ボタニカルブランド「ROCK&BOTANICA」オーナー・末川牧子さんインタビュー

なぜ、あなたは輝きはじめたのですか?
その出会いがきっかけで、自身で、「ROCK&BOTANICA(ロックアンドボタニカ)」というブランドを立ち上げることに。
Facebookを通じて色んな方と出会う中で、商品を売るだけではなくそこにある想いを伝えるブランディングの力や、そういった想いを持って生きることの大切さを学び、それを多くの女性に伝えていきたいと思ったんです。
「ROCK&BOTANICA」の企画&販売まで行う末川牧子さん
―― 現在の活動内容について教えて下さい。
これまでの活動のメインで、そして今も継続してやっているのは、グラフィックデザインと、ブランディングです。
それに加えて、2017年の11月に、ボタニカルブランドの「ROCK&BOTANICA」を立ち上げて商品を作ったので、それの宣伝などに力を入れるようになりました。
「ROCK&BOTANICA」はブランド名で、その中の「メディテーショントリートメント」という、植物を使ったプロダクトをひとつだけ作ってデザインから企画&販売まで自分でしています。
インドの「カシアアウリクラタ」というハーブを使った、基本的にどなたでもオールマイティに、安心して使えるトリートメント。
髪や顔のパック、あとはお風呂に入れるなどという使い方も出来ます。
パッケージも自分で手掛けたデザインなんですが、2018年に、新たにパッケージをリニューアルしたので、これからどんどん力を入れてきたいなと思っているところです。
また、「昇る太陽のヘナの会」という会を立ち上げて、ヘナセラピストとして、ヘナのワークショップの主催と講師の活動もしています。
一見別々の活動なんですが、グラフィックで興味を持ってくださった方から、ヘナに関するお仕事を頂いたり、逆にヘナ関連からグラフィックのお仕事を頂いたりなど、どんどん活動が広がっていっています。
ヘナとの出会い、そして気付いたブランディングの大切さ
―― 「ROCK&BOTANICA」を立ち上げようと思ったきっかけはなんですか?
もともと、フリーのグラフィックデザイナーとして働いていたんですが、自分の仕事の売り上げに悩んでいたときに、たまたま友人の紹介でバイトにいったところがアーユルヴェーダ(インドの伝統医学)の理念をもとに、インドからハーブを取り寄せヘアケア商品を作っている会社だったんです。
最初はバイトとして雇ってもらったんですが、社長と専務に気に入られまして、入って1,2ヶ月で、正社員にならないかっていうお声がかかりました。
そこでアーユルヴェーダや、ヘナ、セラピストのこと、デザインの仕事、広報、商品管理など、そのあたりを社員になって1年間で全部取り組んだんです。
そして退社後も、その会社のパッケージや、リーフレットなどのお仕事は継続していただきながら、1年間で得たヘナの知識をもとに、ヘナの代理店とワークショップなど、ヘナセラピストとしてのお仕事も始めるようになりました。
―― それがヘナを始めとしたインドハーブとの出会いだったんですね。
そうですね。
それと並行して、自分自身ブランディングのことについて学び始めた時期でもありました。
商品を売る会社には、販売という目的だけではなく、何か伝えたいメッセージがあるということを知り、チラシやロゴマークだけをただ作るだけではなく、コンセプトとメッセージを形にすることの重要性に気づくようになりました。
私自身が実際に商品を作ることによって、そういった商品を作る側の気持ちを理解し、サービスに繋げることができると思ったんですね。
そこで得たことを今後のクライアントさんにお伝えしていきたいという、そういう気持ちもあって、「ROCK&BOTANICA」を立ち上げようと思いました。
―― フリーでグラフィックデザインをしようと思ったきっかけはなんだったんですか?
最初はアパレルのデザイナーにずっとなりたくて、専門学校を出て、アパレルデザイナーになったんですけど、長男が生まれたときに、できるだけ子供の成長を確かめながら
育てたいと、拘束時間の長い勤めていたアパレル会社を退職しました。
その時お世話になっていた広告代理店の方に、「グラフィックデザインだったらMACができるようになったら家でも仕事できるよ」って教えてもらって、たまたまMACを教えて貰えるという、リフォーム会社さんに勤めることになったんです。
2年間勉強させてもらった後、退職時にMACを貰えることになりました。
その後、知人に美容師さんや、お店を経営している人がいたので、チラシ作成などのお仕事をいただき、フリーランスとして仕事を始めました。
最初は手探りだったのでなかなか苦労しました。
案件をお聞きし「わかりました!」とクライアント様には返事をし、打合せの帰りに本屋さんに向かって、その案件に合わせた本を買い、マスターし、納品するという感じの毎日でした。
そうやってコツコツ続けていたら、最初に「MACがあったら家でも仕事ができる」と声をかけて下さった広告代理店の方から、アウトソーシングのスタッフとしてお仕事をいただくことになり、そこから徐々に他の会社さんからも依頼をいただけるようになりました。
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