床掃除の意外な鉄則!簡単水拭き方法でフローリングをピカピカに

床掃除と言うと大半の方は『乾いたモップでほこりを取る・掃除機を掛ける』という作業が頭に浮かぶのではないでしょうか。
床は意外と汚れているもの…濡れた雑巾で拭いてみるとかなりの衝撃が走ります。
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効率的な掃除の順番とは
部屋の床掃除を行う時、まず掃除機を最初に掛けてしまいがちです。
最初に掃除機を掛けると埃が舞ってしまい数時間かけて床に落ちます。
これでは掃除をした事にはなりませんね。
水拭きを最初にすれば、これもほこりやゴミを床に塗り込んでしまい、乾いた後に再び埃が出現してしまいます。
最初にするのは乾いたフロアワイパーなどでサッと乾拭きしてほこりを絡め捕ることです。
その後、拭き掃除⇒掃除機の順番なのです。
拭き掃除の基本
床拭きは体力も使い面倒な作業だと思うでしょうが、拭き掃除のコツさえ掴めば不思議と面倒とは感じないものです。
フローリングだけでなく畳も絨毯も水拭き出来るのです。
窓を開けて、晴れの日に行いましょう。
基本的に部屋の奥から入り口に向かって、拭いた所を踏まないように後退しながら拭き進めます。
乾く前がポイント
全てを水拭きした後に、また同じ所を乾拭きするのは手間が掛かりますよね。
しかも時間が経つと、水拭きの跡が残り余計に汚れた感じがする事があります。
これは乾く時にほこりを含んでいたり、カルキが残ったりしているもの。
以下の順序で拭き掃除をしましょう。
拭き掃除の手順
- 部屋の右隅へ行く
- 右手に乾いた雑巾(黄色)・左手に固く絞った濡れ雑巾(白)を持つ
- 右から左に向かって拭く
- 両手を上下にジグザグと動かし、左に進めながら水拭き・乾拭きを同時に行う
- そのまま左の壁の所まで拭き進める
- 拭いた分後ろに下がる
- 雑巾を裏返し、左右を入れ替える
右手に濡れ雑巾(白)・左手に乾いた雑巾(黄色) - 今度は左から右へ拭き進める
- 出口までこれを繰り返したら終了
以上の手順で雑巾がけを行えば、今まで2度同じ動作を繰り返していた事が1度で終了します。
汚れもしっかり取れます。
ベタベタする床の原因
床がベタベタする汚れは足裏の皮脂なのです。
この皮脂汚れを放っておくと黒ずみの原因に。
普段の床掃除は水拭き・乾拭きで大体の汚れは取れてしまいます。
これまで脂汚れは弱アルカリ性の洗剤(重曹・セスキ炭酸ソーダ)を紹介する機会が多かったのですが、床の場合は注意が必要です。
ワックスの掛かっているフローリングにアルカリ性洗剤を使うと、ワックスが剥がれる原因になるのでお勧めしません。
どうしても取れ難い場合は、台所洗剤(洗剤濃度は中性洗剤:水=小匙1:1?)で拭き取ります。
キッチンや子供が落とした食べ物汚れなどにも効果的。
床の表面に洗剤が付いていますので、水拭き・乾拭きもお忘れなく。
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掃除機の効果的なかけ方
掃除機を掛ける時は、床に置いてある物を移動させながら行いますね。
これが面倒で、次第に物が置いていない場所しか掛けなくなっている方も多いのではないでしょうか。
まず拭き掃除を先に行うと楽になるのです。
先に掃除機を掛ける時と先に拭き掃除をする時の違い
先に掃除機を掛ける時
①掃除機を掛ける前に物を移動させる
②拭き掃除をする時にもう一度物を移動させる
先に拭き掃除をする時
①拭き掃除をする前に物を移動させる
②物の下・その奥のホコリやゴミ、髪の毛は手前の空いた場所へ集めながら水拭き⇒乾拭きする
③②であらかじめホコリ等を集めているので、物を移動させず掃除機を掛けられる
先に拭き掃除をしておくと、物を移動させるのは一度で済みます。
床置きの物が多いお宅は、この差が大きく影響してきます。
水拭き・乾拭きした床を素足で歩くと、足の裏からスッキリ爽やかな感じがしてきます。
一度体験すると、拭き掃除は除けません。
温かい季節にはきれいな床を素足で歩きたいものですね。
syufeelスタッフからのアドバイス
フローリングのワックスがけ
フローリングはワックスでコーティング加工されているものが多く、日にちが経つにつれ摩耗(まもう)してコーティングがはげてきてしまいます。
拭き掃除を繰り返すだけでは、光沢が無くなり白く変色する可能性も。
フローリングを綺麗な状態に保つためには、ワックスがけがおすすめです。
ワックスがけを行うのは、出来れば天気が良く風が強くない日が理想。
風が強いとゴミやホコリが飛んできてワックスに付着してしまうからです。
天気が良いと乾きが早いので、時間に余裕が出来ます。
ワックスの種類
≪樹脂ワックス≫
主成分は合成樹脂で、仕上りは硬く光沢があり、水や摩耗などに強い。
柔軟性に優れたウレタン樹脂、密着性に優れたアクリル樹脂の2種類があり、成分の配合によって耐久性を上げることも可能。
一般的によく流通している。
≪水性ワックス≫
主成分はロウで出来ており、塗りやすいが強度は弱く剥がれやすいので何度も塗り直しが必要。
一般的にはあまり使われていない。
自宅のフローリングの床材を調べてから、素材に適したワックスを購入しましょう。
床用ワックス
床表面の静電気を押さえて、汚れを付きにくくしてくれる床ワックスでは、AURO(アウロ)というのがあります。
100%天然原料でできているので、小さな子供やペットのいるご家庭でも安心して使用できます。
定番のワックスだけでなく、フローリングシートやスプレータイプなど、商品ラインナップも幅広く、自分にとって、そして場所によって使いやすいアイテムが選べるのがポイントです。
ワックスがけの手順
①拭き掃除
ワックスをかけたいフローリング部分の家具を全て取り除きます。
ワックスがけを行う前には、掃除機やフローリングワイパーでゴミやほこりを除去。
洗剤水(バケツ一杯の水に小さじ1程度の中性洗剤)でしっかりと汚れを落としてから水拭き乾拭きをし、窓をあけて風通しを良くして床を完全に乾かしましょう。
拭き掃除が適当ではワックスがゴミやほこり、汚れも一緒に保護してしまいます。
洗剤が残っているとワックスが長持ちしないので気を付けましょう。
前回塗ったワックスのはがれが酷い場合は、塗りムラが出来るため剥離清掃をします。
ポリッシャーやワックス剥離剤などで残ったワックスを取り除けますが、失敗するとかえってフローリングを痛めてしまうので注意が必要です。
失敗しないためのコツは、浸透力の強い剥離剤は薄めに希釈(きしゃく)すること、放置し過ぎず早めに拭き上げること、広いスペースは数回に分けて剥離することです。
②ワックスがけの順序を決める
基本的にワックスがけは部屋の奥から出口にかけて行います。
ワックス塗布終了後、乾くまでの間に身動きが取れるような順序で決めましょう。
③ワックス塗布
ワックス用道具にはさまざまな商品があるので、自分に合うものを選びましょう。
ワックスをモップ部分にしみこませて使うワックスモップや、最初からシートに樹脂ワックスがたっぷり詰まっているワックスシートは、手持ちのフローリング用ワイパーにつけて塗るだけの簡単仕様。
持ち手の中にワックス液を注入して使うワックス簡単ワイパーは、手を汚さずに塗る事が可能です。
いずれも、後ずさりしながら軽くのばすように丁寧に塗っていきます。
塗り方のコツとしては、フローリングの溝や木目に沿ってまっすぐ往復させて塗るようにしましょう。
丸く円を描くように塗ったり、ごしごしと何度もこすったりするのは厳禁です。
④乾燥
塗布完了後は完全に乾くまで、上を歩いたり物をのせたりしないようにしてください。
また、乾いていない状態で水滴がつくと白くあとが残るので注意しましょう。
乾燥時間は、夏場で15分から20分、冬場だと30分以上かかります。
早く乾燥させたい場合は、扇風機や送風機などを使用するのもおすすめです。
その際は、塗り終わった後すぐに塗布面に風を当てるとたわんだり歪みの原因となるので、数分置いてから使うようにしてください。
また、風を起こすことで外からほこりやゴミが舞いこむ可能性もあるため、窓を閉めておきましょう。
ワックスを塗ったあとのメンテナンス
普段のお手入れとしては、拭き掃除で充分です。
汚れが酷い場合は放置しないで洗剤液できちんと除去。
フローリングに艶が無くなってきたなと思ったら、ワックスを一回塗布します。
やっぱり最後の仕上げはハードルが高いと感じる方は、プロにフロアコーティングをお願いしましょう。
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