職務経歴書の自己PRの書き方はコレ!アピールできる例文を公開

「経験をアピール!主婦のための職務経歴書書き方講座【前編】」では職務経歴書の概要についてお伝えしました。
後編では、実際の職務経歴書の書き方をご紹介します。
職務経歴を思い出す
職務経歴の手順を紹介します。
尚、職務経歴書では西暦を使うことが一般的です。
- 社名と在籍期間を記載
- 実際の業務内容を記載
会社名だけでは業種がわからない場合は、業種や従業員数を記載します。
配属部署名、職種名を記載し社内で異動している場合は、配属年月も記載します。
この時に文章ではなく箇条書きにするのがポイントです。
似たような項目は続けて記載し、種類が違うものは下の段に書きます。
主に担当していた業務や、応募する求人内容と合致する職種から記載します。
例:【職務経歴】
2000年4月~2005年3月 ●●株式会社 食品卸 従業員数50名
2000年4月 総務部配属:総務事務担当
- 給与計算
- 社会保険手続き
- 入社・退社手続き
- 代表電話対応・来客対応
資格やスキルは厳選して記載する
資格取得は趣味の資格は割愛し、応募する求人内容に活かせるものを選んで記載します。
一般的には2級以上のものがアピールになります。
また、求人内容に合っているものであれば、職業訓練や専門学校で学んだ経歴も記載してもよいでしょう。
例:【活かせるスキル・資格】
1998年6月
日商簿記2級取得
2014年9月
●●職業訓練 医療事務基礎コース修了
パソコンスキルは使えるソフト名と実際に使える機能を記載
例:【パソコンスキル】
Word:文章入力・編集、表・図形挿入・差し込み印刷
Excel:表作成・SUM関数・ピボットテーブル・Vlookup
自己PRの考え方はこれ
自己PRは仕事上で役立つ自分の長所です。
ポイントは3つです。
- これまでの仕事や地域活動等で、やり遂げて達成感を感じたことを思い出し、そのエピソードを書き出す(複数書き出す)
- それをやり遂げることができたのは、自分のどのような行動が効果的だったのかを書く
- 2ができる人のことを一言でいうと何かを考えて書き出す(責任感・積極性・粘り強さ・協調性・正確性等)
例:事務職では給与計算の処理に時間がかかっていることに気付き、上司に新しいシステム導入を提案し、同僚へも使い方を教え誰でもできる体制にした。
その結果、それまでより30%ほどの時間短縮を達成した。
例:普段からよく周りのことに気が付く。
相手に提案ができる。
3が自分の長所であり、その理由は1・2であるとまとめる
複数書いてもよい
上記3つのポイントを踏まえた自己PR
課題改善力:
総務事務では給与計算処理に時間がかかっていたため、新システム導入を上司へ提案し、実際の導入と社員教育を遂行しました。
その結果、給与計算業務に係る時間を30%ほど短縮することができました。
職務経歴書で自分の過去を整理して未来へつなぐ
職務経歴書を作ることは、自分の経験を洗い出し、どのスキルや資格がアピールできるかを考え、自分の仕事上の長所「自己PR」を考えて伝えていくことです。
この作業は決して楽しいことばかりではありません。
なぜなら、経験を思い出す過程で「辛かったこと」も思い出すからです。
けれども、それを思い出しておくことがとても重要なのです。
面談に行った方が、退職理由や失敗経験を聞かれた時に突然辛いことを思い出し、動揺するケースはよくあるのです。
そうなるとよい結果も見込まれませんね。
思い出して「辛かったけれどよく乗り越えた」「あの経験があるから今がある」と肯定的に考えておくことが必要なのです。
また「自己PRが思いつかない」という場合は、人から褒められたことを書き出してみましょう。
感じがよいとお客様に褒められた、計算が早いと友人によく褒められる等、誰にでも一つはあるはずです。
家族にも聞いてみましょう。
職務経歴書は、採用側に「会ってみたい」と思わせるためのパンフレットであり、面談で話をスムーズに進め、採用に結び付けるためのサポーターでもあります。
面談で緊張してうまく話せない、という方こそ強力なサポーターを作っておきましょう!
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