看護師/リフレクソロジスト・藤井圭子さんインタビュー

なぜ、あなたは輝きはじめたのですか?
それまで、病気の症状を薬だけで抑えるということに疑問を感じていたこともあり、中医学を取り入れたリフレクソロジーにどんどんのめりこんでいきました。
現役看護師のリフレクソロジスト!人々の健康に寄り添う藤井圭子さんの活動
── 現在の活動内容について教えてください。
リフレクソロジーサロン「Wisteria(ウィステリア)」を自宅で開いているのと共に、看護師として介護施設に勤めています。
主に平日の午前中は介護施設へ、午後からはリフレクソロジーサロンをというタイムスケジュールになっています。
リフレクソロジストとしては、イベントに出店をすることもあります。
── 現在のスタイルで活動を始められる前は、どのような仕事をされていたのですか?
ずっと看護師として病院に勤めていました。
私には2人の子どもがいるんですが、1人目も2人目も出産の際には育児休暇を取得したものの、休暇明けにはすぐに職場復帰をして看護師の仕事を続けてきました。
しかし、長男が体調を崩したことをきっかけに、病院を辞めざるを得なくなりました。
── お子さんの病気もあって退職されたんですね。その後、リフレクソロジーと介護という2つの仕事にはどんな経緯があって出会われたのですか?
外に働きに出られなくなったので、まずは勉強しようと思い、ケアマネージャーの資格を取ったんです。
でも、資格を取っても働きに出ることができなかったので、次は自宅で出来る仕事をということでで、リフレクソロジーの勉強を始めました。
そして、自宅に人を呼ぶ形でリフレクソロジーを始めたんですが、仕事としてゼロからやっていけるのかという不安もありました。
そんな時に「空いた時間に、介護施設へ働きに来てほしい」という話があり、リフレクソロジーサロンを営みながら介護施設に勤める生活がスタート。
並行して2つの仕事をするようになり、4年が経ちました。
環境の変化と自分の「好き」がきっかけ
── リフレクソロジーサロンを始めようと思われたきっかけは何かあったのですか?
病院で働いていたころは、私自身に冷え性があったり、足がむくみやすかったりして体調が良くなかったんです。
出産後、疲れたときにはリフレクソロジーに通うようになり、大好きなものになりました。
そして、実際に自分が人にできることはないかと考えた時、「自分が好きなことだし、リフレクソロジーをすれば人に喜んでもらえるかな?」と思ったんです。
リフレクソロジーは、足のツボを刺激することによって体内浄化につながり、直接的に健康につながるということにも魅力を感じました。
── 看護師という立場もあって、医学的なことにも興味を持たれていたんですね。
そうですね。子どもが病気をしたとき「薬で治るよ」と言われて、本当にそうかなと半信半疑でした。
その後、別のカウンセリングの先生に会った時、「この子はコミュニケーションが苦手だから、こういう症状が出ているんだよ」と本質的なところを突いてくれた時、すごく腑に落ちたんです。
薬を手助けとして使うのはありだと思いますが、身体の血流をよくして根本的なところから治療していくと考えると、西洋医学に中医学というものを合わせたら、もっと効果が高いのではないのかなと。
子どもが熱を出したら、すぐに下げようとしてしまいがちですが、熱が上がっているのは治そうとしている身体の反応なので、無理やり薬で下げてしまうのはどうかなという疑問を持っていました。
中医学を知ると、この菌をやっつけるための反応で身体が熱を出しているんだと分かってきます。
でも、あまりにも熱が続くと薬で下げてあげたほうがいいかなと思うこともあるので、さじ加減は大事ですね。
── 中医学の知識もあり、看護師の資格も持たれているので、サロンに通われる方は心強いでしょうね。
そうだと思います。介護施設で働いている現役の看護師がリフレクソロジーをしているということで、お客さんも心を開いてくれることがあります。
この記事のシャイニスタ

いいね ! しよう