お菓子教室Petit Four(プティフール)主宰・北野麻紀子さんインタビュー

シャイニスタNo.008の北野麻紀子さんは、アイシンググッキーやデコレーションケーキ・フラワーケーキなどのお菓子教室を自宅で開く「サロネーゼ」の活動を中心に活躍。 活動を始めたきっかけや乗り越えてきた壁、今後の夢などについて伺いました。
シャイニスタ
北野 麻紀子
北野 麻紀子 (きたの まきこ)
お菓子教室Petit Four(プティフール)主宰

再スタートのきっかけは「自宅マルシェ」への誘い

北野麻紀子 取材03
──専業主婦となってからお菓子の道へ戻ったのには、何かきっかけがあったのでしょうか?

ありましたね。二人目の子どもがまだ0歳の時です。
最初はお菓子教室ではなく、お菓子を作って販売するお菓子作家としての活動でした。
近所に自宅でマルシェをされている方がいて、「お菓子があると集客率があがるし、作れるなら出して見ない?」と声をかけられたのがきっかけです。

お菓子を販売するにあたって保健所の許可が必要なんですが、自宅では無理なのでわざわざ許可がおりている工房を探し当て、毎回車で20分かけてそこまで作りに行くのが大変でしたね。

使用料がかかったり、売り上げの数パーセントを渡さなければならず、手元に残ったわずかな収入も次回の材料を買って終わりというような、ビジネスというよりも趣味の延長といった感じで。
けれどその時は、周りのママさん達の求めているお菓子をお渡し出来る喜びがあったので、2年間続けました。
北野麻紀子 活動内容02
──お菓子作家を辞めてお菓子教室をしよう、と思ったきっかけは何かあったんでしょうか。

お客さんの一人にバリバリと活躍している女性起業家の方がいて、ある時その方にお菓子教室を始めたらどうかとアドバイスをされたんです。
「作家として販売するのは大変だし、材料代などで手元に残らないでしょう?

教室を開いて軌道に乗せる方がビジネスとして成功するよ」と言ってくれました。
言われた時は、ずっと職人畑でやってきた自分がいきなり人に教えるなんて無理だと考え、全く自信がありませんでした。

しかしその時に「やってみないことには誰だって自信なんかつかない。とにかくスタートする事が大切」と言われて、頭の片隅に思ってもみなかった教室というジャンルが出来て意識するようになり、タイミングを見て教室を始めました。

──人に何かを教える仕事を始めるにあたり、最初は不安などありましたか?

そこは、友達に助けられましたね。
最初はママ友とその周りのお友達といった身近なところから声をかけさせてもらって、そのあとはFacebookやブログ、InstagramなどのSNSで徐々に広がっていったという感じです。
場数を踏ませてもらって、講師としての経験を積むことが出来ました。

最大の試練が人生のターニングポイントに

──現在の活動を始めてから、壁を感じた経験はありましたか?

お菓子作家を始めた頃は、赤ちゃんを抱えた状況での活動だったため、両実家の両親にはかなり協力してもらいました。
仕事の度にどちらかの祖父母に預けるような形にしていたので、その協力無しでは乗り切れませんでした。
北野麻紀子 取材04
──活動を始めてから現在に至るまでの最大の試練は何でしたか。

オーダーが混みあった時期に、子供が寝てから自宅で深夜作業までするようになり、倒れてしまったことがあるんです。
その時、ちょうど息子が風邪をこじらせて入院していたんですが、その二部屋隣で私も入院することになってしまって。

そして入院をきっかけに、家庭と仕事のバランスが取れていな事とや、仕事ばかりしたかったわけではない事に気付いて、頭の片隅にあった教室というものを真剣に考えるようになりました。
この出来事は、実際にお菓子教室を始めるために動き出す、大きなターニングポイントだったとも言えます。

──試練を越えた先にターニングポイントがあったんですね。出来事の他に、人との出会いが大きな転機となった経験はありますか?

最初の頃はオーダーをなかなか断われず、オーダー販売と教室を並行していたんですが、パンのサロネーゼをしている先輩にしっかりとシフトチェンジするように言われて、徐々に作家活動を手放していって完全に講師活動一本に絞ることができました。

大きな出会いという意味では、その先輩や、最初に教室をするように進めてくれた女性起業家の方も含めて4人居ます。
重要なタイミングで重要な人と出会い、前に進んでいけたと感じています。

──サロネーゼは、家庭と仕事のバランスを重要視する人にはおすすめの環境でしょうか。
北野麻紀子 活動内容01
それは言えると思います。
自分でスケジューリング出来る事が多いので、子どもが保育園の間は急な呼出しにも対応しやすいですし、小学校に上がれば自宅でおかえりと言ってあげられる。

ただし、自宅教室をするに当たって、どのような層のお客様に向けてアプローチするのかを自分で考えなくてはいけません。
何がしたくて、どんな人に来て欲しいか、そのためにはどのようにアピールするのか、という明確な自己プロデュースは本当に大切です。

自身の変化とこれからの「夢」

北野麻紀子 取材07
──活動を通して、何か自分自身の中での変化はありましたか?

前向きな気持ちになって、メンタル的にとても落ち着いたと思います。
心に余裕が出来たことで、あまり子供たちを怒らなくなりました。
以前は自分の感情優先だったのが、ちょっと温厚になったんじゃないかなと感じています。

──最後に、今後の「夢」を教えてください。

自分の中ではまだ漠然としているんですが、お菓子の本を出版したいと考えています。
もちろんレシピも多少は掲載できたらとは思っているのですが、個人的には特に細工系のお菓子が好きなので、見ているだけでも楽しくなるような、『視覚的に楽しめる本』が作れたらと思っています。

家族のことで言うと、結婚してからずっと年に一回は家族旅行をしているんですが、その旅費を自分の収入から出せたらいいなと思います。
子どもが親離れする年齢になってからも、一年に一回は必ず家族旅行が出来たらいいですね。

──北野麻紀子さんにとって夢とは
北野麻紀子さんにとって夢とは

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この記事のシャイニスタ

北野 麻紀子
お菓子教室Petit Four(プティフール)主宰
北野 麻紀子 (きたの まきこ)
「夢」を持っていると毎日が楽しくなります。「夢」を語れば、「夢」は「目標」になります。腹をくくれば、「目標」は現実味を帯びてきます。 貴女の「夢」は何ですか?
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