人気のおせち料理は通販?手作り?お正月の食卓事情インフォグラフィックス

あなたは「おせち料理」を買う派?作る派?
日本のお正月に欠かせない「お節料理」。
生活スタイルが多様化する現代では、伝統にならって手作りするのではなく、購入する主婦の方も増えてきています。
ここ数年は、冬のシーズンになるとさまざまなお店やネットでおせち料理の宣伝を目にします。
人気のお店の商品は早い段階で予約完売してしまうという話もめずらしくありません。
しかし、おせちの価格はピンからキリまで幅広く、家族の好みやお財布と相談しながらどれにしようかと考えるのも難題です。
かと言って年末の慌ただしい時に手作りするものなかなか大変。
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実際のところ主婦たちはおせち料理をどうしているのか、全国の主婦100名を対象にアンケートをとりました。
みんなはお正月にどんなお節料理を食べているか、選ぶポイントはどこかなどの質問に答えていただいています。
ぜひ来年のおせち選びの参考にしてみてください。
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購入プラス手作りの混合派が最多
Q:あなたは来年のおせち料理をどうする予定ですか?
- 自分で作る……19%
- 購入する……26%
- 自分でも一部作るが、購入もする……37%
- その他……18%
最も多かったのは作る派でも買う派でもなく“自分でも一部作るが、購入もする”予定だという意見でした。
買うか作るかどちらかに決めてしまうのではなく、忙しさや家族の好みに合わせて臨機応変にするつもりでいる主婦の方が多いようです。
今年、手作りした主婦は少数!
Q:あなたは今年のおせち料理をどうしましたか?
- 自分で作った……17%
- 購入した……27%
- 自分でも一部作って、購入もした……30%
- その他……26%
“自分で作る派”は17%と少なかったものの、他の3項目は約30%とほぼ横並びの結果になりました。
どれにも当てはまらない“その他”の意見が26%と多かったのも気になるところ。
そこで、今年のおせち料理をそのようにした理由について、詳しい内容を聞きました。
それぞれの意見には納得の理由がありました。
自分で作った理由
・作ったほうが安上がりだし、自分や家族の好きな食材をたくさん入れられるから。
・作るのが楽しいし、このくらいはやらなければと思ってしまいます。
・おせちは年に一度の特別な食べ物だと考えていて、自分で作って食べることでその年の健康を願うものだと思うから。
・義母と一緒に作ることになったので、教えてもらうことも含めて作った。
・購入しようと思ったけれど、デパ地下のおせちは予算オーバーだったため諦めた。
・子供たちにも日本の伝統の良さと意味を伝えたいと思っているから。
購入した理由
・作ったおせち料理を家族はあまり喜んでくれず、ネットで美味しそうなおせちセットを見つけたため。
・年末年始は行事が多いので、作る時間がない。
・材料費が高く、購入したほうが経済的。量も多過ぎず、見た目も綺麗でおいしいから。
・一度、百貨店のおせち料理を食べてみたいと思ったから。
・旦那の職場の飲食店で販売していたので付き合いで買った。
・自分で作ることが出来ないので……。
自分でも一部作って、購入もした理由
・自分で全部作るのは大変で、全部買うのも高いので一部作る事にしました。
・購入したものだけでは味気ないというのもありますが、やはり家族が好きなものを食べさせてあげたくて自分でも一部作ります。
・子供が食べてくれない物があるので、食べられるものだけをチョイスして買っています。
・実家の母が昔からそうしていたから。
・購入したおせちは人気ですぐに完食してしまうので、予備の長持ちするおせちは自分で作るようにしています。
・市販のおせち料理が老舗料亭の料理人によって丹精込めて作られたものだと知り、購入もするようになりました。
その他の理由
・私の母がいつも大量に作ってくれるので、毎年それを貰っています。
・夫の実家に食べに行ったので自分では用意していません。
・実家でお正月を迎えるので、毎年お手伝い程度です。
・手間をかけて作っても家族(特に子ども)が食べないので、洋風のおかず(唐揚げ、ミートローフなど)を作り、お正月料理を含んだパーティー料理のようなものを食べました。
・お財布事情が厳しくって…作りも購入もしませんでした。実家にあいさつに行った時にごちそうになりました。
・おせち料理は食べていません。
上限は1万円? 購入者のリアルな予算
Q:おせちを買ったことがある方は、いくらで購入しましたか?
- 5千円以下……17名
- 5千円~1万円……24名
- 1万円~2万円……23名
- 2万円~3万円……8名
- 3万円~4万円……7名
- 4万円~5万円……2名
- 5万円以上……1名
今までおせちを購入したことがある人の中で、最も多かったのは5千円~1万円の金額でした。
全体を通して見てみると、1万円以下が34名、1万円以上が36名とほぼ同数。
1万円以下に抑えて購入する方と同じくらい、ちょっと豪華なおせちを購入する主婦の方もいるようです。
5万円以上の超高級おせちを購入したというリッチな方も1名いました。
購入未経験者はお金にシビア
Q:おせちを買ったことがない方は、いくらまでなら購入を検討しますか?
- 3千円以下……7名
- 3千円~5千円……3名
- 5千円~1万円……11名
- 1万円~2万円……7名
- 2万円以上……2名
購入したことのない方の中で最多だったのは、1万円以内のおせちなら購入を検討してみてもいいとの回答でした。
2番目に多かったのは、なんと3千円以下!
今まで一度もおせちを買ったことのない方は、まだまだ購入に消極的な姿勢だといえます。
一番人気は百貨店!通販購入者も増加中!?
Q:おせちを買ったことがある方は、どこで購入しましたか?
- 百貨店……23名
- スーパー……18名
- 通販……12名
- 料理店……6名
- ショッピングモール……4名
- コンビニ……3名
- 弁当屋……1名
- その他……7名
やはり、一番人気が高かったのは百貨店でした。
2番目に多かったのはスーパーですが、注目したいのは3番目に多かった「通販」です。
年の瀬に予約したおせちをお店まで取りに行ったり、買いに行ったりする手間を考えれば、通販で買うメリットも充分あるといえます。
百貨店やスーパー・コンビニのお節を通販で購入するという主婦の方も増えているようです。
代表的な購入先の詳細は、下記のようになっています。
百貨店 | ・松坂屋 ・大丸 ・そごう ・伊勢丹 ・三越 ・阪神百貨店 ・阪急百貨店 ・近鉄百貨店 ・高島屋 ・大沼 |
スーパー | ・イトーヨーカドー ・西友 ・コープ ・マックスバリュー ・長崎屋 ・虹のマート |
通販 | ・楽天 ・オイシックス ・匠本舗 ・イオンサクワ ・高島屋 通販 ・柿安 ・今半 ・帝国ホテル |
料理店 | ・煌蘭 ・日本橋はんなりや ・魚寅 |
ショッピングモール | ・イオンモール |
コンビニ | ・セブンイレブン ・ローソン ・スリーエフ |
弁当屋 | ・つるや |
その他 | ・生協(パルシステム) ・小僧寿し ・銀の森 |
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定番メニューは好き嫌いが両極端
Q:おせち料理の中で、一番好きなものは何ですか?
- 伊達巻……15名
- 黒豆……14名
- えび……11名
- 栗きんとん……11名
- 数の子……10名
- 紅白かまぼこ……8名
- 昆布巻き……5名
- 紅白なます……3名
- 田作り……3名
【少数派の意見】
いくら、酢だこ、テリーヌ、鴨のロースト、牛肉の八幡巻き、兜焼き、ローストビーフ、毛ガニ、サーモン、松前づけ、筑前煮、くわい、やつがしらの煮物
Q:おせち料理の中で、一番嫌いなものは何ですか?
- 昆布巻き……15名
- 伊達巻……14名
- 田作り……14名
- 数の子……7名
- 紅白かまぼこ……3名
- 紅白なます……5名
- 黒豆……5名
- えび……4名
- 酢レンコン……3名
- 和菓子(羊羹)……3名
- 栗きんとん……3名
【少数派の意見】
くわい、煮豆、しいたけ、かに、酢だこ、揚げ物、鴨肉、菊花かぶ、佃煮、たたきごぼう、魚の甘露煮、寒天、ゆず大根、にしめ、あんず、すずめ焼き
好きなメニュー1位の「伊達巻」は、なんと嫌いなメニューの2位にもランクイン。
他の上位メニューを見渡してみても、好きなものと嫌いなものの顔ぶれは似ています。
おせちの定番たちは、好きな人と嫌いな人がはっきり別れるといえるようです。
少数派意見の中には、その地域ならではのメニューもあり、日本の食文化の奥深さが実感できます。
選ぶポイントは千差万別
Q:あなたのおせち選びのポイントを教えてください。
量・種類
・短期間で食べきれそうな量
・色々な種類のものが少しずつ入っていること
・品数は少なくてもいいので、量が多いもの
・残す物が少ないおせち(嫌いな物だと誰も食べないで捨ててしまうから)
・食べる人数にたいしてそれぞれの料理の個数が足りているか
・最後まで飽きずに食べられるかどうか
家族
・子どもが食べられものが入っているものをと考え、洋風おせちを選びがち
・彩りがきれいで、なおかつ家族が残さないようなものが入っていること
・子供に日本の伝統的な食べ物を食べてほしいと思うので、一通り全種類入っていること
・幅広い年代の人が飽きずに食べられるおせち
・家族の好きなものをスーパーで単品購入。それをおせちに詰め込むのが我が家流
店
・利便性のよい最寄り店で受け取れるもの
・決まったお店でしか買わない
・一度食べたことのあるところのものか、有名なお店のしか買いません
価格
・高価すぎず、見た目がおいしそうかどうか
・値段相応のものが入っていること
味
・薄味でヘルシーなもの
・歴史を重んじつつ新しい味を取り入れているもの
食材
・有機食材が使われているか
・添加物や保存料の少ないもの
・国産の食材を使っているか
その他
・広告や写真と違わないか
・自分で作れないものが入っているおせちを購入
・鮮度を忠実に保てる冷蔵処理が施された商品
量や種類を重視する方、家族の嗜好を重視する方など、おせちを選ぶときに重要視するポイントは実にさまざまでした。
人によってこれだけポイントが違うということは、おせちに対して独自のこだわりを持っている人が多いともいえます。
まずは、完全な日本料理にするのか和洋のものにするのかを選ぶのもひとつの手ですね。
おせち料理は、一年の最初に食べるもの。
自分で作る場合でも購入する場合でも、お正月の楽しい食卓が演出できる「おせち」を準備することが大切です。
記事を書いた人

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