看護師/リフレクソロジスト・藤井圭子さんインタビュー

リフレクソロジーサロン「Wisteria(ウィステリア)」のオーナーであり、看護師として介護施設に勤務されているシャイニスタNo.011の藤井圭子さん。 活動を始めたきっかけや、ふたつの仕事に対する思いについて詳しくうかがいました。
シャイニスタ
藤井 圭子 (ふじい けいこ)
看護師・リフレクソロジスト

イベントへの参加で「壁」を乗り越える

藤井圭子 取材01
── 現在の活動を始めて、最初にぶつかった壁があれば教えてください。

お客さんをどうやって集めたらいいのか、全く分かりませんでした。
まずは身近な人から体験に来てもらうという形で始めましたが、そもそもリフレクソロジーを知らないという方が多かったですね。
生活していくうえで絶対に必要なものではないので、足もみの重要性や価値を上手く伝えられない時期がありました。

ある時、マルシェのようなイベントがあることを知り、そこに出店するようになってからは、少しずつお客さんの輪が広がっていきました。

── サロンに来店されるのは、どのような顧客層ですか?
藤井圭子 活動内容01
10代から80代ぐらいまで、年齢の幅は広いですね。
自宅サロンでは、男性の方は女性同伴でお願いしているのですが、男女問わずさまざまな方に来ていただいています。

最近は、月1回ほどイベントにも出させてもらっています。
ママ向けや若い世代向けなど、さまざまなイベントに参加するようになりました。
葬儀場でのイベントに出店したこともあるんですが、そこでの来場される方は高齢の方が多く、もっとしてほしいという方はサロンの方へ来てくださることもあります。

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リフレクソロジーは、膝や腰だけじゃなくて、身体の中の循環がよくなるので、よく眠れるようにもなったという声も聞きます。
今までとは違う体調の変化が早く出るので、定期的に来てくれる高齢の方も増えてきました。

ゼロになったときに助けてもらった人との出会い

藤井圭子 取材04

── 現在の活動を始めてから今までで、大きな転機となった出来事や出会いを教えてください。

子どもの具合が悪くなって病院を辞めた時、何もかもゼロになって落ち込みました。
1年間ほどは悩みを抱えたままで…その当時は本当にいろいろな方に助けてもらいました。
そもそも、病院を辞めたことで今の仕事に出会えたので、活動を始めたきっかけとなった出来事こそが一番の転機です。

── 現在、お子さんの体調はいかがですか?

小学校3年生の1年間はほとんど学校に行けない状態だったんですが、今ではすごく元気になりました。
とても親身になって相談にのってくれた、小学校の保健の先生やカウンセラーの先生との出会いは、私たち家族にとっても重要なものでした。

現在、長男は中学生になり、今では部活もしているんですよ。
しかも、自ら希望して運動部に入ったんです。

強くなった子どもの頑張る姿は、私の励みにもなっています。
今までは子どもを生活の中心にしていましたが、最近では徐々に自分自身のことに目を向けられるようになりました。

新たなステージで生まれた最大の試練

藤井圭子 取材06
── 現在の活動を始めてから今までで、一番大きい試練は何でしたか?

最初の壁を越えたことが大きくて、まだ試練という試練は来ていませんが、あえていうならイベントを宣伝するためのラジオ出演です。
自分が初めてイベントを主催する立場になった時、宣伝のために何ができるかを必死に調べてたどり着いたのがラジオだったんです。
一緒にイベントを主催するみんなのためにもと思い、もう一人の仲間とともに出演したんですが、人前でしゃべることは苦手なので、とても勇気がいりました。

看護師という職業柄、どちらかというと人を支える役割をしていたので、自分が人前に出るということは大きな試練でした。

── 活動をとおして、自身の変化などはありましたか?

付き合う人たちが大きく変わりましたね。
病院で働いていたころは、常に限られた人たちと関わっていましたが、今ではさまざまな年代や職業の人と出会う機会が増えました。
自分の中にある木に、いろんな枝ができて、活動の範囲や周りの環境が大きく変わったと感じています。

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この記事のシャイニスタ

看護師・リフレクソロジスト
藤井 圭子 (ふじい けいこ)
まずは、自分がいいなと思うことを見つけ、共感できる仲間を作るところからスタートだと思います。 お互い認め合えたら、素敵なものが出来てくると思います。
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