コミュニティー空間『room4』管理人・林美智世さんインタビュー

なぜ、あなたは輝きはじめたのですか?
そして沸き起こったのは、いろいろな価値観が混ざり合った場所で、『子どもたちの好奇心の芽を育てたい』との思いでした。
神戸で人と夢をつなぐ!林美智世さん流・人生を楽しむ方法
神戸・元町には、世代や国を越えてさまざまな人が集まり、ともに夢を語ったり、チャレンジしたりする「room4」という素敵な場所があります。
そんな「room4」を運営する林美智世さんに、この活動を始めたきっかけや、活動内容などについてうかがいました。
どんな時も楽しむことを忘れず、それでいて常に自然体でいられる生き方にも注目です。
── 現在、どんな活動をされているのですか?
普段の仕事の傍ら、「room4」という活動をしています。
仕事は神戸・元町にある主人の会社で、主人の補佐として、大型船舶エンジンの部品を取り扱う仕事をしていますが、同じビルの4階を、人と人をつなぐコミュニケーションスペースとして開放。
そこでの活動を「room4」と呼んでいます。
── 「room4」の活動内容について、教えてください。
「しごとづくり」と呼んでいて、いろいろな「しごと」を生み出す場が「room4」です。
しごとの「し」にはいろいろな意味があります。
まず、試す場を意味する「試事」、人と人をつなぐ「糸事」、知らないことを知る「知事」、資金を生み出す「資事」…さらに、講師の「し」、生業の「し」などもあります。
生活の激変が活動のきっかけ
── 「room4」を始めたのは、何かきっかけがあったのですか?
きっかけは、主人の会社の2億円の借金ですね。
私はそれまで、青少年の育成に関するNPOのコーディネーターをしていました。
いろいろな国の言葉にふれながら、それらの言語を習得する「多言語活動」を通じ、多くの価値観のなかで、子どもの人間力を育てるなどの活動です。
でも今から2年ほど前、主人の会社が大変になり、人も雇えないため、平日は私も会社で働かなければならなくなりました。
家も都会の三宮から住宅街の北区に引越して、主人の親と同居。
自由に使える時間が減り、窮屈な毎日になりました。
生活が激変するなか、それでも私にできる楽しみを作りたいと考えて注目したのが、自分が働いているすぐ上の4階スペース。
長く放置されたような倉庫だったのですが、ここを人が集まるコミュニティスペースにできたらいいなと片付けたのが、「room4」立ち上げの始まりです。
多世代、多業種、多国籍、多くの価値観…そいうものをごちゃ混ぜにできる環境を作りたいと思いました。
── 「room4」を始める前のNPOの活動は、多言語活動がメインですか?
三宮と学園都市のコーディネーターをしていたのですが、レベル分けも年齢分けもない、多言語活動をベースにしていました。
大人も子どもも一緒になり、子どもが母国語を習得するやり方で多言語を習得するというものです。
学びを通して、さまざまな価値観を受けとめ、自分のことも伝えられるようになる、そんな人を育てる活動をしていました。
ホームステイの受け入れや引率もしていて、自宅へのホームステイの受け入れは14カ国30名以上になります。
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