後藤真弓さん シャイニスタNo.001

神戸の子供たちのために、小説【下町ロケット】のモデルとされる植松努さんの講演会を開くという目的を果たし、2017年春に解散した【こうべ未来プロジェクト】。 その代表・後藤真弓さんに、活動のきっかけや夢の叶え方、子供の夢の応援法等を伺いました。
シャイニスタ
後藤 真弓
後藤 真弓 (ごとう まゆみ)
介護福祉士・介護支援専門員
シャイニスタ 後藤真弓

なぜ、あなたは輝きはじめたのですか?

母子家庭だということでくじけそうになっていた時、テレビで植松努さんの話を聞き、「思うは招く」という言葉に心が動きました。

植松さんの話を、どうしても自分の子供たちに直接聞かせたいと強く思いました。

後藤 真弓

「思うは招く」を実現した主婦!後藤真弓さんの夢の叶え方

植松さんの書籍「どうせ無理」と思っている君へ
神戸の子供たちの夢を後押しするため、小説「下町ロケット」のモデルとして知られる植松電機社長・植松努さんの講演会開催を目的に立ち上がり、2017年春、その夢を叶えて解散した「こうべ未来プロジェクト」。
その代表・後藤真弓さんに、プロジェクトを立ち上げたきっかけや、夢を実現するまでの道のりなどをうかがいました。
子供の夢の応援の仕方や、主婦が夢を実現する方法など、夢を叶えた先輩主婦としてのアドバイスも必見です。

「こうべ未来プロジェクト」発足までの道のり

── まず、「こうべ未来プロジェクト」について教えていただけますか?

「こうべ未来プロジェクト」は、神戸の子供たちに、夢をあきらめない大切さを伝えるために発足しました。
主な活動内容は、「リアル下町ロケット」として知られる「株式会社植松電機」代表取締役・植松努さんの講演会を、神戸の子どもや学生向けに開催することです。
後藤真弓さん取材01

── 後藤さんが「こうべ未来プロジェクト」を立ち上げたきっかけについて、教えてください。

社員20人程の民間企業がロケットエンジンの開発をするなんて、誰もが「無理」と考えるなか、それを見事成功させ、世界の注目を集めたのが、植松努さん率いる「株式会社植松電機」です。
そんな植松さんを紹介するテレビ番組を見て、「思うは招く」という言葉や「だったらこうしてみたら? 」で夢に近づけるという考え方に、とても感動しました。

うちは母子家庭で、くじけそうになる時もあったため、そんな時にどう乗り越えればよいのかアドバイスが欲しいと植松さんに手紙を書いたところ、返事をいただけたんです。
そこで植松さんの話を子どもたちにも聞かせたいと思うようになり、自分の子どもが通っていた小学校の校長先生にも相談しました。
けれど時期的にも予算的に難しいと分かり、一旦は断念。

しかし、その年の夏に姫路で植松さんの講演会が開催されると知り、初めて講演会に参加しました。
そこは1700人くらいの会場でしたが子どもは無料招待で、自分もぜひこのスタイルでやってみたいという思いが芽生えました。
これが、「こうべ未来プロジェクト」立ち上げのきっかけです。

夢を叶えた「人」との出会い

後藤真弓さん取材02

── 実際に講演会を開催するために、どのような行動をとられたのですか?

初めは、子どもの小学校のクラスのお母さん方に声をかけ仲間を募りました。そして、実際に講演会を開催したことのある人に話を聞いてみようということになりました。

そこで、講演会を開催したことのある人のなかでも、ママ団体に絞って探したところ、「くさつ未来プロジェクト」を見つけたんです。
代表の堀江尚子さんにコンタクトを取り、お会いしてお話させていただいたところ、「一緒にやろうよ」と言っていただき、話が進み始めました。

── 「くさつ未来プロジェクト」も、子育て中の主婦の方が立ち上げた団体ですか?

はい。代表の堀江尚子さんが、2006年に育児サークルとして始められた団体です。

── その「くさつ未来プロジェクト」代表・堀江さんと、後藤さんが中心となり、具体的に動き始めたのですね。
代表の堀江さんを中心に「くさつ未来プロジェクト」の副代表・吉川真実さんの協力もあり、後に「こうべ未来プロジェクト」副代表となる林美智世さんや、「エースあそびの学校」代表の西條喜博先生など、SNSを通していろいろな方に声をかけていただきました。
その後、西條先生には顧問になっていただいたので、実際の立ち上げメンバーは神戸市内在住のママばかりです。

2016年11月2日にメンバーが集まり、講演会の会場見学をしたのですが、この時、「こうべ未来プロジェクト」が立ち上がりました。

後藤真弓さん取材07

── メンバーの方は、専業主婦だったり、お仕事をされているママだったりですか?

そうですね。もちろん専業主婦や私のようにフルタイムで仕事をしている人もいますし、自ら事業を立ち上げた仲間もいます。

── 2017年3月31日、神戸で植松さんの講演会が実現しました。参加費は無料ですが、初めから無料の方針だったのでしょうか?

子供は無料招待にして大人の参加費はいくらか集めるつもりでした。
けれど、それでは経済的に厳しい家庭は子どもを連れて来ることができません。
プロジェクトメンバーで話し合いを繰り返し「平等に講演を聴いてもらうためにも、無料開催したほうがいい。」という結論で、無料開催の方針となりました。
そして、当初から、一案として考えていたクラウドファンディングでの資金調達や企業協賛を募り始めました。

── 企業や団体からの協賛金集めは大変だったのでは?

私も含めて、各メンバーが西へ東へと神戸市内に留まらず奔走しました。
確かに大変と言われればそうですが、文字通りこの経験を通してメンバーみんなが「大きく変わる」きっかけとなりました。
企業の皆様、また、個人の方にもご支援いただき、この時につながったご縁は今も繋がり広がり芽吹いています。

── 頑張って夢を実現し、無事に講演会が終了した時の気持ちについて教えてください。

講演会に参加した子供たちに、アンケートに答えてもらったのですが、「僕も何かできるような気がしました」など、とても真剣に聞いてくれたのが伝わってきて、やって良かったと思いました。
自分一人の力ではなく、協賛いただいた方や集まってくれたメンバーのおかげで開催できたことが、なにより嬉しかったです。

── 後藤さんのお子さんも講演会に参加されたんですよね。

一番下の小学生の子どもも参加しましたが、植松さんの話は胸にすとんと入ってきたみたいです。
私からの言葉は素直に聞けない部分があっても、説得力がある人の言葉はすごく心に響いたようでした。

── 講演会開催後の「こうべ未来プロジェクト」の活動についても教えてください。

講演会を開催した2017年3月に、ちょうど植松さんの新刊『「どうせ無理」と思っている君へ』が出版されたので、その本を神戸市内の図書館に寄贈しました。
子供たちがその本を読んで、何か今後の支えになればいいなという思いがあります。

図書館への書籍寄贈

それを最後の活動として、「こうべ未来プロジェクト」は2017年6月に解散しました。
けれど、もともと活動拠点としていた場所「room4」を、副代表だった林さんが夢を叶えたい人が集まり活動できる素敵な場所として開放してくれていて、神戸元町で新たなメンバーと新たな展開が生まれつつあります。

子どもの夢を応援するときに大切なこと

── 思うは招く」という植松さんの考え方にならって、後藤さんも夢を実現されたわけですが、夢に迷いや悩みをもつ主婦の方は少なくありません。
なかでも、子どもが何か夢を見つけた時、どんなかたちで応援してあげればよいか知りたいというママは多くいます。夢を叶えた先輩ママとして、アドバイスいただけますか?

その夢を実際に叶えた人に、どのようにして夢を実現したのか、何が必要だったかなどを聞くのが良いと思います。
身近にそういう人がいれば、その人に聞くといいですね。

大切なのは聞く相手を選ぶこと。
いろいろな考え方の人がいますので、その夢を叶えていない人に否定的なことばかり言われて、夢がしぼんでしまってはいけません。
夢を叶えた人を選んで聞くのが一番というのは、私自身、この活動を通して学んだことです。

── 子どもの示す夢がどんなに大きくても、否定しないことが大事なんですね。

なぜ、その夢を叶えたいのか、どんな思いがあるのか、そこを確かめることが重要です。
植松さんの受け売りですが、例えば子どもが「お医者さんになりたい」と言う場合、その理由は「人助けをしたい」だったりします。
その「人助けをしたい」という夢を叶えるには、お医者さんになる以外にも、救命士や医療器具を作る等、いろいろな方法がありますよね。
ですから、なぜその夢を選んだのかを本質を共に考えることが大切だと思います。
そして、それでもその子が本当にやりたいと言うのであれば、単純には叶えられそうでない夢でも、「だったらこうしてみたら?」で応援してあげれば良いと思います。

後藤真弓さん取材03

── 逆に、「夢はない」という子どももいます。そんな子どもに夢を持たせるには、どうすれば良いでしょう?

夢って、持たないといけないものなのかなと、考えてしまいます。
本当にやりたいことは必ず見つかるはずですから。

でも、「何を夢として選べばいいのか分からない」という子もいると思います。
その場合、いろいろな人に会わせたり、いろいろな所に連れて行ったりして、夢が選びやすくなる機会を与えてあげるのはおすすめです。

ただし、「他の子はもう夢に向かって進んでいるのに、うちの子はまだ…」と比べるのは良くありません。
夢は一つに絞らなくても、いろいろあっても良いですし、子ども自身がいろいろ試すうちに、「これだ!」というものが見つかることもあると思います。

主婦が夢を実現させるには?

── 専業主婦の方のなかには、「社会に出て活躍したい」「趣味を仕事にしたい」などの夢はあるけれど、自信がなくて、初めの一歩が踏み出せないという人もいます。
その場合、何から始めれば良いでしょう?

この場合もやはり、夢を実現した人に聞くのがおすすめです。
自分の夢を口に出して人に伝えることで、同じように夢をもつ仲間や、助けてくれる人が現れると思います。

── 旦那さんが、夢の実現を「無理」と否定する人の場合、あえて言わない方が良いのでしょうか?

でも、旦那さんにやりたいことを伝えて、応援してもらえたら大きな力になりますよね。
理想としては、ずっとずっと言い続けて応援してもらうのが、ベストでしょう。

── それでも、家族の反対などで諦めてしまう人も少なくありません。後藤さんはどのようにモチベーションを保ち、最後まで頑張り通せたのでしょう?

どうしても、植松さんの話をみんなに聞かせたいという思いが強かったからです。
私もくじけそうになることも、実際にくじけてしまうこともありますが、でも本当にやりたいことは忘れられないし、自然と心も体も動いてしまうものです。

モチベーションを上げなければできないことは、本当にやりたいことではないのかもしれません。
そのあたりは、自分の気持ちを確かめながら進めることも大切です。

── 子育てや毎日の生活が大変で、夢をもてない自分に焦りや不安を感じている人もいます。

家庭で子どもを育てることはとても大事だし、すごく素敵なことだと思います。
本当にやりたいことが見つかれば、何歳からでも始められる世の中ですから、人と比べず、自分のやりたいことをやっていけば良いのではないでしょうか。

それに子育てにしても、家事にしても、専業主婦の方はすごくたくさんのことができる点が強み。
自分の家事や料理で、家族の笑顔を守るというのも、とても素敵な夢だと思います。

「夢」は人に語ることが重要

後藤真弓さん取材08

── 後藤さん自身の今後の夢や目標なども教えていただけますか?

先日、「くさつ未来プロジェクト」の植松さん関連イベントで、ロケット教室に行ったところ、子どもに「やったらできる」という自信をつけるような催しだったので、これを神戸でもできたらいいなと思いました。

単発で何かをするというより、できれば次は永続的な活動に携わりたいです。
ただし、私はそんなにがっつり活動できるタイプではないので、マイペースにやっていきたいです。

── 将来的な大きな夢はありますか?

そうですね。みんなが人と比べることなく自分らしく暮らし、自分だけの夢を見つけて、年を取った時に「この人生で良かったな」と自分自身が納得できるような生き方をサポートできたらと思います。

── 最後に、夢を叶えた先輩として、何かを始めたいと考えている女性にメッセージをお願いします。

私の場合、何かをしたいという思いを人に伝えると、「ちょっと無理じゃない?」と答えられることも多かったのですが、夢を叶えた人に伝えると、「できるよ」とたくさんの人が応援してくれました。
叶えたい夢があれば、その夢を理解し応援してくれる人に出会うまで語って人に伝えることが重要。
そうすることで、夢に近づくきっかけが何かしら生まれると思います。

── 後藤真弓さんにとっての『夢』とは

後藤真弓さんの夢とは
輝く女性「シャイニスタ」募集

この記事のシャイニスタ

後藤 真弓
介護福祉士・介護支援専門員
後藤 真弓 (ごとう まゆみ)
今回の活動が初めてでした。 夢はやってみたいこと!応援してくれる人に出会えるまで夢はしゃべろう! 勇気を出して初めの一歩を踏み出してください。
シャイニスタ 後藤真弓
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