【防災グッズリスト】子供との避難で最低限必要な備えをチェック

普段から家族みんなの防災意識を高め、防災グッズリストのチェックをしておくことが大切です。 必要不可欠な非常用持ち出し袋の準備や、赤ちゃん・幼児のために備えるべきものなど、揃えておくべき防災グッズと必要量を紹介します。
生活
防災グッズ リスト

地震大国日本で災害から家族を守る

2018年3月11日で東日本大震災から7年が経ちました。
あなたは震災直後に感じた防災意識が薄れてきてはいませんか?
防災グッズを用意している人は定期的に中身を確認することが大切です。
まだ用意していない人はいつ起きてもおかしくない災害に備えて準備をしましょう。

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何日分の備えが必要?

災害後72時間は救命活動を優先するので、生きている人への支援は後回しになります。
また自治体が支援体制を整えるのに72時間を目処にしているところが多いので、最低限3日分の備えが必要です。
しかし、災害の状況によってライフラインの復旧が遅れるケースもあるので、それを考慮して一週間程度の備えをしておきましょう。
最初に家族を守るのは日頃の備えになります。
しっかり備えて緊急時に乗り切れるようにしましょう。

参考元:https://emg.yahoo.co.jp/sokuho/promo/20140311/

準備するべき防災グッズ

防災グッズ

防災グッズには避難時に持ち出す「非常持ち出し袋」に入れるものと、災害後に自宅や避難所で必要な食料品や生活用品に分けられます。
まずは持ち出し袋に入れるものは何かを確認してみましょう。

総務省が推進する非常持ち出し袋の中身

ここで紹介するのは、総務省消防庁が推奨している持ち出し品の一例で、貴重品と最低限の食品、身を守る防災ずきんや毛布、着替えなどです。
これを参考にして、両手が空くリュックなどにひとまとめにしておきましょう。

印かん、現金、救急箱、貯金通帳、懐中電灯、ライター、缶切り、ロウソク、ナイフ、衣類、手袋、ほ乳びん、インスタントラーメン、毛布、ラジオ、食品、ヘルメット、防災ずきん、電池、水

引用元:https://www.fdma.go.jp/html/life/sack.html

非常持ち出し袋に入れるグッズ選びの注意点

ライト最近の主流は懐中電灯ではなくヘッドライト。
懐中電灯は片手がふさがり狭い範囲しか照らせないので、避難するときには両手が空くヘッドライトが重宝します。家族の人数分用意しましょう。
ラジオ手動タイプや電池式、多機能型など種類が多い携帯ラジオ。
携帯電話充電用手動発電機付きラジオはコンパクトですが、別の用途で使っていて必要なときに使えないなどかえって不便なので単機能で十分です。
手回しタイプは電池切れの心配がない反面、力のない女性は疲れるので不向きです。
電池電池は充電電池よりすぐに使えるアルカリ乾電池のほうが向いています。
必要なものの数と種類を書き出して必要本数用意しましょう。
手袋避難するときに瓦礫や割れたガラスで怪我をしないように、厚手の手袋を一人一組用意します。
断水時は傷口を洗うこともできないので、怪我の予防に丈夫な手袋が必要です。
軍手はやわらかく怪我をしやすいので皮手袋がおすすめです。
お金公衆電話を使うときなど小銭も必要になるので、現金は紙幣だけでなく100円玉や10円玉も用意しておきます。
食料品水は500mlペットボトル1本程度、食品はチョコレートや飴、栄養補助食品などです。
携帯用充電器スマホや携帯電話は電池がないと使えないので必ず入れるようにしましょう。
電話が繋がらなくてもSNSなどネットが繋がっていれば助けを呼べたり新しい情報が見ることができるほか、LINEなどで家族と連絡が取れます。
充電器は電池式やソーラー充電式が人気です。
持ち出し袋に入れるほか、外出時は必ず充電器を持って出かけましょう。

上記のグッズはあくまでも非常持ち出し袋を持って逃げる前提なので、あまり重たくならないように調整しながら入れていきましょう。
この他に、必ずではないですが家族の写真も1枚入れておくと安心です。

必要なものは人それぞれ

持ち出し袋に入れるものは最低限生き延びられるものを入れます。
目が悪い人ならメガネやコンタクトが要りますし、薬を飲んでいる人なら薬や処方箋が必要です。
このように防災セットの中身は人それぞれ違うものになります。
女性の場合は、生理用品や化粧品を入れるなど自分が本当に必要なものをリストアップしましょう。

避難生活中に必要なグッズの種類と必要量

避難生活
自宅に帰ることができても、ライフラインが止まっていては生活ができません。
そんな時のために、家で復旧を待てるような備えが必要になってきます。
具体的に用意するものと目安量をピックアップしました。

トイレ
避難生活で一番の問題はトイレ問題です。
水道が復旧していない地域で水洗トイレは使えません。
特にマンション生活の人は非常用トイレが要るので家族分用意しましょう。

1日平均5回トイレに行く計算で家族の人数×7日分が最低限の準備になります。
袋と凝固材がセットになったものは割高になるので、家族の人数が多い場合は家庭用の1枚で5回使えるものや、ゴミ袋の中に入れて使う凝固材だけの商品がおすすめです。
トイレットペーパーなどのトイレ用品も多めにストックしておきましょう。
飲料水
保存水で飲料水を確保している家庭も多いですが、1週間分となるとかなりの量が必要になります。
一人1日平均2リットルとして4人家族なら1日で8リットル必要です。
一週間分となると56リットルにもなるので、一人2リットルボトル1ケースでは持ちません。

大きな収納が必要になるので普段使っている水を備蓄用と兼ねて使いながら必要数を補充する方法や、ペットボトルでの保管は最低限にし、川の水などを飲用水にできるアウトドア用の浄水器を用意する方法もあります。
クーラーボックス

災害直後はクーラーボックスを活用すれば、冷蔵庫の中身が非常食になります。
保冷材や冷凍食品を上にして食材を入れると効率よく冷えます。
季節にもよりますがこれで2~3日は保存できるので、痛みやすい食材から食べましょう。
非常食
レトルト食品、乾麺、缶詰など賞味期限が1年ほどあるものを常用備蓄品として、古いものから順番に食べながら新しいものをストックしていくローリングストックがおすすめ。
小さい子供がいる家庭なら、年齢に合わせた離乳食や幼児食のレトルトやミルクも日頃から少し多めにストックしておいてください。

乾パンやビスケットは賞味期限が長く重宝しますが、単調な味は飽きやすいので最低限にしましょう。
お湯や水を入れるだけで調理できるアルファ米は、味のバリエーションも多く飽きにくいのでおすすめです。
調理器具
電気やガスが止まったときに調理ができるカセットコンロも用意しておきましょう。
カセットボンベは少し多めに準備します。
一回30分使うとして、ボンベは20本程度あれば1ヶ月持ちます。
収納場所に困るなら、アウトドア用のコンパクトなカセットコンロがあるのでそちらがおすすめ。
最低限を非常持ち出し袋に入れる事も可能です。
衛生用品
避難生活中は断水などで入浴ができないので、体や口の中の清潔を保つために体ふきや口腔用ウエットティッシュが必要です。
赤ちゃんがいるならおむつやおしりふき、生理用品も日ごろ使っているものを多めにストックして用意しておきます。
体ふきはおしりふきと兼用でもかまいません。

あると便利な防災グッズ

制約の多い避難生活をちょっと楽にしてくれる、あると便利なグッズを紹介します。

照明器具
停電時に部屋全体を明るくするならLEDランタンがおすすめです。
トイレや部屋など同時に別の場所で使いたい時も出てくるので、LEDランタンは最低3個くらい必要。
アウトドアランタンも丈夫で使い勝手がいいのでおすすめです。
ファミリーテント
避難所で深刻なのはプライバシーの問題。
自宅が被災した時にもテントがあればプライベート空間を確保できます。

車での寝泊りは窮屈で健康問題も心配なので、広々としたテントなら子供連れでの寝泊りもできます。
ワンタッチ式や組み立てが簡単な商品がキャンプ用品店にあるので確認してみましょう。
歩きやすい靴、長靴
普段ヒールやビジネスシューズで出勤している人は、会社用にスニーカーや長靴を置いておくといざというときに履き替えられるのでおすすめです。

災害の種類によっては足場が悪い場所を歩かなければならない場合もあるので、準備しておくと安心。
避難生活中も瓦礫の撤去など足場の確保が大切なので、厚底の長靴やスニーカーが重宝します。

災害時に使える日用品

災害時の日用品

日常生活で使用する日用品の中で、非常時にも使い道が豊富で、あると役立つものを紹介します。

ガムテープ
ガムテープはごみの口を閉じるためや、家族への連絡のためにどこでも貼り付けて使えるメモ代わりにするなど、何かと使えます。
表面がつるつるの紙テープよりも、手で切りやすく文字も書ける布テープが使い勝手がよくおすすめ。

ゴミ袋
ゴミ袋は45リットルサイズが使いやすいので、多めにストックすると安心です。
断水時のトイレの中に被せたり、2重にして水の運搬に使えたりします。
ゴミ袋以外にも、耐熱ポリ袋があればお米を炊くなど調理にも使えるので参考にしてください。

食品用ラップフィルム
食品用ラップは食器を洗えないときにお皿に敷いて使うとラップを換えるだけで清潔を保てます。

タオル
特に用途の幅が広いのがタオルです。
バスタオルは授乳ケープ代わり、フェイスタオルは子供のおむつにもなります。
また替えの下着がないときにブラジャー代わりにするなど、アイデア次第でいろいろ使えるので多めにストックしておきましょう。

子連れ避難に必要なもの

子連れ 避難

自分一人のためだけでも避難にはかなりの荷物が必要ですが、子供連れとなると必要なものもさらに増えます。
赤ちゃんを連れて逃げるときは、必ず抱っこ紐で抱っこしてから逃げましょう。足場が危なかったり、上の子の手を繋いだりできるように両手を空けることが大切です。
お菓子やおもちゃは子供の気持ちを落ち着かせられるので必ず入れます。
以下が子供連れで非難するときに必要なリストなので参考にしてください。

  • 母子手帳
  • 哺乳瓶
  • ミルク
  • 抱っこ紐
  • おむつ
  • おしりふき
  • お菓子
  • おもちゃ
  • 授乳ケープ
  • ホイッスル
  • 防犯ブザー
  • タオル
  • ビニール袋

子供にも避難持ち出し袋を用意する

子供が少し大きくなったら、年齢に合わせて持ちやすいものを持てる重さで用意しましょう。
中身は子供の着替え、食べ物、救急用品(常用薬があれば薬も)ホイッスル、防災ずきん、タオル、ヘッドライトなどです。
中身を詰めたら、子供に背負わせてみて重すぎないかの確認を忘れずにしましょう。

市販の防災セットを検討するなら

防災セット

便利な避難用品とリュックがセットになった避難セットが多数販売されていますが、これらは最低限のものが入っているだけなので自分に合うようにカスタマイズする必要があります。
中には防水バッグを使用しているものや、玄関に出しておいてもスタイリッシュな見た目のもの、折り畳み式のヘルメットが入っているものなど様々な種類が出ています。
セット販売商品のメリット、デメリットをきちんとチェックしてから購入するようにしてください。

3つのメリット

  1. 必要最低限の必需品が一度にそろう
  2. メーカーごとに工夫がされているのでバッグも機能的
  3. あれこれ悩む必要がない

3つのデメリット

  1. 家族分揃えると高額になる
  2. 要らないものが入っている場合がある
  3. 防災セットでぴったりになるバッグでは中身が追加できない

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100円均一の防災グッズ

家族が多い場合、一人ひとつずつ避難セットを買うと出費はかなりのものになります。
そこでおすすめなのが、100円均一である程度防災グッズを揃えてしまう方法。
100均にも防災グッズがたくさん売っているので、機能が同じものなら100均で揃えましょう。

100均で買えるもの

以下の商品は100均で買っても機能的に問題がなく、むしろたくさん買えるので家族分揃えるのにむいています。
旅行グッズやお弁当グッズも使えます。

  • レインコート
  • マッチ
  • 水タンク
  • 保温アルミシート
  • ホイッスル
  • ろうそく
  • マスク
  • レジャーシート
  • アイマスク
  • 耳栓
  • エアクッション
  • 筆記用具
  • 簡易食器

100均で買わないほうが良いもの

乾電池やラジオ、スマホ用充電器、LEDライトなど、電気を使うものはきちんとしたメーカー品を買ったほうが安心です。
毎日使うものならいいですが、長期保存して使えなくなる可能性があるものは避けた方が賢明です。
その他、ドラッグストアやスーパーで買ったほうが安いものもあるので調べておきましょう。

災害が起きる前に準備しよう

防災ピクニック

災害に備えるということは、防災グッズを準備するだけではありません。
子供にとって防災グッズの中身は未知のものばかり。
乾パンやビスケットなど子供が普段食べなれていないものを災害時にいきなり食べさせようとしても、なかなか食べてくれません。

普段から定期的に備えを見直す一環として「防災ピクニック」がおすすめです。
賞味期限が切れる前に防災グッズを持ってピクニックに行き、お昼はみんなで保存食を食べ、ラジオやヘッドライトなどの使い方も子供に教えておきましょう。
このように突然災害が起きた時に、誰でも防災グッズを使えるように準備する事が最大の備えになります。
家族みんなが防災への知識を高める工夫をしてみましょう。

記事を書いた人

まりな
2012年3月、2014年3月、2016年1月生まれ3姉妹のママをしています。やんちゃな子どもたちに振り回されながら日々子育てと仕事にフル活動中。
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