日本おひるねアート協会認定講師兼・アーティスト/松田薫さんインタビュー

なぜ、あなたは輝きはじめたのですか?
たくさんあるアートの中で特にカワイイと思いファンになったのは、後に日本おひるねアート協会を立ち上げた青木水理(あおきみのり)さんによるブログでした。
そんな中、日本おひるねアート協会の講師養成講座が大阪で開催されることに。
二男を出産後、産後うつを患っていたこともあり、迷いや不安を抱えながら講師養成講座を受講しました。
しかし受講してみると、とても楽しくて産後うつもどんどん良くなっていったんです。
私の症状が改善したように、おひねるアートの撮影会に来てみたら楽しくて気分が晴れたという方がいるかもしれないと思い、本格的に活動を始めました。
アイデア満載アートでカワイイ赤ちゃん写真を!日本おひるねアート協会認定講師兼アーティスト・松田薫さん
―― 現在の活動内容について教えてください。
日本おひるねアート協会認定の講師兼アーティストとして、赤ちゃんの「おひるねアート」撮影会を開催しています。
おひるねアートは、布や小物を使って床面に背景を作り、そこに赤ちゃんを寝転がらせて撮影するという手法です。
主にショッピングモールやデパート、公共施設などのイベントで撮影会を行っています。
また、赤ちゃんの月齢が上がると、寝転ぶのを嫌がったりおひるねアートのサイズに合わなくなったりすることも。
そこで幅広い年齢層のお子さんに参加してもらえる「おすわりアート」という言葉を発案し、こちらの撮影会も開催しています。
おすわりアートは装飾を施した壁を背景に、座った状態での撮影が可能です。
嫌がるお子さんはお母さんの抱っこでも撮れますし、ご両親と一緒にも撮れるので、気軽に参加してもらいたいですね。
もう一つ、「アルバムカフェ」を開催する活動もしており、富士フイルムイメージングシステムズ(株)認定のアルバム大使マスター講師を務めています。
アルバムカフェは、フォトフレームやアルバムを作って、みんなで楽しく写真整理をするという講座です。
写真を撮ったままにしないで形にして残しましょうという活動になります。
おひるねアートやおすわりアート、アルバムカフェの活動を通して、毎日の彩りを大切に残していくお手伝いをしています。
おひるねアートに魅せられ講師の道へ
―― 現在の活動を始めたきっかけを教えてください。
小物や背景を使って赤ちゃんの写真を撮るというおひるねアートを知ったのは、現在6歳の二男が0歳だった頃。
このような、世界観を作って撮影するという手法は見ているだけでも楽しくて。
その頃は寝相アートという言葉でみなさん作られていて、その方々のブログをカワイイと思って見ていました。
中でも格段にカワイイと思い熱心な読者になったのが、現在、日本おひるねアート協会代表を務める青木のブログだったんです。
当時はまだ協会もなく、彼女は主婦としてブログを運営し子供は私の二男と同じ年齢でした。
ブログでは、その子が作品のモデルとなり育児についても書いていたので親近感もありましたね。
それで私も真似して自宅で子供の寝相アートを撮るようになったんです。
ちょうどその頃、一主婦だった青木が、本を出したり協会を立ち上げたりし始めて、その協会のおひるねアート講師養成講座があることを知りました。
小物の作り方や写真の撮り方など技術的な面に興味はありましたが、講師として働くことはまだ考えていませんでした。
しかも二男を出産後、産後うつになってしまって。
快方に向かっている頃ではありましたが、外に出て講座を受けられるか不安を抱えつつも受講しました。
すると、外で発散する場所ができたことや、カワイイ写真を撮るという楽しみができたことで気持ちが楽になり、産後うつの症状も一気に改善したんです。
―― 一歩踏み出したことで産後うつも良くなったんですね。
技術の習得が目的で講師養成講座を受けられたということですが、実際に講師としてお仕事をしていこうと思ったきっかけはありますか。
初めておひるねアート講師として仕事をしたのは、アルバムカフェの活動を一緒にしていた喜多 圭さんからのお誘いがきっかけです。
アルバムカフェとおひるねアートを一緒にやりませんかと声を掛けていただいて、その後、半年くらい一緒に活動をしました。
一人では不安だったので声を掛けていただいて有り難かったですね。
活動を続けていくうちに、お客様から「楽しかった」とか「ありがとうございます」と言われることが増えてきて。
当時フルタイムの仕事にも就いていましたが、人と接する機会のない業務だったため接客に不慣れな私に対しても、お客様は喜んでくれたのが嬉しかったですね。
そして、私自身が産後うつを経験したこともあり、お客様の中にも気が晴れないのに撮影会に来てみたら一日が楽しかったと、思えるお母さんがいるかもしれない。
自分が活動することで、そういうお客様の助けになれたらいいなという気持ちがどんどん出てきたんです。
そして仕事をフルタイムからパートタイムに減らし、おひるねアートの仕事を本格的にやってみようと思いました。
―― おひるねアートの講師として本格的に活動を進める中、おすわりアートを始めたきっかけは何だったのでしょうか。
おひるねアートはどうしても寝転がるのが苦手な月齢になると取りづらくなってきます。
またお母さん達からは、子供は撮るけれど自分と子供の写真が少ないという声が多くありまして。
そこで、座って撮れるおすわりアートならば、大きくなっても撮れるしお母さんと一緒にも撮れると思ったんです。
「おひるねアート」に対しての「おすわりアート」という言い方が分かりやすいと思い発案しました。
すると協会内でも、おひるねアートを卒業された後は、おすわりアートで撮影してもらおうという運びになったんです。
まずは、おひるねアート講師を対象とした「おすわりアート講師養成講座」を開講し、その講師を私が担当することになりました。
おすわりアートをもっと世間の方に知っていただいて、わざわざ写真館に行かなくても、お買い物のついでにイベントなどでも気軽に写真を撮ってもらえたらと思っています。
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この記事のシャイニスタ

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