「Kakky`s Happy kitchen」ママ管理栄養士・柿田江梨子さんインタビュー

なぜ、あなたは輝きはじめたのですか?
結婚後、自分が出産してからは子どもの食にも悩んだことや、働きながら毎日バランスよく家の食事を作ることの難しさを感じることもありました。
そこで、フリーランスの管理栄養士として踏み出すことにしたのです。
個人で活動していく中では、組織内ではできなかったことや子育て中のママや子どもに寄り添う活動を目指したいという想いで進んでいます。
フリーランスで働くママ管理栄養士・柿田江梨子さん
―― あなたの現在の活動内容について教えて下さい。
昨年フリーランスの管理栄養士として「Kakky`s Happy kitchen(カッキーズ ハッピーキッチン)」の活動をスタートし、ちょうど1年くらい経ちました。
現在は主に保育園給食の献立作成や料理代行、離乳食教室、ママ会出張料理などを行っており、
今後は食育教室などを含め仕事の幅を広げる展開も構想しているところです。
保育園給食の献立作成は管理栄養士を常時置いておくことが難しい認可外の保育施設などの、給食メニューの作成をさせていただいています。
また料理代行というのは、お客様のご自宅に伺いご本人やご家族在宅中にストック料理をお作りするというもので、家事シェアという考え方のひとつでもあり、お客様には別の仕事や家事をしていただいている間に私が料理をしておくというスタイルをとっています。
今のところ全て出張での活動で、お客様のご自宅、またマンツーマンや少人数での教室などのご要望ではレンタルキッチンを借りてレッスンを行うこともあります。
離乳食教室も友人の主催する乳幼児教室でのスポット講座として開催させていただいています。
ママ会出張料理もお客様のご自宅やマンションのラウンジなどキッチン付きのスペースをご用意いただくことが多いですね。
私はキッチンで料理をつくってお出しして、お子様連れのママ達はおしゃべりしながらゆっくりランチができ、子連れでも気兼ねなく楽しんでいただけるので好評をいただいています。
大人になって感じた幼少期の食育の大切さ
―― 現在の活動を始めたきっかけはなんですか?
以前は企業内社員向けの給食提供や特定保健指導などに関わる仕事をしていたのですが、その中で大人になってから生活習慣を正すことの難しさを感じたことが大きかったと思います。
食べ物の好き嫌いを大人になってから変えることは難しく、幼少期からの食育が必要だということも感じました。また自身でも出産育児を経験する中で、子どもの食に悩んだ経験もあったのでママや子どものためにできる食育活動があったらいいなと。
さらに自分の理念を形にする為には個人での活動が向いていると考えた部分もあったので、フリーランスでの活動を目指しました。
―― 管理栄養士を目指したきっかけはどのようなことでしたか。
自分の過ごした小学校は、全校23人という小さな田舎の学校でした。
学校生活の中で畑や田んぼに触れることも多く、土を耕して畝をつくり野菜を育てて収穫したり、みんなで料理をしたり。
毎日全校生徒揃ってランチルームで食べた給食や、お弁当を作って外で食べたことも楽しい思い出になっています。
その頃はそれが当たり前と思っていたのですが、いま改めて考えると、それこそが食育であり、恵まれた時間を過ごしていたのだな、と思います。
管理栄養士になって食の仕事につきたいと考えたのもその頃からで、幼少期の経験が深く影響しています。
企業勤務から個人活動へ。フリーランス栄養士という働き方
―― 現在の活動をする中で、あなたの転機となった人との出会いや出来事を教えてください。
フリーランス管理栄養士、ながいかよさんの本を読んだことです。
「管理栄養士で自分らしく働く方法」という本に感銘を受け、ながいかよさん主催の栄養士塾に通いました。
当時は企業でのフルタイム勤務をしていたのですが、育児休暇中に本に出会い、より自分の理想的な活動をする為にフリーランスという働き方を考え始めました。
自分自身の覚悟を決め、現在のスタイルで活動するきっかけとなった出来事だと感じています。
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