バターコーヒーで身体と脳を活性化!自宅で簡単ダイエットレシピ

バターコーヒーとは
バターコーヒーとは、コーヒーにバターとオイルを加えてよく混ぜ合わせた飲み物です。
発案したのはアメリカのIT企業で活躍している起業家、デイヴ・アスプリー氏。
朝食をバターコーヒーに置き換える方法を自ら実践した結果、体重を50キロ減らし、IQ(知能指数)を20ポイントアップさせることに成功しました。
アスプリー氏の著書である「シリコンバレー式自分を変える最強の食事」(ダイヤモンド社)によってバターコーヒーが注目され、海外セレブも実践したとして人気を集めています。
この本の中でアスプリー氏はバターコーヒーを「完全無欠コーヒー」と表現しています。
スポンサーリンク
バターコーヒー発案のヒント
アスプリー氏がバターコーヒーを発案するヒントとなったのは、チベットへ登山に訪れた際の出来事。
標高5000メートル余り、気温はマイナス20℃以下という空気は薄く極寒の環境の中、ゲストハウスで振る舞われた飲み物は「バターティー」でした。
そのバターティーのおかげで、疲れ果てていた気力も体力もすぐに回復することができました。
アスプリー氏はこのバターティーをヒントに、精神面・肉体面で効率的にパフォーマンスをアップさせるための飲み物「バターコーヒー」を発案したのです。
チベットで飲まれているバターティーとは、発酵させた黒茶にヤクのミルクから作られたバターと岩塩を混ぜたもの。
お茶というよりスープのような味わいで、高地で生活するチベットの人たちにとっては大事な栄養補給源なのです。
バターティーは作るのにとても手間のかかるお茶で、バターとお茶が良く溶け合うように、長時間何度も撹拌を繰り返して作ります。
この撹拌を繰り返すという作業はとても重要で、出来上がりの味にも影響があります。
バターコーヒーを作る際にも、このしっかり撹拌をするという作業は重要なポイントとなります。
バターコーヒーの効果
バターコーヒーには、ダイエット効果に加えて脳を活性化させる効果もあり、仕事で成果を上げることができると話題です。
材料となるコーヒーに含まれる成分であるカフェインには、脂肪燃焼効果や眠気を覚ます覚醒作用、脳への刺激により集中力をアップさせる効果があります。
また、クロロゲン酸という成分は体内への脂肪の蓄積を防ぎ、ダイエット効果が期待できるとされています。
混ぜ合わせるバターやオイルの脂肪分のおかげで腹もちが良く、空腹を感じる心配はありません。
脂肪分は消化の速度を緩やかにし、満足感を持続させる働きがあるのです。
アスプリー氏推奨の材料と道具
完全無欠コーヒーと呼ばれるバターコーヒーを作るには、アスプリー氏によって推奨された材料と道具が必要です。
コーヒーは、農薬や化学肥料を使わずに栽培された「オーガニックコーヒー」。
ペーパーフィルターでは香りの成分を含むコーヒーの油分まで、ろ過してしまうため、ドリップする道具は金属の網目の「金属フィルター」を推奨しています。
オイルは「MCTオイル」を使います。
これはココナッツオイルを高純度化したもので、体脂肪を減らす効果のある中鎖脂肪酸の割合が高いオイルです。
そして重要なのがバター。
冷蔵庫にある一般的なバターやマーガリンではなく「グラスフェッドバター」という無塩バターを使用します。
グラスフェッドバターとは
グラスフェッドバターとは、牧草をエサとして飼育された牛の乳から作られたバターのことです。
つまりトウモロコシや麦類、雑穀など、穀類のエサを与えられていないということ。
牛にとってストレスのかからない放牧という形で、牧草だけをエサに飼育された牛から取れるバターは、栄養価が高く塩分が低いという特徴があります。
日本で市販されている一般的なバターはグレインフェッドバターと呼ばれる種類で、穀類をエサとして飼育された牛の乳から作られています。
このグレインフェッドバターの脂肪分には、中性脂肪や悪玉コレステロールを増やす飽和脂肪酸が多く含まれているので、バターコーヒーに使用してもダイエット効果は期待できず、逆に太ってしまう可能性も。
一方、グラスフェッドバターの脂肪分に多く含まれているのは不飽和脂肪酸です。
不飽和脂肪酸はエネルギーとして消費されるので、体内に蓄積されません。中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす効果もある良質な脂肪分なのです。
また、グラスフェッドバターには炭水化物や糖質が含まれていないため、血糖値が上がりにくいという効果も。
炭水化物や糖質を摂取すると血糖値が上がり、体は血糖値を下げるためにインスリンを分泌します。
インスリンは脂肪を蓄積する働きもあるので、太りやすくなってしまうのです。
グラスフェッドバターの日本での取扱量はごくわずか。
スーパーで見かけることはほとんどなく、デパートや成城石井、コストコなどに置いてある場合があり、ネット通販で手に入れることもできます。
バターコーヒーの作り方
バターコーヒーは、その名の通り「バター入りのコーヒー」ですが、美味しくて効果的なバターコーヒーを作るためには、良質なバターを選ぶことと、よく混ぜ合わせるという作業がポイントとなります。
材料
- ホットコーヒー/1カップ
- グラスフェッドバター/大さじ1~2杯
- MCTオイル/大さじ1~2杯
バターコーヒーは、この3つの材料をよく混ぜ合わせるだけで完成です。
混ぜ合わせる作業がとても重要なので、ミキサーやブレンダーを利用してしっかり撹拌しましょう。
撹拌することによって、バターの脂肪分はミセルという乳化された状態となり、体内に吸収されやすくなります。
体内で効率の良い脂肪燃焼サイクルを働かせるためには、バターの脂肪分を吸収されやすい形にしてあげることがポイント。
普段、体にとってのエネルギー源は糖質ですが、糖質がない場合には脂肪分を燃焼させてエネルギーにするのです。
スポンサーリンク
コーヒーにバターを溶かしてスプーンで混ぜるだけの方法ではダイエット効果は期待できず、コーヒーとバターが完全に分離した状態で美味しくありません。
乳化するまでしっかり混ぜ合わせると、バター風味のカフェラテのように美味しく仕上がります。
しっかりと乳化されたバターコーヒーは長時間分離しないので、ゆっくりと味わうこともできるのです。
効果的な飲み方
バターコーヒーの効果的な飲み方は、朝食の代わりに2杯飲むという方法です。
つまり、朝食に置き換える形の「置き換えダイエット」です。
お昼まで空腹感を感じることがなく頭もスッキリと冴え、仕事や勉強に集中することができます。
カフェインには覚醒作用があるので、昼食時や夕食時に飲むと夜眠れなくなったり、バターのカロリーを消費できない可能性もあるので、朝食の時間に飲みましょう。
代用品で試してみよう
アスプリー氏推奨のバターコーヒーに必要な材料や道具を揃えるには、どうしても高額になってしまい取り寄せる手間もかかってしまいます。
日本で生活する主婦の方が、完全無欠コーヒーダイエットの効果を期待しつつ手軽に試すために、代用品を使ってバターコーヒーを再現する方法を紹介します。
コーヒーをインスタントコーヒーで代用
オーガニックコーヒーが手に入らない場合や、コーヒーをドリップする時間のない日には、インスタントコーヒーで代用しましょう。
ドリップコーヒーより味や成分は落ちますが、毎日継続することが大切な置き換えダイエットには便利です。
MCTオイルをココナッツオイルで代用
MCTオイルもココナッツオイルも原料は同じココナッツ。
無味無臭のMCTオイルに比べるとココナッツオイルは特有の甘い風味があるので、それが苦手でなければおすすめです。
たいていのスーパーで手に入り、価格も抑えることができます。
グラスフェッドバターをAOP(またはAOC)認証バターで代用
AOP認証バターとは牛に与えるエサや飼育環境、バターの生産体制までを厳しく管理し、管理基準を満たすことのできた高品質のバターです。
穀類をエサに飼育されている牛のバターの中でも、品質は高く安全性のあるバターです。
アスプリー氏もグラスフェッドバターの代用品として推奨しています。
記事を書いた人

いいね ! しよう