ココウェル水井裕社長にインタビュー!ココナッツオイルの魅力

ココナッツオイルについてさらに質問してみました!
何にでもココナッツオイルをかけています
――水井社長やココウェルのスタッフさんがおすすめするココナッツオイルの使用方法・食べ方を教えて下さい
使用方法でいうと、スタッフのほとんどがオイルプリングを実践しています。
毎朝起きてすぐにオイルを使ってうがいをするんです。
朝起きたときって口の中にすごい菌がたくさんいるので、それを殺菌するんです。
ココナッツに含まれてるラウリン脂肪酸が、歯周病とか口の中の菌をやっつけてくれるっていうね。
口の中は腸の入り口になっていて、体内の病の原因は口の中にあるって言われているのでそういう意味でオイルプリングは最近注目されてますしうちのスタッフもやってる人が多いです。
――食べ方でおすすめはありますか?
社内でも試食会をするんですが、一番手軽にできる方法だと単純にコーヒーに入れたり、パンにバター代わりに塗ったりして使うことが多いですね。
スイーツ系に使用するならシフォンケーキも作ります。
シフォンケーキを作る際に基本的にはサラダオイルを使ったりするんですけども、それをココナッツオイルに完全に変えて使います。
もう少し簡単な方法だと、もうカレーにかけてしまうっていう(笑)
そのくらい、「何にでもかける」というのがみんなやってる方法です。
――そのなかでもこれは美味しかった!というもの教えて下さい。
今日試食でやってたんですけど、あんこ!
つぶあんを作るのにココナッツオイルを混ぜて作って今さっき試食してました。
――あんこですか!?ココナッツの風味があるんですか?
やっぱりココナッツの風味は残りますね。
ココナッツオイルを使って、しかも砂糖はココナッツシュガーを使って作りましたがおいしかったです。
――やっぱりスタッフの皆様で色々されてるんですね
はい。もう・・・毎日何か作ってます。(笑)
スポンサーリンク
同じココナッツオイルと言っても、作り方によって全然違うものができるんです
――syufeelでは何種類か購入して食べ比べなど実験調査を行ったんですが、メーカーによって味とか香りや食べたときの口に残る風味が全然違ったんです。
違いが出る理由は何かあるんですか?
やっぱり作り方ですね。
例えば基本的に遠心分離したココナッツオイルっていうのはやっぱり香りが薄いですね。
あとは、熱を加えたもの低温圧搾っていう方法はココナッツの白い果肉を一旦乾燥させて、よくドーナツにかかってる乾燥ココナッツ「デシケイテッドココナッツ」っていうんですが、あの状態にしてから絞る方法もあるんです。
その方法を使うと熱が加わるのでもっと香ばしい香りがするんですよ。
なので香りの違いでいうとその分離の仕方で変わってきます。
味は残ってる水分量。
うちでは0.04%っていう基準を作っているのでかなり水分量を抑えた状態で作っているんですが、ちょっとでも水分が多いとどうしてもカビが生えやすい環境になるのでそこから劣化していくんですね。
だから匂いも変わってきますし、時間経過するとともに味も変わってきます。
――同じ室内に置いてあるのに固まり具合が違うものがあったのですが、どんな違いがあるんでしょうか?
ココナッツオイルは結構敏感なので、同じ状況・条件でも置いてる場所や容器の熱の伝わりやすさ(ビンの厚さ)によっても変わってきます。
それ以外だと、やわらかい感じになっていた商品は水分量が多いかもしれないですね。
極端な話でいうとこれだけのココナッツオイルが出回ってくる中で、最近パームオイルを混ぜてるところがあるという噂があるんですよ。
パームオイルを入れると固まりにくくなったりしますし、固まる温度が変わったりします。
ただ、ココナッツオイルも一つの脂肪酸でできてるわけではなくて、ラウリン酸とかカプリン酸とかいろんな脂肪酸が混ざった上出来ているんです。
その脂肪酸それぞれが固まる温度が違うので、その割合によっても固まる温度は変わってきます。
現在ココナッツオイルは品切れ状態
――ココウェルさんで人気の高いアイテムはなんですか?
エキストラバージンココナッツオイルとプレミアムココナッツオイルがやっぱり人気が高いです。
この2つは今品切れ状態になっていて、お待ちいただいてる状況なんです。
エキストラヴァージンとプレミアムの違いについて教えていただきました。
二つの商品の違いは製法と酵素にあります。
――フィリピンではまだまだココナッツオイルが高価だという話がありますが、どれぐらい高価なんですか?
都市部でいうと一般の揚げ油用に精製したココナッツオイルは意外と手に入るんですけど、エキストラバージンはやっぱり高価なんです。
普通の中流階級ではなかなか使えるようなものではないですね。
――エキストラバージンとプレミアムでは何が違うんですか?
エキストラバージンは、白い果肉をこのまま取り出してすぐに絞るという一連の工程で作っていて、最後に絞ったものを分類してオイルを取り出いています。
プレミアムココナッツオイルは精製したもので、白い果肉を取り出して一旦乾燥させて水分を飛ばすんです。
そうすると、カピカピのコプラというものになり、そのコプラは乾燥しているので保存もきくんです。
それをたくさん集めて、工場で一気に絞り最終的にはこれを精製してオイルを取り出します。
精製の段階で熱がだいたい80度くらいまで上がるので匂いも無くなってしまいます。
よく精製したココナッツオイルは体にあまりよくないという話がネット上とかでも載っていたりするんですけど、精製方法によるんですよね。
昔は化学溶剤を使うことが多かったので、どうしても化学溶剤が若干残っていたりしてあまり体によくないと言われていたんです。
その点うちの場合は活性炭と天然の石灰を使って精製してるので、かなりヘルシーでエキストラバージンと脂肪酸の素性はまったく変わらないんです。
ココナッツオイルで効果がうたわれている中鎖脂肪酸やラウリン酸という有効成分の量もほとんど変りません。
ココナッツは熱を加えずに低温で圧搾することによって酵素をたくさん残せるんです。
なので低温でオイルを取り出し酵素を残したものがエキストラバージンなんです。
プレミアムココナッツオイルの方は一旦熱を加えて80度ぐらいまで上がるので、どうしても酵素っは無くなってしまうんですよね。
なので、なるべくエキストラバージンの方は生で摂っていただく事をお勧めしてます。
熱を加える料理に使用されるのであれば逆に香りなどが邪魔になってきますし、低温圧搾したものである必要はないのでプレミアムを使われる方が多いです。
――エキストラの代わりに、プレミアムを同じように使用しても大丈夫ですか?
全然そのまま使っていただいて大丈夫です。
このままパンに塗って食べても大丈夫。
だから香りが苦手な人はこちらを使う方が多いですね。
また大量生産できるのでこちらの方が値段はお安いです。
スポンサーリンク
購入するときに知っておいてほしい事
ココナッツオイルだけじゃなく、作っている人たちの生活まで伝えていきたい
――これから購入したいと思っている方に向けて注意すべきポイントがあれば教えてください。
やっぱり一番に選ぶポイントは中鎖脂肪酸の量ですね。
結構パッケージにも書かれているので、チェックして選んでもらうのは一つの方法です。
あとは「どういう作り方をしているのか」が載っている事が選ぶポイントになりますね。
あまり他社批判はしたくはないのですが・・・、実際売ってる人がどういう作り方をしているか分からなというメーカーさんも結構あったりするので。
僕らもフィリピンとの付き合いが古いので実際に現地の状況も聞くんですが、このブームに乗って色々な会社が今フィリピンに押し寄せているんです。
で、とりあえずココナッツと名前のつくものを買い漁っていて、現地でココナッツオイルを入れているビンが無くなるような状況なんです。
売ってる人がどれだけちゃんとした知識を持っているか?
ココナッツオイルを作っている背景を知った上でこだわりを持って販売してるか?
というのはやっぱりすごく大事にしたいなと思っていますし、選ぶ際に少しだけ気に留めていただきたいですね。
――商品の背景がしっかりしてるものというのは大切ですよね。
いろんな商品を見ていても問い合わせ先が輸入代理店とかのことが多いと感じましたし。
OEMがすごく多くなってきてるので、原料だけもらってそれで充填して販売してるところが今圧倒的に多いんです。
パッケージや容器を変えて別ブランドとして売っているという所が今すごく増えてるので、売ってる人はそんなに知識が無いんですよね。
なんかそういうところがあると、不良品や粗悪品が出てくる事が心配ではあります。
――そうですね。これだけこだわりを持って作られてるのに、たまたま手に取ったのが粗悪品であったが為にココナッツオイルへの評価が下がるのは悲しいですよね。
そうそう、そうなんです。
昔からよく書いてるんでが、ナタデココが昔日本でブームになったときも粗悪品が出てからブームが去ったんです。
ナタデココと違って嗜好品なのでそこまで急激に無くなることはもちろん無いとは思いますが、でもやっぱりブームに乗って現地でどんどん生産して生産数が増えて、それが止まってしまったときにどういう反応が起こるのか?ということはしっかり考えておかないといけないと思っています。
うちもココナッツ専門でやっているのでこれが無くなるとどうしようもなくなるので。
それだけこだわり持ってやっているので、あんまりブームに踊らされたくないなっていうのはありますね。
だから早く落ち着いてくれないかな、っていうふうに思ってました。(笑)
ココナッツオイルだけじゃなくてどういう人が作ってるのか?作ってる人たちはどういう生活しているのか?そういう事もちゃんと伝えていきたいなと思ってます。
変なにおいがする場合はやめた方がいいです
――消費期限はすごく長いと伺っているんですけど、こうなったらもうやめといた方がいいよという注意点はありますか?
やっぱり使っているうちに水が入るとその水の中にある菌が増えて、底にたまり色が変わったりすることがあるんです。
そうなるとちょっと気をつけた方がいいですね。
――どんな色ですか?
その菌種類によって色々で、赤くなるときもあるし黒くなるときもあるんですが、明らかに底の色が変わってくるんですよ。
まぁそうなるとちょっと匂いを嗅いでも若干変な匂いがします。
変な匂いがする場合は、酸化というか雲泥化していてオイルが劣化している可能性があるのでやめた方がいいですね。
――水分だったり菌が混入してしまうと、謳っている使用期限内でも悪くなるっていうのはあるんですね。
そうですね、悪くなる可能性全然あります。
フィリピンで定番の使用方法
昔からマッサージで使う人が多いです
――フィリピン国内では一般的にどういうふうに使われているのか?また日本ではあまり知られていないような使用方法があれば教えて下さい。
そうですね、あんまり一般的に使われていないと言っても精製したココナッツオイルは揚げ物用で使われたりしています。
また伝統的な方法だと「ヒロット」というマッサージがあってインドのアーユルヴェーダの様なものなんですが、それはエキストラバージンココナッツオイルに精油を混ぜてマッサージするんです。
赤ちゃんが生まれる前の妊婦さんがそれをすることによって元気な赤ちゃんが生まれると言われているんです。
このように昔からマッサージで使う人が多いですね。
あとやっぱり南国なので、すごく日差しが強いんですよ。
紫外線をあびたあとに髪の毛に塗ったり、日焼けした肌の炎症を抑える為に使われています。
抗菌力と抗酸力があるので火傷した後や、傷口とかなんかにも塗ったりしています。
色々お答えいただきましてありがとうございました!
水井社長がなぜココナッツ製品の販売を始めたのか?そのきっかけやココナッツへの想い。
今後の夢についてもお聞きしています。
▼ ▼ ▼ その内容はこちらから ▼ ▼ ▼
【ココウェル水井社長にインタビュー!ココナッツオイルへの想い】
記事を書いた人

いいね ! しよう