山本 理恵さん シャイニスタNo.015

子育てママのためのボイストレーニング教室「ハッピーボイスワーク」を主宰している、シャイニスタNo.015の山本理恵さん。 看護師として働きながらも「歌」を仕事にしたきっかけや、活動内容などについてうかがいました。
シャイニスタ
シャイニスタNo.015 山本理恵

なぜ、あなたは輝きはじめたのですか?

看護師仲間とユニットを組み、妊娠中や産後もライブ活動を続けていました。
産後におんぶ紐で子どもを背負って歌う姿が衝撃的だったようで、ライブを見たママたちから「勇気をもらいました」「私も歌いたい!」などと、声をかけられるようになって。
そこから、子育て中のママが気軽に通えるボイストレーニング教室を開きたいと思うようになりました。

山本理恵

看護師の仕事とパワフルに両立!ボイストレーナー・山本理恵さんの挑戦

山本理恵 活動内容01

── 現在の活動内容について、教えてください。

看護師として、平日の5時頃までは病棟で働いているのと共に、「ハッピーボイスワーク」という子育てママのためのボイストレーニング教室を、月に3~4回開いています。
ハッピーボイスワークの定員数は、ひとつのレッスンで最大10組まで。
子ども同伴でも気兼ねなく参加いただけるように、レッスン中のママと一緒に歌いたい子どもも受け入れるなど、参加者みんなが自由に楽しめる教室づくりをしています。

私には3人の子どもがいるんですが、一番下の子どもがまだ小さいため、堺市の自宅から車に乗って1時間以内で行けるところを教室のエリアにしています。
これから子どもの手が離れたら、呼んでいただければ全国どこへでも行きたいと思っています。

── 教室の他には、イベントなどもされているんですか?

私は窓口なんですが、生徒さんが発表する場であるイベントをどんどん受けています。
自己満足だけで完結するのではなく、人に見てもらう場所を提供したいと思っているので。

最初は自信を持てないでいた生徒さんが、人前に出ることで髪型や服装、表情まで変わっていく様子を見るのは、本当に楽しいですね。

看護師としての挫折と生活の変化

山本理恵 取材01
── 看護師と歌の仕事を両立されているとのことですが、それぞれどのような経緯で始められたのでしょうか。

看護学校を卒業後、看護師として3年間務めました。

自分自身が白衣の天使に憧れていたというよりは、苦労してきた母親を安心させるために看護師になりました。
就職後は、最低でも3年以上は働かないといけないと思っていましたね。
しかし、一生懸命働いていた小児心臓外科のICUは、命に大きく関わる環境下ということもあり精神的に参ってしまい、一度看護師を辞めることにしたんです。

病院を辞めた後は、本場の音楽を聞きたいとの思いから、友達と2人で1ヶ月のニューヨーク貧乏旅行をしました。

── ニューヨークでは、歌の勉強をされたんですか?

歌の勉強をするためではなく、ただ歌が好きだったからとの理由でニューヨークに行きました。
その頃は、ボイストレーナーをしようなんて、一切考えていませんでしたね。

帰国後は、美容関係の仕事や喫茶店の雇われ店長をしながら、週末はホテルのラウンジなどで歌のアルバイトを始めました。

もっと歌が上手くなりたくて、ジャズボーカルの勉強をしながらの活動でしたが、まだまだ趣味の延長線上といった感じで。
しばらくはそんな生活が続いたんですが、私が30歳の時に長年付き合っていた彼と結婚し、生活が変化しました。

── 結婚に伴い、生活のどのようなことが大きく変わりましたか?

これまではずっと関西に住んでいたんですが、旦那さんが転勤族だったため、岡山に1年、静岡に4年と、住家を転々とする暮らしになりました。
その間は子育てに追われていて、産後に少しずつ看護師のパートには復帰したのですが、歌の仕事からは離れることに。

その後、大阪に戻ることになったため家を建てたのですが、旦那さんがまた仙台に転勤が決まり単身赴任することになって。
看護師のパートをしながら、一人で子育てする生活がスタートしたという感じです。

音楽で繋がった運命の出会いが活動のきっかけに

山本理恵 取材02

── 看護師として働きながら、ボイストレーニング教室を始めることになったきっかけを教えてください。

直接的なきっかけは他にあるんですが、歌が何かの役に立つんじゃないかと思い始めたのは、子育て真っ最中のことでした。

子どものイヤイヤ期などで大変なとき、よく友達に「理恵ちゃんは、何でそんなに元気なの?」と聞かれたんです。

そして、自分でもなぜだろうと考えてみたら、「私が元気なのは、きっと歌っているからだ!」との結論に辿り着きました。

私は家事をしている時にもよく歌っていたんですよね。しかも、鼻歌レベルではなくて本気で歌うんです。
そして、しんどい状況であっても自分が元気でいられたことから、呼吸を深くして歌うと健康にも良いんだと気づきました。

以前から看護師として呼吸の大切さを感じることも多く、患者さんの呼吸の浅さが気になってもいたんです。
そこから、呼吸とメンタルの関係性などの勉強や観察をはじめ、現在も音楽に活かすためにこの勉強を続けています。

── 友達にも聞かれるほど元気だったとのことですが、子育てなどで悩んだ時期もあったのでしょうか。

実は、子どもが小さい頃に子育てで行き詰ったことがあり、産後うつのような感じになりました。
山本理恵 取材03
母乳が出なくて、母親失格なんじゃないかと気持ちが沈んでしまったり、ホルモンのバランスが崩れたことで家庭が上手くいかなくなったりして。
今思いだしても涙が出てくるほど辛い時期でした。

そんな時、子どもの頃からずっと歌に支えられていたことを思い出し、「そうだ、私には歌がある」と気づいたことで、辛い時期を乗り越えられました。

── ボイストレーニング教室を始めた、直接的なきっかけは何だったんですか?

西川祐子さんという女性の存在が、とても大きかったですね。

彼女とは、産後パートで復帰した病院の初日に出会ったんですが、看護師をしながらずっと趣味でギターを弾いていた人で、私と良く似ていました。

私を初めて見たとき、彼女も同じ匂いを感じたようで、出会った日のお昼休みに「もしかして、山本さんって何か音楽してる?」と聞かれたんです。
すぐに意気投合して音楽の話で盛り上がり、「二人で一緒に何か活動したいね!」という話になりました。
そこから、『ナーシスターズ』というユニットを組んで、ストリートライブをすることになって。

最初は公園や子育て支援施設で歌っていたんですが、そうやって発信しているうちに色々な方から声がかかるようになり、活動範囲が広がっていきました。

── 転機となった奇跡的な出逢いだったんですね。
そこから現在の活動へと繋がっていったんですか?

山本理恵 活動内容02
看護師として復帰し、しばらくしてからお腹に三男となる子どもが宿ったんですが、妊娠中もライブ活動を続け、産後はおんぶ紐で子どもを背負ったまま歌っていたんです。
その姿がかなりのインパクトだったようで、ママたちから「子育て中でも好きなことを諦めなくてもいいんだと思えました」「勇気をもらいました、私も歌いたいです!」という声が上がるようになって。

そこから、子育て中のママが気兼ねなく通える教室があればいいなという気持ちが湧き上がり、ボイストレーニング教室を立ち上げることにしました。

ボイストレーニング教室自体は他にもたくさんあったので、あえてママが子連れで通える教室に絞ったんですが、今後もし新たな出会いがあれば、活動の幅が広がるかもしれません。

地道な努力で乗り越えた壁

山本理恵 取材04
── ボイストレーニング教室を始めてから、何かの壁にぶつかった経験はありますか?

最初にぶつかった壁は、発信力の弱さですね。
まったく発信力が無かったので、最初の頃は生徒さんがゼロの日も多かったんです。
そこからは、売れている人発信のし方を真似してみるなど、発信力の弱さを乗り越えるために試行錯誤しました。
そのうちに何か出会いがあるだろうと地道に活動を続けていった結果、だんだんと広がっていき、生徒さんがゼロの日は無くなりました。

── 最初の壁が、今までで最大の試練でしたか?

試練というほどではないかもしれませんが、子育てを大事にしながらも、看護師とボイストレーニング教室の仕事を両立することは大変でした。
3人の子どもはみんな男の子なんですが、乳幼児時代は本当にハードで…。
けれども、その頃にしっかり子どもと関わることができたのは良かったし、今は上のお兄ちゃんたちがしっかりしてきたので、安心して仕事に打ち込めるようになってきましたね。

「歌」をとおして広がった世界

山本理恵 活動内容03

── 現在の活動を始めてから、何かご自身に変化はありましたか?

世界が広がったことと、看護師をしているだけでは絶対に出会えなかった人に出会えたことです。
あとは、自分自身が人間的に成長したんじゃないかなとも感じます。

何かの教室を探す時、教えてもらう「人」で選ぶものだと思うんです。

ずっとこの先生と関わりたいと思ってもらえる、そんな居心地の良い場所にするにはどうしたら良いかを考えるようになりました。

── 確かに先生の人柄は重要ですよね。
ボイストレーニングというと、最初は勇気を持って申し込むでしょうし。

そうですよね。歌手を目指す人のため、というような敷居が高いという印象があると思うんです。

教室ではレベルの幅がいろいろあって、スポットライトを浴びたい人、ただ歌いたい人、自信をつけたい人など、それぞれに対応していて、発表会も強制はしません。
一般の主婦の方が「私もやってみようかな」と気軽に思えるように、将来的にはレベルに応じてコース分けもしていきたいと考えています。

今年の春から無料体験を始め、一度レッスンに参加してみてよければ続けられるような体制をつくりました。
その方が、初めてで不安な方も安心できるかなと思ったので。

歌をママたちの仕事に!後世に繋がる夢

山本理恵 取材05
── 山本さんの、今後の夢や目標があれば教えてください。

自分が考えて作り上げた、『ハッピーボイスワーク・オリジナルメソッド』を伝えていってくれる生徒さんを育てたいです。

やっぱり、小さい子どもを抱えた子育て世代のママたちには、同世代の先生がいいんじゃないかなと考えていて。
自分は歳を取っていきますし、バトンタッチして若い世代に引き継いでいってもらいたいですね。
山本理恵 活動内容04

そして現在、教室の生徒さんで構成された『ハッピーボイスマザー』というグループ名で、色々なイベントに出演させてもらっています。
今後はこのような活動をサークルのような形ではなく、レッスンで学んだ歌の技術を活かし、きちんと仕事として報酬をもらえるような形にしていきたいと考えています。
そのうち出演依頼がたくさん来て、『ハピボイ』なんて省略して呼んでもらえるようになって、世の中に浸透していってくれたら嬉しいですね。

── 山本理恵さんにとって夢とは
山本理恵さんにとって夢とは

撮影/松浦静香

この記事のシャイニスタ

山本 理恵
ボイストレーナー
山本 理恵 (やまもと りえ)
本当はやりたかったけど、諦めてしまった夢はありませんか?ママだって夢を持っていい!台所から夢を発信しましょう!
シャイニスタNo.015 山本理恵
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