住宅ローンの疾病保障は必要?保険金の支払い適用条件を知ろう!

住宅ローンの申込みで悩むことのひとつが、疾病保障付プランを選ぶかどうか。失敗保障は本当に必要?団体信用生命保険や一般の生命保険とはどう違う?そんな素朴な疑問に、住宅ローンの専門がが回答します!疾病保障の保険金の適用条件もしっかり知って、賢い選択をしましょう。
住宅ローン
福一由紀
福一由紀 (ふくいち ゆき)
ファイナンシャルプランナー
古谷三十鈴
古谷三十鈴 (ふるたに みすず)
ファイナンシャルプランナー・住宅ローンアドバイザー

疾病保障付の住宅ローンとは?

最近の住宅ローン事情の中で注目したいのは、疾病保障付住宅ローンの登場です。
さまなまな金融機関が、疾病保障付の新しい商品の提案をしているのです。

疾病保障付の住宅ローンは、金利競争だけで住宅ローンの契約数を伸ばすことにとに限界を感じた銀行などが、金利の低さだけでなく他の付加価値でアピールものとして開発。
これは、保険契約者が病気による返済リスクを減らす手段として、利用者側からのニーズに応えた商品でもあります。
住宅ローンを利用する側にとっては、さまざまなプラン内容の商品がラインナップされることにより、選択肢がより広がりました。
その一方で、さまざまな疾病保障付プランがあることで、どれを選べばいいのか迷ってしまい、なかなか申込みする商品を決めきれない方も増えています。

疾病保障付プランのコスト

コストの計算疾病保障付の住宅ローンは、病気で就業不能状態となってしまった場合に、返済を肩代わりしてもらえるありがたい商品です。
しかし、コスト面では通常の住宅ローンよりも割高になる傾向があります。

疾病保障を付けた場合のコストタイプは、大きく分けると2つに分類されます。
ひとつ目は、金利に保険料相当分が上乗せされるタイプです。
金利の上乗せ幅は、一般の住宅ローン金利にプラス0.2%前後といったものが多いのですが、この分がいわゆる疾病保障の保険料だと考えていいでしょう。
ふたつ目は、別途保険料(特約料)が発生するものです。
ちなみに、この保険料は年齢によって支払う保険料が異なり、毎月の保険料も変動する場合があります。

いずれにしても、疾病保証を付けると何らかの形で借入額に応じた保証料分のコストを支払うことになるのが、疾病保障付住宅ローンなのです。
また、疾病保障付住宅ローンそのものの利用条件として、借り入れのできる年齢に制限を設けている場合もあります。

疾病保障の適用条件

疾病保障付住宅ローンを返済中、実際に保険対象の病気になったとしても、その病いの進行度によっては、保険の対象にならないケースもあります。
例えば、融資実行後に急性心筋梗塞、脳卒中になった場合は、労働制限をしなくてはならない状態が初診から60日以上続いたとの医師の診断書が必要となるなど、細かな適用条件が付いています。
なので、30日程度の入院後すぐに職場復帰したような場合は、保険金は支払われずローンを返済し続ける必要があります。
三大疾病以外の疾患についてはさらに条件が厳しくなっており、当該疾病の発病により1年間の就業不能が発生することが保険金支払いの条件とされているものがほとんどです。
しかも全日就業不能が条件なので、生活が苦しいからと1日でも就業してしまうと保険金支払いのの条件を満たしません。
このように保険対象の疾病にかかっても、実際に保険金が支払われるケースは、加入者が考えている以上に厳しいので注意が必要です。

疾病保障と他保険との違い

団体信用生命保険とどう違う?

団体信用生命保険との違い住宅ローンを組む方のほとんどが加入する『団体信用生命保険(通称:団信)』と疾病保障はどうちがうのかという疑問の声もよく聞きます。
一般的な住宅ローンにセットされている団体信用生命保険は、債務者が死亡または高度障害になったとき、住宅ローンの残債務をかわって返済してくれる制度です。
しかし、ガンや脳卒中などによる自宅療養で長期間に渡り仕事ができなくなった場合等は、団信の保証対象外となってしまうのでカバーされません。

そこで、死亡や高度障害以外の疾病にも対応して返済リスクをカバーしようというのが、疾病保障付住宅ローンなのです。
カバーされる疾病のタイプは、商品によってさまざまです。
中心となるのは3大疾病、5大疾病、8大疾病付きプランで、がん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、高血圧症、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎などがあります。

医療保険とどう違う?

一般の医療保険は、定期と終身の2タイプから選ぶようになっています。
それに対して、疾病保障付住宅ローンについている保障は、あくまでもローン返済が終わるまでの期間限定です。
住宅ローンの支払いが終わってしまうと、保険も切れてしまうことになります。
そして、一般の医療保険よりも、支払い対象となる疾病は限定的。
一般の医療保険が長期間にわたって幅広い疾病リスクをカバーするのに対し、疾病保障付住宅ローンの保障は一部の疾病による返済リスクにを軽減させるものです。
つまり、そもそも目的が異なる保険であると認識しておいた方がよいでしょう。

総合的に判断しよう!

夫婦で検討これから長期間にわたって多額の借入をする方にとって、「ワイドな保障」「万が一の時の備えて」といった謳い文句が並ぶ疾病保障付住宅ローンは、とても魅力的な商品に感じます。
しかし、本当に通常の住宅ローンより疾病保障付住宅ローンの方がいいのか、自分自身や家族とじっくり検討してみてから選ぶのがいいでしょう。

疾病保障付の住宅ローンは、あくまでも通常の住宅ローンに保障をおまけ的にプラスしている商品。
まず住宅ローンを選ぶときに判断のメイン材料となるのは、金利、保証料、事務手数料といったものだと考えてください。
そして、疾病保障付の住宅ローンで加入できる保険は、医療保険の代わりにはならないものであることも、しっかりと覚えておきましょう。
保険加入のタイミングが住宅ローン加入時に限られていることや、中途で解約できないといった制約があることなども理解しておくことが必要です。
疾病保障付の商品を検討する際には、すでに加入している一般の医療保険等も含め、総合的に判断することをおすすめします。

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記事を書いた人

福一由紀
ファイナンシャルプランナー
福一由紀 (ふくいち ゆき)
女性ならではの視点を大切に、生活の中で生まれるマネー情報をわかりやすく解説!メディア出演やマネーコラム執筆等でも活躍中。
古谷三十鈴
ファイナンシャルプランナー・住宅ローンアドバイザー
古谷三十鈴 (ふるたに みすず)
相談者の立場にたった親身なアドバイスが評判!住宅ローンのプロとして、変化の激しい住宅ローン業界のトレンド情報を随時取得。
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