ブーケデザイナー・長岡ひろみさんインタビュー

花嫁さんの大切な日に寄り添うオリジナルウェディングブーケの製作・販売をしながら、自分でブーケを作りたいという人にそのノウハウを教えているシャイニスタNo.093の長岡ひろみさん。現在の活動に至った経緯や今後に向けた夢について伺ってみました。
シャイニスタ
シャイニスタNo.093 長岡ひろみ

時代の変化にも乗り遅れない努力が必要

長岡ひろみ04

―― これまでに最大の試練と感じたことは何かありましたか?

ネット通販が主軸の一つであることから、ここ数年の急速なSNS普及によるインターネット環境の変化に対応するのが大変でした。
私は20年前からプロバイダーの無料枠を使って自作ホームページを立ち上げ、作品の販売をしていたのですが、2016年にこの無料枠の提供が終了することになったんです。

無料枠ですが検索で1位だったため、その時はまだドメインを取得してホームページを作っていなかったんです。
新たにホームページの制作会社に依頼することも検討しましたが、かなりコストがかかってしまうので結局自分でやることにしたんです。

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―― また行動力を発揮されたんですね。

自分で本を買ってきてワードプレスについて独学し、さらに1日講座にも通って知識を身に付けました。
すべてゼロからの再スタートにはなりましたが、抱えている問題を解決することで今後役立つことがあるかもしれないと思い、前向きに切り替えることにしました。

―― 活動を続けてきて、何か自分や周囲の変化を感じることはありますか?

お花の世界に長く携わってきた中で、少しずつ考え方も変わってきたかと思います。
最近では原点回帰を意識するようになり、日本の良い文化を残したいという思いで生け花をあらためて勉強し直しています。

古典的なものを大事にしながらも、モダンリビングなど現代のインテリアや家屋にもしっくりとマッチするような創作生け花を探求しています。

ブーケ作りの後術と知識をたくさんの人に伝えたい

―― 長岡さんの今後の夢は何でしょうか?

本気でフラワーアレンジメントを勉強中の人たちがブーケデザイナーになれるよう、育成に加えて起業面でもサポートできればと考えています。
ブーケづくりには高度かつ特殊な技術が求められますので、しっかりと学習する必要があります。

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海外では広く普及している「Udemy(ユーデミー)」という動画学習サイトにも去年からブーケ作りのノウハウを提供しているのですが、英訳版は世界10カ国の人たちが視聴してくれています。

日本ではまだあまり知られていないかもしれませんが、場所を選ばず遠方の人でもさまざまなことを分かりやすく習得できるというメリットがあります。

―― いつも時代を先取りされていますね。

どちらかというと、先を行き過ぎているのかもしれません。
動画が身近で主流なメディアツールとなった時代ですから、日本でもこれから動画学習がどんどん普及していくと思います。

それから、デザイナーとして起業する方が自分のメディアを持ち有効利用してもらえるように、私自身の経験も交えながらオウンドメディアについての必要な知識をレクチャーしていきたいと思っています。
何よりもお花を通じていつまでも前向きに笑っていられることが私の願いです!

―― 長岡ひろみさんにとって夢とは。

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最初は少しづつ動いてみると、だんだん形になってきます。
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