「オフィス FP Lino」代表・ファイナンシャルプランナー/平井祥子さんインタビュー

なぜ、あなたは輝きはじめたのですか?
その後、周りの知人やママ友から相談されて、お金の知識を伝える機会が増えました。
毎回とても感謝されるので、たくさんの方がお金に関して不安を抱いている事、お金について知りたくても学ぶ場所が無い事を実感したんです。
その事が大きなきっかけとなり、資格を活かして起業することにしました。
女性が抱えるお金の不安を解消!ファイナンシャルプランナー/平井祥子さん
―― 現在の活動内容について教えてください。
2018年春に「オフィス FP Lino(リノ)」を立ち上げ、家計・教育資金・起業・扶養・投資・老後資金など、多岐に渡るお金の情報を分かりやすくお伝えする独立系ファイナンシャルプランナー(保険や証券を販売しない、お客様に寄り添った第三者目線でライフプランをご提案できる存在)として活動中です。
生涯で必要なお金の計算を得意としており、「お金の未来年表」でご家庭の将来を目視化。
主に、お金について知りたいのに学ぶ場所が無かったママや起業女性を対象に、ご相談に乗っています。
自主開催のセミナーや個別相談はオンラインで全国どこからでも参加・対応可能でして、忙しくて時間が取れないママや女性にとても好評なんです。
ご依頼によっては、カフェで相談をお受けする事もありますし、会議室・セミナールームをお持ちの企業様のところへ出向いてセミナーを開く事もありますね。
他にも、マイナビニュースや保険市場での執筆、ブログ内でのコラムなどで、お金に関する情報を精力的に発信。
また、お金と心理面の関係に注目し、お金と上手に付き合っていく方法を日々研究しています。
結婚でお金の不安に直面
―― 活動を始めたきっかけは何だったんでしょうか。
もともと、経済学部出身ではありませんし、金融機関で働いていた訳でも無いんです。
大学時代は理系で、地球科学を研究。
卒業後は大手通信会社にエンジニアとして就職し、結婚して退職するまで開発業務に携わる日々だったので、お金と経済について学ぶきっかけがありませんでした。
退職後すぐに主人の転勤先である徳島での結婚生活がスタートし、その時初めて、お金に対して危機感を持ったんです。
家計を預かる責任ある立場でありながら、お金の知識が無いばかりに何が正解なのか全く分からない状況に愕然としまして。
この先何十年とある結婚生活をモヤモヤした気持ちのまま過ごすのは嫌だと思い、派遣社員をしながら勉強して、2013年にファイナンシャルプランナーの資格を取得。
お金の知識を得て実行すると不安が取り除かれ、家計が整い、心も落ち着きました。
―― 最初は、ご自身のために資格を取得したんですね。
そこから、仕事にしようと思ったのはなぜですか?
資格を取得後、お金の事で悩む周りの知人や子育て中のママ達に相談され、自分が勉強した知識を教える事が増えたんです。
どうしたら良いかプランを立ててお伝えする度に皆さんからとても感謝され、自分がそうだったように、たくさんの方がお金の不安を抱えているんだと分かりました。
また同時に、お金の事を知りたいと思っても学ぶ場所がない、という事も実感。
そんな経験を重ねながら過ごした徳島での9年間に二度出産をし、2017年3月に、再び主人の転勤で大阪に引っ越したんです。
この時、二人目はまだ赤ちゃんでした。
大阪での生活も落ち着いてきた頃、今後の自分の人生や仕事について考えるようになり、「いずれは何かしたい」と思うようになりまして。
そんなある時、吹田市の男女参画センターで開催された女性のための「創業応援」というセミナーに参加し、実際に起業する方法を学んだ事で背中を押されました。
そして自分に出来ることは何かを考えた時、徳島での経験から需要を実感したこともあって、ファイナンシャルプランナーの資格を活かし起業する事に決めたんです。
1 2
この記事のシャイニスタ

いいね ! しよう