【ライフスタイル別】自分年金の作り方をお金の専門家が伝授!

自分年金とはどのようなものなのかを、お金の専門家であるマネーラボ関西・福一由紀先生が女性目線でわかりやすく説明! 自分の年金額を把握する方法から、女性の立場やライフスタイルに応じたベストな自分年金のはじめ方までを教えます。
お金
福一由紀
福一由紀 (ふくいち ゆき)
ファイナンシャルプランナー
自分年金

自分年金とは

最近、自分年金という言葉がよく使われています。
自分年金というのは、公的な年金(国民年金、厚生年金)とは別に、自分自身で老後の資金を用意しようというもの。
公的年金だけでは老後の生活がまかなえないことが多く、その足りない分を現役時代から貯めて、積み立てていくものです。
この自分年金も国主導のものと、自分自身で用意するものと2種類に分けることができます。

国主導の自分年金は「個人型DC(確定拠出年金)」と呼ばれ、iDeCo(イデコ)という愛称がつけられています。
2017年1月から加入できる対象が拡大され、20~60歳のほぼ全員が加入できるようになりました。このiDecoは、税制面でもかなり優遇されています。
自分年金を考えるなら、まずiDecoから検討するといいですね。
これらの制度のメリット、デメリットは後ほどご紹介します。

一方、自分で年金を作る方法もあります。
一定の金額を積み立てて、老後の資金にしようというものなので預貯金でもできますが、物価上昇などに対応するために投資、資産運用を選択する例も多くあります。

いずれにしても、自分年金として、毎月一定金額を自分の老後に積み立てることから考えてみましょう。

自分の年金額を把握しよう

自分の年金額

老後の生活設計をする上で、公的年金からいくらの年金額を受け取れるかを確認することが必要です。
公的年金とは、国が運営している国民年金と厚生年金のこと。20歳から60歳までどのように年金に加入しているかで、老後に受け取れる年金額が変わります。

手っ取り早く、老後の公的年金額を把握する方法は、毎年誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」。
ここに、今までの年金加入履歴とこれまでの加入実績に応じた年金額が記載されています。50歳以上になると、年金見込み額も記入されています。まずは、ここからチェックしましょう。
更に詳しく知りたい場合は、ねんきん定期便ダイヤルなどで問い合わせるといいでしょう。

老後の生活で必要な金額はいくら?

老後の生活に必要な金額はどれくらいなのか、高齢夫婦無職世帯の家計収支の平均データをみてみましょう。

毎月の実収入は21万3379円(うち公的年金 19万4874円)、消費支出24万3864円、非消費支出(税金など)3万1842円で、月6万2326円が不足ということになっています。
総務省 平成27年(2015年) 「家計調査報告 家計収支編」より

ただし、これらの金額は平均値。老後にかかる生活費は生活スタイルによって大きく変わってきます。現役時代の生活レベルによっても変わります。
目安として現役時代の生活費の7割程度と考えておくといいかもしれません。
老後のお金を考える上で一番の対策は、現役時代の家計をひきしめることといえるでしょう。

≪立場別≫自分年金のはじめ方

タイプ別積立方法

実際に自分は老後のためにどれくらいお金を貯めたらいいのかを、立場別に考えていきましょう。
ただし、老後資金を考えるばかりに、教育費などの現役時代に必要になるお金が足りなくなっては元も子もありません。
老後のお金を貯めながら、教育費を借金でまかなうなんていうことのないように、調整することも忘れないでください。

自分年金の積立方法として、国主導の自分年金である個人型確定拠出年金「愛称:iDeCo(イデコ)」を使う方法と一般の金融商品(投資信託など)を使う方法があります。

iDecoのメリットは、税制が優遇されていること。現役時代に支払う所得税も減税されますし、運用中の利益も非課税、掛金を受け取る時も減税措置がとられています。
デメリットとしては、掛金の受け取りが60歳以降となること。運用中も手数料がかかるので、無理のない範囲で始めることが大切です。

一般の金融商品を利用する場合は、証券会社の投資信託を毎月積み立てるのが一般的。
NISA非課税制度と呼ばれる口座で管理をすれば、換金した場合の値上がり益などが非課税になります。いざという時にはいつでも換金できるので、安心して積み立てられます。
積立額を気にせず、貯蓄感覚で始めることができます。

専業主婦の場合

専業主婦の場合、自分年金は無理のない程度ではじめましょう。
出来れば、積み立てたお金が自由に換金できる、一般の金融商品を使うといいでしょう。
専業主婦は所得税を払っていませんので、iDecoで積立運用して減税するメリットが少なくなります。
また、自分自身の収入がないため、定期的に積み立てるのが難しい場面もでてくるでしょう。

自分のへそくりを作っているつもりで、月5千円からでも一般の金融商品で積み立てることから始めてみましょう。

パート主婦の場合

パート主婦の場合も、扶養控除範囲内で働いているなら、税制優遇が受けられません。
専業主婦と同じように一般の金融商品を使うといいでしょう。

ただし、自分で働いた収入があるわけですから、そこから一定金額を積み立てるようにしてはいかがでしょうか。
手取り収入の2割程度の強制積立がおすすめです。

共働き主婦の場合

共働きの場合

共働き主婦の場合は、積極的に国主導の自分年金「iDeco」を利用するのがおすすめです。
iDecoを利用すると、今働きながらおさめている所得税などが減税されます。この減税効果は大きいですよ。
例えば、月2万3000円を積み立てると、年間の減税額は4万1400円(所得税5%、住民税10%の場合)。この効果は大きいですよね。

加入している企業年金によって、毎月iDecoで積み立てられる上限額が変わってきます。
会社員(企業年金あり)で月1万2000円か2万円。会社員(企業年金なし)で月2万3000円です。自分がどのタイプになるかは会社の担当者に聞くとわかります。

iDecoを利用する場合や一般の金融商品を利用する場合は、ともに金融機関のホームページなどで情報を集めてから申し込みをするようにしましょう。
金融機関によって扱っている商品や手数料が違いますので、そこも要チェックです。

セカンドライフを充実させる秘訣

セカンドライフ

立場別に自分年金をどこで積立すればいいかをご紹介しました。
積立金額が明確にわからないという人もいるでしょうが、家計も貯蓄もバラバラの状態で、月○万円は貯めましょうねというのは明らかに無理な話です。
ですから、今貯められる金額を続けることから始めるのがコツです。老後の資金として、現役時代には使わずに残せるだけの余力が必要だということですね。

セカンドライフを充実させるためには、現役時代の生活を整えることが重要だと思います。
現役時代に無理やムダをなくした家計状況にしておくことこそが、セカンドライフをより豊かなものにしていくのではないでしょうか。
現役時代に贅沢をしていると、リタイア後に急に節約なんてできたものではありません。現役時代から家計をスリムにしておくことが、セカンドライフを豊かなものにします。

また、リタイア後にやりたいことをひとつは見つけておきましょう。海外旅行でもいいでしょうし、趣味を続けることでもいいでしょう。
そのためにきちんとお金を準備しておくことも必要です。この将来の夢を具体的にイメージすることで、自分年金へのモチベーションもあがるというわけです。

老後は今の生活の延長線上にある

老後の生活

老後の生活というと、異次元の世界の生活と思う人も多いかと思いますが、あくまでも今の生活の延長線上にあります。
今の住まい、貯蓄、負債(ローン)、生活志向がそのまま続くのです。

また、リタイア後の一番のリスクは病気です。防げない病気は仕方がありませんが、生活習慣病などは若い時からの積み重ねでリスクは大きくなるといわれています。
今、健康に留意し、少しでも健康でいられる時間を長くすることを意識するだけでも、リタイア後の生活設計が変わりますよね。
老後を特別なものと見ない事、今日、明日の延長線上にあることを意識しましょう。

まとめ

生活スタイルがどのようなものでも、誰にでも必ず訪れる老後。この老後の資金計画は全ての人に共通の悩みでもあります。
でも、必ずやってくるのも老後。
計画的に準備ができるのですから、しっかりと対策を練って、安心して老後を迎えることができればいいですね。

記事を書いた人

福一由紀
ファイナンシャルプランナー
福一由紀 (ふくいち ゆき)
女性ならではの視点を大切に、生活の中で生まれるマネー情報をわかりやすく解説!メディア出演やマネーコラム執筆等でも活躍中。
自分年金
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