洋服の洗濯物表示って見てる?知らないと損する洗濯マークの意味

洗い
洗いは温度や強さによって洗浄力が大きく違ってきます。
素材の強さで温度や洗い方を変えましょう。
95℃以下で洗濯機使用可
比較的強い素材向け
95℃以下で弱操作で洗濯機使用可
比較的強い素材向け
40℃以下で洗濯機使用可
強くもなく弱くもない素材向け
40℃以下で弱操作で洗濯機使用可
激しく洗うと型崩れしてしまう
40℃以下で押し洗い並の最弱操作で洗濯機使用可
少し動かしただけでも型崩れの恐れがある
40℃以下で手洗いのみ可
横揺れや縦揺れに弱いため、手洗いする
水洗いは不可
漂白
漂白は温度を上げること・時間を掛けることによって効果が増します。
色物と白物で使える成分が全く違ってきます。
どんな漂白剤でも使用可
非常に強い素材向けで、基本は白い素材のみ
酸素系、非塩素系漂白剤のみ可
強い素材向けで、塩素系を使用すると変色の恐れがある為注意する
主に綿やポリエステルや麻が可能
一切の漂白剤使用不可
弱い素材向けで、漂白したい場合は専門店のアドバイスを受ける
自然乾燥
自然乾燥いは天日干しや日陰干しなど、素材に合った干し方や適した場所があります。
洗濯用ハンガーなどに掛けて吊り干しする
伸び縮みしにくい強い素材向け
脱水するかしないかの状態で、絞らずにそのまま水が垂れた状態で乾燥させる
脱水すると型崩れしやすい素材向け
平らな所に寝かせて乾かす
型崩れしやすいデリケート素材向けで、吊り干しすると水の重みで型崩れしてしまう可能性がある
日陰で吊り干しする
強く伸び縮みしにくい素材向けで、直射日光に当たると変色等異常を起こす恐れがある
絞らず水が垂れた状態で干す
日陰で脱水しないか、もしくはほんの少ししかしない状態で乾燥する
直射日光に当たると変色等の恐れがあり、吊り干しすると水の重みで型崩れする恐れがあるため平らな所に寝かせて乾かす
日陰の平らな所で寝かせて干す
型崩れしやすいデリケート素材向けで、直射日光に当たると変色等の恐れがあるためハンガーなどは使わない
乾燥
タンブラー乾燥とは、コインランドリーなどで見かける「衣類を熱と共に回転(一部ゆりかご動作)させながら乾燥させる乾燥機」を意味します。
最近ではコインランドリーにあるようなドラム式の洗濯機に乾燥機能も付いた1台2役をこなす、家庭用ドラム式洗濯乾燥機が人気なようですが、これも「タンブラー乾燥機」です。
タンブラー乾燥機は通常は50℃前後の設定であり、「回転と熱や風によって短時間で手間をかけず衣服を乾燥させる」役割があります。
約45℃でタンブル乾燥可
高温でも縮みにくく型崩れしにくい素材向け
約35℃でタンブル乾燥可
縮み防止対策には最も適した温度設定
タンブル乾燥は不可
仕上げ
ワイシャツやシーツなどを除き、クリーニング業者は完全に乾いた状態で行っています。
濡れた状態でアイロン掛けるとその跡が残りやすいため、家庭でも出来れば乾いた状態が望ましいです。
下記のアドバイスは乾いた状態を前提に行ったアドバイスです。
200℃以下でアイロンが可・熱にかなり強い素材向け
家庭用のアイロンは跡が残ってしまうと、クリーニング業者でも取れない可能性が高くなる為お勧めできない温度
150℃以下でアイロンが可・家庭ではちょうどいい温度設定
どうしても伸びが悪い場合は市販のしわ伸ばしスプレーを併用すると効果的(注1)
110℃以下でアイロンが可
弱い素材向けで、スチーム付アイロンは使用禁止・この温度を越えないよう注意
どうしても伸びが悪い場合は市販のしわ伸ばしスプレーを併用すると効果的(注2)
アイロンもスチームもどちらも使用禁止
【注1・注2】
使用量を確認の上行わないと、ワジミ(輪染み:水滴を落とした時などに出来る輪状にムラになったシミ)というシミが出来る可能性があるためスプレーしすぎに注意する
クリーニング屋さんですること
通常のドライクリーニングが可
弱操作でのドライクリーニングが可
通常のドライクリーニングが可
弱操作でのドライクリーニングが可
ドライクリーニングは不可
クリーニング店にて通常のウェットクリーニングが可能
クリーニング店にて弱操作でのウェットクリーニングが可能
クリーニング店にてさらに微弱操作でのウェットクリーニングが可能
クリーニング店にてウェットクリーニングは不可
意外と知らない洗濯の豆知識
洗濯表示は全ての衣類に付ける事が義務付けられているので、表示に従って洗濯すればトラブルは起こりにくいのです。
しかし節約のため家庭で洗いたい場合の方法や、失敗するとどうなるか正しい情報を前もって知っておきましょう。
ドライクリーニングとウェットクリーニングの違いについても専門家がお答えしています。
クリーニング屋さんによっては洗ってくれるところもあるので、確認してみることが良いと思います。
買った時に表示を確認し、業者によるクリーニングが出来ない場合は、どういったことが出来るのかを買ったお店で聞くことがもっとも重要な対策になります。
ドライクリーニングは石油やパークロロエチレンといった家庭で取り扱えない溶剤を使って洗うものです。
これの良い点は、型崩れがしにくいということと、油性分が取れやすいところです。
ウェットクリーニングは水などで洗う方法で、こちらの良い点は洗浄力がドライより高いところです。
ただしドライに比べて型崩れがするので、アイロンがけが大変になります。
一概には言えませんが、ドライクリーニングは型崩れがしない分アイロンがけが楽なので、比較的安価にできます。
通常は水洗いなど型崩れの大きいものは、アイロンがけが大変なので高くなりがちです。
ウェットクリーニングは本来ドライクリーニングの物を水洗いするので、通常のものよりアイロンがけが大変なことが多く値段も高いです。
要するにアイロンの手間が大きくかかわってきます。
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