『パン教室 エミ・サロン・キッチン』主宰・尾下友佳子さんインタビュー

なぜ、あなたは輝きはじめたのですか?
当時はフライパンでのパン作りレシピはほとんどなく、1年半の試行錯誤でようやく形に。
そこからさらに工夫をして、牛乳パックで型を作って焼くオリジナルレシピが完成しました。
フライパンでつくるパンが活動をひろげてくれたと感じています。
少人数制の自宅パン教室を主催。パン作りの楽しさを伝える尾下友佳子さん
―― あなたの現在の活動内容について教えて下さい。
ゆっくりくつろぎながら作れる予約制の少人数制自宅パン教室を主催しています。
レッスン内容は、初心者でも作れるフライパンレッスン、オーブンで作れるスタートレッスンと応用レッスンがあります。
フライパンレッスンというのは、牛乳パックを再利用した型で発酵から焼くところまで出来るパン作りをお伝えしているもので、手軽にパン作りをしたいという方にご好評いただいています。
1レッスン1~3名様迄の完全予約制で、まずはスタートレッスン、単発レッスン、フライパンで時短おうちパンレッスンから始めて月替わりメニューで2種類以上のパンを受講した後、応用レッスンにすすんでいただくスタイル。
お家にあるホームベーカリーでも、簡単にオリジナルパンが作れるようになりますよ。
焼き立てのパンは紅茶やジュースと一緒に試食し、サラダ・スープ付のランチレッスンもあります。
他には、生徒様のご自宅での出張教室、カルチャー教室、小学校・中学校でのPTA講座、親子向けでの講師をしている方とのコラボ講座もさせていただいています。
また2017年からは、子ども服ブランシェス様において、旬を取り入れたフライパンで作れる「おうちぱんレシピ」を毎月提案させていただいています。
―― 教室をスタートされたのはいつ頃からでしょうか?
2008年から始めました。もう10年以上になります。最初の4年間は会社員として一般企業で勤務しながら週末に自宅教室を開催するスタイルでしたが、平日にも通いたいという生徒さんのお声を受け、会社を退社してパン教室に専念するようになりました。
その後、企業ショウルームでのフライパンで作れるパンランチ講座や、市役所様でのパパとお子様向けの父の日イベント教室、住宅展示場でのイベントパン教室などに参加させていただくようになり、出張教室と自宅教室の両方で活動しています。
野菜嫌いも克服できる美味しいパンを
―― 現在の活動を始めたきっかけはなんですか?
友人のお子様が野菜嫌いで、どうにか大好きなパンに取り入れることができないか?という悩みを相談されたのがきっかけでした。
自分が考案した野菜パンを美味しく食べてくれたので、とても嬉しくて。
そのことから子どもたちも一緒に作れて野菜嫌いも克服できるレシピを考え、家族もみんな笑顔になる、そんな仕事ができたらいいなと考えるようになりました。
そこからブレッドインストラクターという資格も取得し本格的に活動を開始しました。
もっと気軽にパン作りを。オーブンなしで焼けるパンを研究
―― 現在の活動をする中で、あなたの転機となった人との出会いや出来事を教えてください。
当時オーブンで作るパン教室に長く通われていた生徒さんから、「フライパンでパンは焼けないでしょうか?」と聞かれたことです。
その方は小さいお子さんがいらしたこともあり、もっと手軽にパン作りを楽しみたい、オーブンのない家庭でもできるパン作りができたらいいな、というご希望でお話してくださったのですが、そのことがフライパンでのパン作りを模索するきっかけになりました。
今でこそフライパンでパンを焼く方法も広がってきましたが、当時はほとんどレシピもなく1年半試行錯誤してどうにか形にできて。
ただやはり「フライパンだと硬い美味しくないパンになるのでは?」というイメージがもたれてしまうので更に工夫をした結果、牛乳パックで型を作って焼くオリジナルレシピにアレンジ。
その結果やわらかくて美味しいパンができあがりました。
フライパンでパンを焼いたことは今の教室にも反映され、出張講座や企業様からのご依頼にもつながったのだと思っています。
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