身体に優しいアスリート料理教室Colza主宰・奥田佐智子さんインタビュー

なぜ、あなたは輝きはじめたのですか?
食事が健やかな身体を作る基本だと知ってから食に関するさまざまな資格を取得し、知人を集めてごく小規模な料理教室をスタートさせたのが始まりでした。
やがてスポーツに取り組むお子さんたちの身体づくりにも役立ててほしいと、アスリート向け料理教室を本格的に始動させることにしました。
丈夫な身体づくりは食べ物から。料理教室講師の奥田佐智子さん
―― 現在は主にどのような活動をされていますか?
アスリート向けの料理教室や季節の野菜を使った料理教室を自宅で開催しています。
また出張講座や講演会、オンライン講座などを通じて、健康に良くアスリートの体づくりにも役立つ料理に関するレシピや知識を教えています。
―― 料理教室の内容について詳しく教えてください。
アスリートワンプレート教室は、アスリートやスポーツに取り組むお子さんを持つ親御さんを対象に、身体に優しい料理をワンプレートに盛り付ける内容になっています
コンセプトとして「まごわやさしい」(まめ・ごま・わかめ・やさい・さかな・しいたけ・いも)食材をまんべんなく取り入れつつ、肉や果物もプラスした栄養バランスにすぐれた献立を心がけており、月ごとにメニューを更新しています。
また地元の野菜をたっぷり使い、旬を大切にしながら食材の効能やおいしい食べ方をお伝えする健康旬菜料理教室もあります。
―― アスリート向けというのが特徴的ですね。
生徒さんの中心は40代くらいで、主に学生のお子さんを持つお母さんたちが多いですね。
本気でスポーツを頑張っているお子さんたちを食事の面でもサポートしたいという人はたくさんいらっしゃって、皆さん熱心に取り組まれています。
兵庫県内はもちろんのこと、近隣県からわざわざ習いに来てくださる方もいるんですよ。
健康という観点で食事を意識する
―― どのようなきっかけで現在の活動を始められたのでしょうか?
私はもともと料理が大好きで、20代前半くらいから将来料理教室ができたらいいなという思いを漠然と抱いてはいたのですが、健康という観点についてはさほど強く意識していませんでした。
でも長男が5年生のころ原因不明の高熱が続いたことがきっかけで、病気になったらお医者さんに診てもらうのが当たり前という考えから、病気にならないための身体づくりが大切だという考えに変わっていったんです。
それからマクロビオティックを習いに行き、シンプルな料理づくりや調味料選びにも気を配るようになりました。
すると子どもは見違えるように強くなって体調を崩しにくくなりましたし、私自身も胃腸が弱かったのが改善されていったんです。
―― 健康な身体づくりには食事が大切だと実感されたんですね。
そのとおりですね。
そこで自分の知識や体験を伝えることで健康な身体づくりに役立ちたいと思い、周囲の友人の薦めもあって料理教室をスタートさせました。
正直なところ、マクロビオティック師範の資格は持っているものの調理師免許もない私に講師が務まるのか不安もありましたが、生徒さんは近所の友人ばかりでしたので趣味程度に始めてみようかなとチャレンジしたんです。
その後はますます食への興味がわいてきて、さまざまな知識を深めると同時に野菜ソムリエやアスリートフードマイスターの資格も取得しました。
―― アスリート向けのメニューを考えたきっかけは何だったのでしょうか?
当時私自身は以前から取り組んでいたマラソンに力を入れるようになり、アスリートの食事に興味を持ちつつありました。
同時にサッカーや陸上をやっているお子さんを持つ友人も多かったことから、アスリートに特化したワンプレート料理を思いついたんです。
そこで栄養についての座学も含めリーズナブルに受けられる講座づくりを工夫して、3年前にアスリート向け教室を開講、さらに翌年には身体に優しいアスリート料理教室として新たにスタートを切りました。
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