様のおかたづけをさまざまな形でサポートしています。
おうちが整うと心にもゆとりが生まれ自分らしく過ごせるようになります。
おうちで過ごす家族との時間にも笑顔が増え、前よりもっと自分の暮らしをすきになることを実感して欲しい。という思いがあり、サロン名にもその思いを込めました。
多様なおかたづけプランのご提案や、市の施設やカフェなどのフリースペース、個人様のお宅やオンラインなどで「おかたづけの基本講座」など各種講座を主催しています。
その中でもお客様のご自宅へ訪問して行うおかたづけサポートをメインでやらせていただいております。
他にも、おかたづけを活かしたサポートをしています。
終活相談とエンディングノートです。
実家などでは長年たまってしまった物を高い棚に置きがちになりますし、高齢の方が出し入れするにも危険が伴いやすいですよね。
不要な物を処分して整理することでより安全に暮らしやすくなりますし、自分を見つめなおすきっかけにもなれたらという思いから、おかたづけに加えてエンディングノートを書くサポートや終活のご相談にものっています。
これまでの道のりと残された人生をどう生きたいかという点を明らかにすることは、ご自身を見つめなおす良い機会だと思うんですね。
終活はどうしても死を意識してしまいがちなので、お子さんから親御さんには話しにくいデリケートな問題かもしれませんが、今後の暮らしを見据えつつおかたづけの延長で取り組むことで、前向きな終活ができると考えています。
目からウロコの整理収納術
―― どのようなきっかけで現在の活動を始められましたか?
私は放射線技師として、3人の出産と育休をはさみながら18年間病院勤めをしていました。
仕事や育児に追われる毎日で、家の中は何となく雑然として落ち着かない状態でした。
本当は自分も家族もみんながリラックスできる家が理想なのに、何もかも中途半端でできない自分にイライラと自己嫌悪が募り、ときには子どもたちにあたってしまうこともあったんです。
収納本を真似たり棚を工夫したりと自分ではおかたづけができているつもりなのに、キレイな状態は数日しか維持できず、また物が溢れて家族はいつも探し物をしている日々でしたね。
せっかくの週末もおかたづけと掃除で終わってしまい、自分の時間など無いに等しい状況をどうにかして変えたいという思いが募っていきました。
そんな折に「整理収納」のレッスンを見つけて、思い切って1年間通うことにしたんです。
―― 学ばれてみて、何か発見などありましたか?
「収納とは使っているものをしまう」「もったいないのは捨てることじゃなくて使わないこと」という言葉には、大きな衝撃を受けました。
おかたづけがなかなか上手くいかない原因がよくわかったんです。
整理収納術を学び、実践していく中で「もっと時間を作って心に余裕を持ちたい」「子供の話にもじっくり耳を傾けてあげたい」「いつ人をお招きしても恥ずかしくない家にしたい」というように、自分の望みが次々と具体的になっていきました。
―― おかたづけは心にもゆとりを生み出すんですね。
そのとおりです。
空間だけでなく心にも余裕ができると、自分が暮らしている家がどんどん好きになっていくんです。
そのことを、忙しくて思うようにおかたづけができず悩んでいるママたちに伝えたいと思い始め、整理収納アドバイザー1級の資格を取得することにしました。
家の中でママがゆったりとした気持ちでいれば、家族全員が笑顔になれますよね。
病院での仕事も好きでやり甲斐があったのですが、自分にしかできないことを仕事にしていきたいという思いも強くあったので、夫の理解と励ましもあり、1年くらい悩んだ末に起業を決めました。
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