洗剤より大活躍!?銀食器もピカピカになる重曹で食器洗いのコツ

湯飲みやコーヒーカップに着いた茶渋!毎回漂白するのもちょっと面倒…。
「プラスチック容器やお弁当箱の汚れ・臭いがもっと簡単に落ちればいいな~」とお客様からもよくご相談を受けます。
今回は食器の汚れを簡単に落とせる方法と、気を付けたい食器の取り扱いについて重曹を使ってお話しますね。
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茶渋
湯飲みやコーヒーカップに着いた茶渋。
市販の洗剤で漂白されている方も多いと思います。
実は、これも重曹で簡単に落とす事が出来ます。
今回は急須の蓋で実施します。
- 蓋を水で湿らせ、そこに重曹(粉)を振り掛ける
- 少し置いて布巾やスポンジで軽く擦り茶渋を落とす
力を入れず簡単に落とせます。
重曹は水を足し、ペースト状にして使用しても同じですので、使い易い方で行って下さい。
重曹液の場合
- お湯1?に大さじ3程度の重曹を溶かす
- 茶渋の着いている部分が完全に浸かる様に30分程つけ置く
- 大体の汚れはこれで落ちますが、残っている場合綿棒やスポンジで擦る
コーヒーカップの染みも同じように取る事ができます。
重曹液の場合、アルミ製鍋の使用は避けて下さい。
アルカリに弱いので腐食したり、黒ずんだりします。
お湯につける際は熱くなっていますので、取り扱いには十分に注意して下さい。
プラスチック容器・お弁当箱
保存容器は毎日よく使いますが、使用後気になるのが隅の方にある取れ難い汚れです。
丁寧に洗ったつもりでも、触るとヌルっとした感覚や何度洗っても中々取り難いですね。
ここでも活躍するのは【重曹】です。
- 容器の汚れを大よそ落として軽くすすぎ、濡れた状態で重曹の粉を掛ける
- そのままスポンジで擦る
簡単に汚れを落とし重曹の粉(重曹水・セスキ炭酸ソーダ水)で洗うと早く油汚れを落とす事が出来るので、カレーを作った鍋にも使え、においもスッキリ落とせます。
重曹水やセスキ炭酸ソーダ水でも同じ様な効果は得られますが、粉に汚れを吸着させた方が早いです。(注1)
四角い容器の隅の汚れを手前(自分の方)に掻き出そうとしていませんか?
スポンジや布巾でトントンと突く感じで、逆に押すように洗うのがポイントです。
状況に合わせて割り箸などを使ってもいいですし、以外にも汚れが落ちるのです。
銀製品
銀製品はとても綺麗ですが、使用していてもいなくても、黒く変色してきますよね。
これはサビのような酸化とは違って、空気に触れる事による変色です。
食器用洗剤を適量お湯に溶かし食器を浸し、さっと洗い流す感じでも充分に汚れは落とせますが、変色を簡単に落とす方法を紹介します。
重曹で黒ずみを取る
(写真は食器の変わりにアクセサリーで行っています。方法は同じです。)
- 皿にアルミホイルを敷く
- 銀食器(スプーン等)をアルミホイルの光る面に置き、重曹を振り掛ける
- 沸騰した熱湯を掛けると黒ずみが取れる
直ぐに取れる場合もあれば数分かかる場合もありますが、落ちにくい場合は毛のやわらかい古歯ブラシなどで擦ります。(火傷に注意)
煮て黒ずみを取る
- 鍋に水を入れ沸騰させる
- 小匙1~2杯程度の塩とアルミ箔を適当な大きさに切って入れる
- 黒くなった銀食器を必ず沈めて入れ、5分煮る
- 火傷に気を付けて食器を取り出す
電気分解の作用で食器が綺麗になるのです。
- 歯磨き粉は粒子で無数の傷をつけてしまうので避ける
- 使用後は出来るだけ早く洗い、水気を充分に取ってから食器と食器の間にクッションとなる生地を挟んで保管する
- ゴシゴシと洗うと傷を付けてしまうので注意する
- 漂白剤などは、変色の原因になるので使用しない
哺乳瓶
赤ちゃんや小さな子どもが口にするものは、洗うのに気を使われる方も多いと思います。
市販の食器洗いの洗剤では抵抗があるという方は、重曹で洗っても大丈夫ですよ。
油汚れもスッキリ落とす、重曹での洗い方は2パターンあります。
- 重曹を溶かしたお湯の中でスポンジで軽く洗う
- 哺乳瓶は重曹水の中に浸けておく
この時の重曹は食用のものを使う方が良いかと思います。
スポンジは哺乳瓶や子どものもの専用のものを使うことをお勧めします。
漆器
漆の食器は使う程に艶がうまれ、手になじむそうです。
物は使ってこそ活きてきます。
でも、実際手入れを考えると使う事が億劫になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
基本的に中性洗剤(台所用洗剤)をつけたスポンジなどで汚れは簡単に落ちますが、ゴシゴシ洗う事は避けます。
- 漆器は使い終わったら水に漬け置きはしない
- 他の食器とは分け、漆器だけをまとめて洗う
- 洗剤を洗い流したら濡れた状態で放置せず、柔らかい布で水分をふき取る
(保管ポイント)
基本的には普段使いの器と同じしまい方で大丈夫です。
- 日光が当たらないように、ガラスの戸は日が当たらないように工夫する
- 重ねて傷をつけないように、紙か布を挟んでしまう
食器やモノは使ってこそ活きてきます!
大切に仕舞い込むのではなく、大事に使って下さいね。
(注1)
重曹水とセスキ炭酸ソーダ水の作り方はこちらで紹介しています。
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