魅せる防災備蓄収納・暮らしコーディネーター/三原麻弓さんインタビュー

なぜ、あなたは輝きはじめたのですか?
引っ越しを機に整理収納アドバイザーの方の講座に参加して、知識があれば片づけができるということに驚き、学び始め資格を取得。
その後入社した会社で片づけの実践やセミナーを担当した経験がベースとなり現在の活動につながっています。
女性目線で整理収納、防災を伝える。暮らしコーディネーター・三原麻弓さん
―― 現在の活動内容について教えてください。
整理収納アドバイザーという資格を持ち、家事代行業社に所属しながらお片付けのプロとしてお客様宅の収納やセミナー講師活動を行っています。
また個人活動としても防災備蓄収納プランナー協会最高位のマスタープランナーとしての認定講座、防災や備蓄と収納のオリジナルセミナーを行う講師活動もしています。
―― たくさんの資格をお持ちなのですね。
最初は整理収納アドバイザーの資格取得でした。その後、防災備蓄収納プランナーの資格を順に取っていき、現在は最高位のマスタープランナーになりました。
防災士、ひょうご防災リーダー、住宅収納スペシャリスト、ルームスタイリスト、骨格スタイルアドバイザー2級等々、収納や防災に関する学びを深めるうちに自然と多くの資格取得につながっていった感じです。
いくつになっても学ぶ楽しさ、知識が増えていく満足感や充実感は大きいものですし、幅広い知識を持つことで仕事にも深みや幅ができてきたのだと思います。
「お片付けができない人」から脱却したくて
―― 現在の活動を始めたきっかけを教えていただけますか?
そもそもは私自身が「お片付けが全くできない人」だったんですよ。
元々表面的な装飾は大好きだったので家の中もインテリアや見た目にはこだわってはいたのですが、引き出しの中や収納に関しては全く無頓着。
いつもモノを片っ端から詰め込むだけで必要な時には何がどこにあるのかわからない…という状況。5回目の引っ越しの際に、これではいけないと思い立ち、たまたま目にした整理収納アドバイザーの方のセミナーを受講しました。
そこで知識があれば片づけることができる!ということを知り目からウロコでした。
その先生のセミナーを何度も受講するようになり4年前に整理収納アドバイザーの資格を取得。せっかく合格したので何かに役立てたくなり、試験に合格したその日にネットで探した家事代行会社の面接を受けました。
採用された会社ではすぐに講座を担当させてもらえるなど資格を活かせる仕事の経験を積ませていただきました。
その後アドバイザーの先輩方が立ち上げた、一般社団法人防災備蓄収納プランナー協会に参加し、マスタープランナーまで取得したことで防災収納にも広がっていった感じです。
自分自身も阪神淡路大震災を経験しましたので、片づけに防災知識をプラスする必要性を実感しそのことを広める活動を続けています。
先生、会社との出会いが現在のベースに
―― 現在の活動をする中で、転機となった人との出会いや出来事はありますか?
やはり最初にセミナーを受講した、収納アドバイザーの先生ですね。一般向けの1Day講座だったのですが、先生の話し方や人柄もとても魅力的で引き込まれたことも大きかったと思います。
5年前の5回目の引っ越し時点に無料セミナーに参加できたこと。整理収納アドバイザーという資格と「整理収納」理論を知ったことは今までの人生を変えるきっかけになりました。
また資格に合格したその日にマッチングできた家事代行会社との出会いももちろん大きいです。
起業して活躍されている収納アドバイザーさんもたくさんいらっしゃいますが、私の場合は会社が受けた講座のオファーや片づけ依頼を担当させてもらうことで、効率的に貴重な経験をさせてもらえましたし、そこからのつながりで個人依頼も多くいただけるようになりました。
自立を目指している方にもは仕事のスタンスには色々な方法があるということもお伝えしたいですね。
―― 阪神淡路大震災も経験されたのですね。
神戸市灘区の自宅で被災しました。その経験から防災や備蓄の知識もなく準備をしていなかったら災害時に生きていけない、ということを強く実感しました。
その経験も踏まえてより実践的で女性目線、主婦目線の防災知識、また収納と防災をプラスした学びの必要性を感じて防災士資格にチャレンジすることにもつながりましたので、震災は色々な意味でも大きな出来事でしたね。
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