産後の仕事復帰の最短時期はいつ?産休・育休の期間と賢い取り方

子育ても大切だけれど、キャリアの継続も気になるワーキングウーマンにとって育休をどのくらいの期間取得しどのタイミングで復帰したらいいのかは気になるところです。
そこで今回は、子供の成長やママの体の変化と復帰時期との関係をお伝えます。
産休
最短で復帰できるのは生後2か月
早目に職場復帰したい場合でも産後休業(出産の翌日から8週間)は休業する必要があり、それ以前に復帰する場合は医師の許可が必要となります。
産後、女性の体が出産前の体へ戻る期間は6週間から8週間だと言われています。
産褥期と言われる時期のことで、人によっては切開時の痛み、めまいなどが起こることもあります。
それでなくても、赤ちゃんのお世話で体力を奪われます。
また、目に疲れが出やすいと言われており細かい文字やPC画面をみることがつらく感じられます。
この時期は無理をせずに、周囲のサポートを受けながら赤ちゃんのお世話に集中していたほうがよいでしょう。
育休
保育園の入りやすさから考える復帰時期・0歳
育児休業は産後休業の翌日(57日目)から1歳になるまでの期間のことです(保育園の入園が出来なかった場合等は1歳6ヶ月まで延長可能)。
けれども、1歳を待たずに復帰する方も少なくありません。
それは、保育園の入園時期と深く関係があります。
0歳の定員と1歳の定員数はどこの保育園でもそれほど違いがありません。
0歳の時に入園したお子さんたちがそのまま持ち上がることを考えると、0歳のときに入園していたほうが安心です。
そこで、認可保育園の入園時期の4月に合わせ復帰するママが多いのです(注1)。
1年以内に復帰することで、復帰後仕事に慣れる時期もより早まるでしょう。
0歳で保育園に預けるのはかわいそう、という声も聞きますが、保育士は保育のプロ。
子育てのアドバイザーが付いたと思えば気も楽になります。
集団保育になると病気が移りやすいリスクはありますが、赤ちゃんがお母さんからの免疫で守られているのは生後6ヶ月程度までと言われており、自宅保育していたとしても病気には一通りかかります。
乳幼児の病気は仕方がないと覚悟しておく必要があります。
それよりも、授乳で胸が張る、抱っこで腰を痛めた等、ママの体にも負担が続く時期です。
時短勤務等を利用して最初は無理せずに仕事を始めてください。
ママの体と心から考えた復帰時期・1歳
育休をフルで取得し、子供が1歳のタイミングで復帰したママからは「子供の成長をじっくり見ることができた」と納得感を持った声をよく聞きます。
また、卒乳の時期に職場復帰できてママの体にも負担が少ないというメリットもあります。
一方、1歳で復帰するデメリットは保育園入園の競争率の高さです。
認可保育園以外にも、無認可保育園・保育ママ等、あらゆる預け先を探しておきましょう。
また、1年経つと職場でも大きな変化が起きているものです。
育休中は上司と復帰後の業務や働き方について相談しておくだけでなく、同僚と連絡をとったり、業界の情報取集をしておくなど復帰の準備をしておきましょう。
職場復帰は、新しいキャリアとの出会い
どのタイミングで職場復帰しても、出産前とは大きく変化することがあります。
それは「子供を育てながら働く」という働き方です。
しつけの悩みや、病気対策、日々の世話に追われて予定通りに物事が進まず戸惑いもあるでしょう。
けれども、家庭人としての視点は仕事へも新しいアイデアを産出し、若手の指導には包容力を発揮できるようになります。
それらを職場も期待しているのです。
どうぞ自信をもって復帰してください。
(注1)
育休期間はどのように決めた?(gooベビーより)
http://baby.goo.ne.jp/member/topics_back/ikuji_05/square/17.html
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