整理収納アドバイザー・高尾ひろみさんインタビュー

なぜ、あなたは輝きはじめたのですか?
お片付けには興味がないものの履歴書に書けると知って整理収納アドバイザー2級の資格を取得。
履歴書に記入して転職活動を続けていると、面接を受けるどの会社でもこの資格に注目されたんです。
あまりにもこの資格に注目され整理収納アドバイザーについて熱弁しているうちに、自分のやりたい仕事がわからなくなってしまって。
転職活動を続けつつ整理収納アドバイザー1級を勉強し、合格通知を受け取った時に全てが吹っ切れて「これを仕事にしよう」と思えたんです。
そこから、お客さん一人一人に幸せになってほしいと思い、片付けのお手伝いをする活動を始めました。
楽しくお片付け!整理収納アドバイザー・高尾ひろみさん
―― 現在の活動内容について教えてください。
整理収納アドバイザーとして整理、収納、お片付けや整頓などの作業をお手伝いする活動をしています。
お客さんのお宅で一緒にお片付けをする他に、私の自宅を事例として見ていただいて収納やお片付けを学ぶ「お家レッスン」を月に1回ペースで開催。
また2~3カ月に1回程の不定期で開催しているのが、知り合いのカフェを借りての「お片付けCafe」というカフェセミナーや、コミュニティスペースでの「お片付け相談会」です。
まず「お家レッスン」では主に一対一のプライベートレッスンを行っており、お片付けや整理、整頓、収納といった一つ一つの意味を学ぶ基本編からスタート。
その後お客さんのお悩みを伺って、自宅に帰ってからの進め方をアドバイスするという形です。
また、1Dayレッスンでは基本編の後にお茶の時間を挟み、午後からはクローゼットかキッチンを選んでより深くお片付けや収納について学ぶという内容。
そして「お片付けCafe」や「お片付け相談会」では、お客さんからのご要望によって内容を決めています。
例えばママさんグループには「ママの楽々お片付け術」とか、お子さんが小学校に上がるタイミングであれば「新学期に向けて」というようなタイトルです。
そして私が整理収納をお伝えする時、常に心掛けていることは絶対に楽しくしようということ。
お片付けというのは大変な作業でもあるので絶対に笑いと楽しさは必要だと思いますし、一人一人のお客さんが幸せになったらいいなという思いで活動しています。
また、テレビのお片付け番組にも出演されている古堅純子先生を慕う弟子たちのチーム「Jフレンズ」としての活動も。
純子先生は横浜を拠点とされていますが、関西からの依頼がある時には一緒に現場でお仕事をしたり、代わりに出向いたりといった活動もしています。
資格取得でかえってやりたい仕事が迷子に
―― 現在の活動を始めたきっかけは何だったのでしょうか。
何回か転職を経験しながらも長らく営業事務の仕事に就いていたのですが、最後に在職していた会社が大阪から撤退することになり転職活動を始めることに。
そんな中、妹から「お片付けセミナー」に誘われて参加すると、整理収納アドバイザー2級の資格は1日で取れて履歴書の資格欄に書けると知ったんです。
私は特に資格を持っていなかったので資格欄を埋められて転職活動にプラスになると思い、お片付けに興味はありませんでしたが講座を受けて整理収納アドバイザー2級を取得しました。
すると転職活動の面接では仕事に関係のない資格にも関わらず、どの会社の面接官もその資格について質問されるんです。
そして受けた会社に次々と採用をいただくのですが、あまりにも整理収納アドバイザーにポイントを置いて聞かれたせいか、本当にやりたい仕事は何だろうと迷い始めてしまって。
再就職活動をしつつも本当にやりたい仕事、行きたい会社がみつかるまで、整理収納アドバイザーを勉強してみようと思い1級の資格取得の講座へと進みました。
そして、1級の合格通知を受け取った時に「私はこれで仕事をしよう」と思い、全てが吹っ切れたんです。
2013年12月に整理収納アドバイザー1級を取得して、翌2014年5月からブログを始めて開業しました。
―― では、転機となった人との出会いや出来事がありましたら教えてください。
まずは、妹から「お片付けセミナー」に誘ってもらったことです。
次に転職活動中、面接をしていただいた企業の面接官の方々との出会いが転機となりましたね。
整理収納アドバイザーの資格に必ず目を止めてもらったので、今思うと「あなたが行く道はこちらですよ」と導いてくれていたように感じます。
そして片付けの素晴らしさを教えてくれた師匠、古堅純子先生との出会いも転機となりました。
1級試験の数日前に、アドバイザーが集結するようなイベントがありそこに純子先生も来ていたんです。
純子先生は現場主義ということで、デスクワークではなく現場に行ってお客さんの声を聞くべきだとプレゼンしていて、熱い人だなという印象でしたね。
そこで「いつか先生と仕事ができるように頑張ります」と、握手をしてもらいました。
1級合格後に先生が大阪へ来られた時、「いつか一緒に仕事がしたいです」とお話をすると、研修という形で呼んでくれたんです。
そして、現場を手伝うようになり認めてもらって、今はJフレンズとして一緒にお仕事させていただくまでになりました。
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