キャンドル作家兼講師・齋藤由紀子さんインタビュー

キャンドル作家兼講師として活躍中の、シャイニスタNo.022齋藤 由紀子さん。 助産師からの転身、活動内容、キャンドルへの熱い想いについて伺いました。 子育てと両立しながらも、止む事のない物作りへの探究心に要注目です。
シャイニスタ
齋藤 由紀子 (さいとう ゆきこ)
キャンドル作家兼講師

なぜ、あなたは輝き始めたのですか?

助産師の仕事にブランクを空けたく無くて面接に行った時、面接官に厳しい言葉を言われて傷つき、復職を諦めることにしました。
そうして子育てに専念していた時期に、キャンドル制作の体験教室に行ったんです。
そこで、あまりの楽しさに衝撃を受けて「これだ!」と思い、キャンドルスクールに通う事に決めました。

齋藤 由紀子

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キャンドルを作って灯す魅力を伝える!キャンドル作家&講師・齋藤 由紀子さん

齋藤由紀子 取材02
── 齋藤さんの、現在の活動内容について教えてください。
韓国発祥のソイワックスペーストを絞って花を形作る「ソイフラワーキャンドル」、本物のようなケーキを形作る「ソイPキャンドル」、繊細なレースを重ねたような「レースキャンドル」の、3種類のキャンドル制作を教える講師として活動しています。

日本ソイフラワー協会を介して、それぞれの資格を取得しました。
協会に所属しての講師活動となり、お客様からの依頼があれば、協会のテキストとキットを使用した自宅でのマンツーマンレッスンを行っています。
齋藤由紀子 活動写真01
今後は、ナイフでカットしてデザインを施す「カービングキャンドル(別名:ハワイアンキャンドル)」も、取り入れて行こうと勉強を始めた所です。

また、講師としてだけでなく、キャンドル作家「tomori 灯(トモリ)」としても活動中でして。
SNSからの直接注文、ハンドメイドマーケット・minne(ミンネ)での販売、個人店への委託販売、卸売り販売など、まだ駆け出しなんですが少しずつ活動の場が広がってきています。

復職の断念とキャンドルとの出会い


── 最初に活動を始めようと思ったきっかけは、何でしたか?
もともと助産師、看護師、保健師の資格を持っていて、結婚して一人目を妊娠中の28歳で退職するまで、産科の看護師として2年、助産師としては3年働きました。
助産師は続けたかったので、1人目を出産後に、同期に遅れを取るのが怖くてすぐに復職しようと思ったんです。

両実家ともに遠方で頼れないことから、最初は託児付きのところに面接へ行きました。
しかし、日勤だけとなると給料面で折り合いがつかず、その時は諦めて2人目を出産したんですが、やはりブランクが怖くてすぐにまた別の個人クリニックへ面接に行ったんです。

そこで面接官から、「何でこんなに小さい子供たちがいて働くの?経済的に働かなくて良いなら側で見ていてあげなさい」と言われて、物凄くショックを受けました。

── 自分でも分かっている部分を指摘されると、とても傷つきますよね。
そうなんです。
自分としては子育ては楽しかったし、助産師としてのブランクを空けたくなかったから働きたいと言う気持ちだったので。
しばらく立ち直れず、そんな風に思われている職場では働きたくないと思い、復職は諦めたんです。

そうして子育てに専念している時に、子連れOKのクレイフラワー教室に通いだして、昔から物作りが大好きだったこともありどっぷりハマりました。
最初はクレイフラワーの先生になろうかと思っていたんですが、市販のボタニカルキャンドルが9,000円で売られているのを見つけて、高いので体験教室へ行って自分で作ってみようと考えたんです。

すると、その衝撃的な楽しさが自分の中でヒットし、「これだ!」と思い、その日にキャンドルスクールに通うことに決めて、資格を取得しました。

── そこから講師活動へと繋がっていったんですね。
キャンドル作家として、制作販売するようになった経緯を教えてください。

講師活動を始める傍ら、自分が作ったキャンドルをインスタグラムなどSNSで細々と発信していると、販売して欲しいという問い合わせが来るようになったんです。
お客様とは、直接メールでやり取りさせていただいて販売する形で売り始めました。
齋藤由紀子 活動写真03
中でも、レンガやコンクリートをリアルに再現したオリジナルブランドの「男前キャンドル」が評判になって、SNSでtomoriという名前が広がるきっかけとなりましたね。
そのうちに、堺市のBAUMさんという家具屋さんから、インスタにアップしていた男前キャンドルを販売させて欲しいという依頼をいただき、まとまって卸すことになりました。

また、地元が長野県なんですが、行きつけの美容院でキャンドルを販売したいと声をかけていただき、委託販売をさせてもらっています。
最近では、minnneでの販売も開始しました。

── 今後は、講師よりも作家活動が増えて行きそうですか?
販売する数としては、そこまで多くはないので。
後々はメインをキャンドル教室にしたいので、制作販売はその為の土台作りという感じですね。

教室をするにあたっては、オリジナル作品を開拓して教材を自分で制作しなければならず、まだまだ発展途上なんです。
キャンドル作家として、もっとオリジナルを増やしていき、腕を磨きたいと思っています。

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この記事のシャイニスタ

キャンドル作家兼講師
齋藤 由紀子 (さいとう ゆきこ)
夢は動かなければ叶いません。人生一度きり。是非一歩を踏み出してみませんか?
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