電力自由化で生活はどうなる?電気料金の動向を専門家が大予想!

電力自由化で生活はどう変わる? これからの電気料金 電力小売り市場にこれだけ多くの企業が新規参入したのは、日本 ...
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電力自由化で生活はどう変わる?

これからの電気料金

電力小売り市場にこれだけ多くの企業が新規参入したのは、日本で初めてのこと。
電力自由化がスタートしてからしばらくは市場競争が生まれると予想されるため、2~3年ぐらいは電気料金が安くなる流れになるでしょう。
しかし、どこかで電気代の値下がりも頭打ちになってくると考えられます。
気になる電気代
海外での事例を見てみると、電力自由化により電気料金が高くなってしまったケースもあります。
ただし、電気代が値上がりしたという事実だけを見るのではなく、電気料金以外の側面もしっかり見てからこの結果を判断しなくてはいけません。
例えば、税金や再生可能エネルギーの賦課金(※1)のようなものが電気代に上乗せされ、トータルで電気料金が上がっているということもあり得ます。
実際にドイツでは、マーケットメカニズム(※2)のいびつな状況により、電気代がとても高くなる事態になってしまったのです。

今後の日本でも、二酸化炭素増加の問題などを受けて、炭素税(※3)などの新たな税金が課されてくる可能性もあります。
電気料金自体は下がっているものの、外的要因が重なり電気代が高くなる可能性がないとは言い切れません。

電源が選べる時代になる!?


電力の種類を選ぶ
契約する小売電気事業者を自分で選べるとなると、その会社が作っている電気の種類によって購入先を決めたいという方も出てきます。
そんな方は、企業の電源構成(※4)を参考に選ぶといいでしょう。
しかし、原発由来の電源を多く持っている企業ではなく、再生可能エネルギーの電源を多く持っている企業を選ぶことで電気代が高くなる可能性もあります。

ある有識者の方は、「これは国民投票のようなものだ」と話しています。
今後は経済産業省が公表した2030年のエネルギーベストミックス案(※5)を元にしつつ、脱原発を求める国民の声が高まれば、世論を電源構成の数字に反映させる必要が出てきます。
つまり、国が考える電源構成の割合を変える力が一般家庭に与えられたと言っても過言ではないでしょう。

電力自由化というのは、初めて一般家庭の消費者が電力会社を自由に選べる選択権を得たということ。
私たちが正しい目で判断し、電力の購入先を選択していくと、もしかすると将来的に発電先の電源を選べるようになる可能性だってあります。
とはいえ、脱原発のためなら高い電気を買ってもいいという方もいれば、やっぱり安い電気の方がいいという方もいます。
これから国民がどんな動きをしていくか、注目していきたいところです。

進化するライフスタイル


進化する生活
4月の電力自由化スタートのタイミングではまだ実現されていませんが、ほとんどの企業が狙っているのは『電力とITの融合』です。
家庭の中には、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビ、パソコンなど電気で動くものがたくさんあります。
挙げればきりがないほど、私たちの生活には電気や電化製品が今や欠かせない時代です。
これらの家電製品をITの力やインターネットの技術と融合させることにより、さらに快適な生活へと進化させることが『IoT』(※6)と言われ、注目されています。
新規参入業者の中に、携帯電話やインターネットなどの通信関連会社が多いのは、これらの業界が新たにIoTから生まれるビジネスの広がりを見込んでいるからです。

すでに家電製品の中には、インターネットと連動させられる商品もあります。
例えば、真夏の暑い日に外出先からスマホで自宅のエアコンを何時何分にオンにして、何度の設定にするなどの制御ができる製品も存在します。
今は特殊な機械を使って操作する仕組みになっていますが、IoTの進化やスマートメーターの導入により、このような生活がもっと身近なものになるでしょう。

さらに、今はタイマー機能のある家電もたくさんあります。
例えば、スマホからの遠隔操作で家電を起動させてご飯を炊いたり、お湯を沸かしたりでき、スマホが鍵になるドアもあります。
今後は「家の鍵をちゃんとかけたかな…」などと不安に思った時は、電気を通じて外出先から鍵の開閉をチェック出来るようにもなるでしょう。
このような生活が一般的になる日はもう少し先になるかもしれませんが、技術の進歩とともにより快適な世界の訪れが近づいてきていることは確かです。

専門用語解説

(※1)賦課金
税金などのように、何かの恩恵を受けるために割り当てられた、経費・財源などの一部を負担すること。

(※2)マーケットメカニズム[市場メカニズム]
社会全体の需要と供給によって市場の価格体系が決められ、無駄なく分配するために生産を自動的に調整する仕組み。

(※3)炭素税
二酸化炭素の排出量を抑えるための環境税の一種で、石油・石炭・天然ガスといった化石燃料などに対してかかる税金のこと。
地球温暖化対策など、環境保護のための経済政策でもあります。

(※4)電源構成[エネルギーミックス]
長期的な電力の安定供給や環境保護などを考慮し、火力・水力・原子力などの発電や、風力・太陽光発電などの再生可能エネルギーをバランスよく組み合わせていくこと。
このように、ひとつの発電源に頼らずに電力を配分することを『電源構成』または『エネルギーミックス』と言います。

(※5)エネルギーベストミックス案[電源構成ベストミックス案]
2015年4月28日に経済産業省が発表した、2030年時点での理想的な電源構成案のこと。
今後は、最低でも3年ごとにエネルギーのベストミックスを見直すことになっています。

(※6)IoT
『Internet of Things 』の略称で、日本語では『モノのインターネット』と言われています。
あらゆるモノ(機械)同士がインターネットでつながることにより、ネットワークで相互通信する仕組み。
機械の遠隔操作や制御が出来るようになるのも特徴のひとつです。

節約したい主婦注目!電力自由化の乗り換え方法をプロが徹底解剖

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