西原亜希子さん シャイニスタNo.005

シャイニスタ№005の西原亜希子さんが代表理事を務める一般社団法人「神戸親子遊び推進協会」では、子どもへの教育と親子のきずな作りに役立つ「こどもお料理教室」を展開。 この活動を始めたきっかけや、子どもが料理を学ぶメリットなどについて伺いました。
シャイニスタ
西原亜希子
西原亜希子
一般社団法人神戸親子遊び推進協会 代表理事
シャイニスタNo.005 西原亜希子

なぜ、あなたは輝きはじめたのですか?

子どもと遊ぶ時間が激減した時、親子のきずなを深めてくれたのが、親子料理の時間でした。
教育面でもメリットが多く、家族のコミュニケーションにも役立つ「こどもお料理教室」で、たくさんの親子の役に立ちたいと思いました。

西原亜希子

キッチンで親子の絆を!西原亜希子さんが築く新しい教育スタイル

活動写真 西原亜希子01

新しい教育の形をキッチンから伝え、親子の絆づくりにも役立つ「こどもお料理教室」と、その講師養成講座を運営する、一般社団法人「神戸親子遊び推進協会」。

2015年にこの協会を立ち上げ、代表理事を務める西原亜希子さんに、子ども向けの料理教室を始めたいきさつや、転機となる出会い、活動によるご自身の変化などについてうかがいました。
子どもが料理を学ぶ意義について、「学習面」「生きていく力」「親子関係」など、多彩な側面からのお話も必見です。

活動のきっかけは「幸せな体験」

── まず「こどもお料理教室」を運営している「神戸親子遊び推進協会」について、教えていただけますか?

「神戸親子遊び推進協会」は、私が代表理事を務めている一般社団法人です。
親子料理の魅力を伝えたいとの思いから、2015年に立ち上げました。
当協会では、関西を中心とする「とことここどもお料理教室」と、その講師をめざす「講師養成講座」の運営をしています。

── 「こどもお料理教室」を始められたきっかけについて教えてください。
西原亜希子 取材05

私、けっこう教育ママだったんです。
双子の娘が0歳くらいの時から、自分で考えた脳トレ遊びで教育をしていました。
それを知ったママ友から「うちの子にもしてほしい」と言われたことをきっかけに、子どもが3歳の時、「脳トレ遊び教室」を始めました。
しかし、それまでは普通の専業主婦だったので、教室を始めたことで、わが子と遊ぶ時間が激減。

子どもの寝顔を見ながら、「ごめんね。ママ、明日はちゃんと遊んであげるからね」と、毎晩泣いていました。
だけど結局、また次の日も子どもと遊ぶ時間をつくれないということを、ずっと繰り返していました。

そんなある日、子どもがごはん作りを「お手伝いしたい」と言ってきたんです。
いつもは断っていたけれど、ちょっとやらせてみようかなと思い、初めて子どもと台所に並んで料理したところ、すごく幸せで…。

テレビも携帯も抜きで、親子3人がしっかりと向き合っているという実感がありました。
その後も親子クッキングの日々を続けたところ、いつのまにか子どもがお料理上手になり、本当の戦力になったんです。

そこで友達に、「親子クッキング、すごくいいよ。あっという間に子どもが料理上手になったわ」と言ったら、「3、4歳の子どもと料理なんて絶対できない」という反応。
「じゃあ、私が教室をして子どもたちの腕を上げたら、ママたちは助かるんじゃないかな」と思ったのが、「こどもお料理教室」を始めたきっかけです。

子どもが料理を学ぶことの意義

西原亜希子 取材02

── 「とことここどもお料理教室」には何歳から入れますか?

4歳から12歳、小学生までです。
月謝性ではなく登録制なので、いつでも来たい時に来たらいいよというシステムにしています。

生徒の人数は、1回の教室で平均5~6人。
これくらいの人数であれば、子どもたちは自分が今、何のためにこの作業をしているのか理解しやすいため、「作業の一部を担当した」ではなく「自分で料理を作った」という達成感を持つことができます。
さらに、これをするために何をしなければならないという「想像力」や「考える力」もつくんです。

── お料理を覚えるだけでなく、そこからいろいろなことが学べるんですね。

そうです。
料理には教育のすべてが詰まっているんですよ。
レシピでは漢字も使いますので、子どもたちは習っていない字もここで覚えられます。
また、子どもに「100グラム計って」「大さじ3入れて」と言うと、初めは遠回りの作業になっても、自分の頭で考えて動くから、足し算や掛け算の原理まで理解していくんです。
料理の過程には、理科の実験に通じる部分も多いですし、学習面ではパーフェクトに近いくらいバランスよく学べます。

また、人から「おいしい」と褒められることで自信がつき、自分のことが好きになります。
子どものときに、そういう成功体験をしっかり学ぶことで、「生きていく力」もついていくと思うんです。
ですから、「とことここどもお料理教室」は、学習面と生きていく力の両方を自然に学べることが、一番の魅力です。

西原亜希子 取材03

── 子どもが料理をできるようになると、親子関係も変わりますか?

子どもが小さいうちは、親子でしっかり向き合いながら、楽しい時間が過ごせます。
子どもが成長し、思春期の難しい時期を迎えた時も、一緒にキッチンに立てば、子どもにとって切り出しにくい相談事や、親にとって気になるけど聞きにくい話などが、「これ、味見して」など他愛ない料理の会話の合間に、「そういえば…」と話しやすくなりますよね。
「ながら会話」ができる素晴らしさも含めて、キッチンはコミュニケーションの場として最高です。

── 「とことここどもお料理教室」は多くの教室がありますね。一つの教室に何人くらい登録数があるのでしょう?

それぞれの教室は、当協会の講師養成講座を受けた方が講師となり、個人事業主として活躍されています。
講師には、幼稚園か小学生くらいの子どもがいるアラフォーのママが多いですが、独身のOLさんや、還暦を過ぎた方もいて、登録数はそれぞれの働き方に合わせてもらっています。
ですから、100人を超えるところもあれば、すごく少ないところもあります。

転機となった2つの出会い

活動写真 西原亜希子03

── 「こども料理教室」を始めた時、壁を感じたことはありますか?

最初の1年は生徒が5人しかいなくて、集客に苦労しました。
でも、根拠はないけれど自信がありましたから、「子どもが料理を作れると、こんなに楽でハッピーだよ」という日々をFacebookで発信。
すると2年目くらいに、ある団体が入ってくれて、「こどもお料理教室」の魅力を発信してくれるようになったんです。
それを機に、登録数が激増しました。

── これまでの活動で、転機となった大きな出会いも、その団体ということになりますか?

そうですね。
それともう一つ、当協会で販売している本格こども包丁「未来の匠」の開発に協力してくださった、職人さんとの出会いも大きいです。
西原亜希子 取材04
初めは自社ブランドの製品を作ること自体が目的でしたが、三寿ゞ刃物製作所の職人さんに、「そういうものじゃない」と、安い使い捨て製品とは切れ味も寿命もまったく違う、本物ならではの素晴らしさを教えられたんです。
そこから、「本物」を子どもに伝えたいと考えが変わり、子どもに製品の開発者になってもらうきっかけにもなりました。

仕事のおかげで、住む街の魅力に気づく

西原亜希子 取材01

── これまでに、最大の試練だと感じたことがあれば教えてください。

日々、試練ですよ。
起業するママの注目度が高まっていますが、趣味を仕事にして、さらに組織化すると、営業や多くの人の意見調整など、現場とは別の業務で思った以上に大変になります。
関わる人が増えると責任も大きくなりますし、残念な結果に終わる人間関係もありますし。

でも私、アイデアを考えることがものすごく好きなんです。
こういうことをやりたいと考え、形にして、仲間を募って一緒に楽しむことが好きなので、それが原動力になっていると思います。

── 活動を続けるなかで、新たに手に入れたものや、自身の変化などはありましたか?

自分が住んでいる街、兵庫県に興味をもつようになりました。
この仕事をしていた縁で、包丁の職人さんに出会い、六甲山のことを知り、丹波焼も知り、「兵庫ってこんなにすごい。世界に誇れるものがある」と初めて知りました。

今は自分の街を知り、知ったことを子どもにも大人にも伝えたいという思いが強いです。
ですから、当協会では今、「六甲山の木」「丹波焼」「三木金物」という、兵庫県の3つの名産品を融合させた新商品を開発中です。

この仕事のゴールは「夢の公園」をつくること

── では最後に、今後の夢について教えてください。

一つの夢は、「とことこお料理教室」を全国展開していくことですね。

そして、この仕事の最終地点の夢は、パパが輝ける「公園」をつくることです。
パパが滑り台やブランコなどを作ることができ、子どもを連れて気軽に遊びに行ける公園があれば、男性も自然に育児に参加できるんじゃないかなと。

活動写真 西原亜希子02

そこに畑やログハウスもあり、採れたての野菜で子どもが料理したり、子どもが作った料理を提供したりできるレストランがある空間を構想しています。
今は夢の公園づくりのために、農家さんの元へ畑修行に出ています。

── プライベートでも何か夢はありますか?

今、頭の中の9割が仕事で、プライベートは1割くらいなんです。
職人さんに言われて気づいたんですが、5年生になった子どもはいつのまにか、「親が見てあげる」側から「親を見る」側に変わっているんですよね。
だから、恥ずかしい仕事はできません。

50歳の顔は自分の功績が反映されるそうなので、今から7年後、素敵な50歳になりたいなとは思っています。

── 西原亜希子さんにとっての『夢』とは
西原亜希子さんにとっての夢とは

この記事のシャイニスタ

西原亜希子
一般社団法人神戸親子遊び推進協会 代表理事
西原亜希子
キッチンは、親子のコミュニケーションの最高の場所です。 こどもとお料理の大切さ、知ってみませんか?
シャイニスタNo.005 西原亜希子
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