解放されたい！毒親から精神的に離れる為の対処法とは

親に有害なコントロールを受けていると感じ、その環境から抜け出したいと強く思っている方も少なくありません。
傷つけたり傷つけられたり、コントロールされることも苦しくて、物理的に離れることが必要な時期もあるでしょう。
それが可能な場合は一時的にそうすることも一つの方法です。

しかし物理的に離れるだけですべてが解決することはなく、親と離れて暮らしたとても、いつまでも自分の人生に影響を与え続けることもあるのです。

人の感情はとても複雑で矛盾だらけ

「自分の人生を自分のものとして生きていきたい」

そう強く感じていても、親と離れたい気持ちがありながらも、同時に相反する感情もあるものです。

親を大切に想う気持ち、自分が求めている愛情を感じたい気持ち、認められたい気持ち等…
離れたいけど離れられないというような自分でもよく分からない感情があり、どうしたら良いか分からなくなるとモヤモヤイライラしてしまいます。

何歳になっても子どもは、親に自分の本当の気持ちを理解してもらいたいという感情があるものです。
それは大人になっても40代や50代になっても同じです。

親が人生に望まぬ状態で入り込んできてしまうのは、精神的に親から離れられていない状態です。
精神的な自立を目指すことが本当の意味で親から離れるということになるのです。

物理的に縁を切っても、長年会わないようにしても、精神的な分離ができない限り、自分の人生のあちこちに親の影がついて回り、
自分の人生を自分のものとして生きることが難しくなることがあります。

精神的分離をするためには

親と精神的に離れることができると、今までとは全然景色の違う生きやすい人生に変わるという方々が大勢いらっしゃいます。
生きづらさを感じたり、うまくいかないことが多いと思ったりする方は、親との関係をじっくり見つめて自分の中にある本音と向き合ってみましょう。

自分が素で安心できる居場所を増やす

居場所が増えていくと気持ちは安定していくことが多いですし、親に本音を話せるようになったり変わらない親を受け入れながらも、
コントロールされずに流せるようになったりすることもあります。

自分に合う場所、安心できる居場所を諦めずに探していきましょう。

日々の生活の小さなことも全部自分で選択・行動し、結果の責任を負う流れを意識する

自分で自分に許可を出せるようになる練習です。

親の顔色を伺わず、意見を求めずに、自分の意志と気持ちで選択して行動していきましょう。

そして、その結果を自分の責任で受け入れます。
失敗しても良いのです。
その流れをたくさん経験していけると良いと思います。

喪失に伴う悲しみを手放す

変わらない親に対して諦めなくてはならないこともあるかもしれません。
それは自分にとって大きな喪失になり、深い悲しみを伴うこともあります。
その悲しみをしっかりと感じ、手放すことも必要です。

親に対する本当の気持ちを外に出す

親に対して『こんなことを想ってはいけない』ということはありません。

自分はこんな風に思っているんだなぁと認めてみましょう。
矛盾していると思う気持ちがあっても、どれも全部大切な自分の気持ちです。
自分の本当の気持ちを受け入れ・感じ、その気持ちを書いたり語ったりして外に出しましょう。

これらの作業を一人で行うのは難しいこともあるので、カウンセラーなどのサポートを受けながら一緒にできると良いと思います。

【毒親チェックリスト】心理療法の専門家が教える毒母・毒父診断
『毒親の対処』こんな時はこうする！その場を乗り切る対処法
毒親と絶縁してでも離れたい！罪悪感に苦しまず幸せになる方法