受験に失敗してしまった!子供のトラウマ予防と親の励まし方6選
受験の失敗は、子どもにとっても親にとっても大きな挫折体験になることがあります。
そして根の深い傷つき体験になることもあります。
子どもにとって大きなトラウマになってしまわないように、出来ることをやっていきましょう。
その前にお母さんは大丈夫?
受験に向けての気持ちは、親の方が強かったり必死になっている場合があります。
お母さん自身が、お父さんや祖父母からのプレッシャーを感じていたり、とにかく子どものために…と良かれと思って必死になっていることもあります。
そこで受験に失敗した時、子どもの気持ちに寄り添う余裕がなくなるくらい、自分の辛い気持ちでいっぱいになってしまうお母さんもいます。
子どもを励ます前に自分に余裕を
まずはお母さんが子どもに寄り添える少しの余裕をつくりたいですね。
こんな時間を大切にして少し肩の力を抜きましょう。
・ホッとできる時間
・好きなことをする時間
・本音を語れる場所の確保
・没頭できる趣味を見つける
子どもを励ます6つの方法
- 受験に失敗したことでどんな気持ちかをじっくり聴く
- 失敗=ダメではない事を伝える
- 取り戻せるものを考える
- 存在を肯定する心がけ
- 友達と比べない
- 呆れるような態度をとらない
- 将来の話をしない
- 今までの努力や頑張りを認める
- エネルギーを使い果たした後は充電に時間をかける
ショックを受けてしまうのは当然です。
○○が悔しい・○○と思うと悲しい等、どんな感情があるかどんな気持ちを抱えているか、ゆっくり時間をかけて聴いて受け取ってみましょう。
「辛いだろうからそっとしておこう、聴かないようにしよう」は子どもの気持ちにふたをしてしまうこともあるので、外に出す方法をとれると良いと思います。
失敗してしまったことが大きすぎて、自分はダメだと感じてしまう子もいます。
でも、失敗したからダメということではありません。
人の価値は変わらないこと、今のままで十分大切な存在だということを伝えてみましょう。
受験に失敗したことで、自信やこれから歩むはずだった道を失ったと感じたり、その子によって他にも色々なものを失ったと感じているかもしれません。
でも、失ったと思っているだけでこれから取り戻せるものはたくさんあるのです。
それを一緒に考えてみましょう。
自分の全てを否定されたような気持ちになる子どもさんもいます。
直後は普段と違って傷つきやすいのです。
見捨てられたような気持にさせないように、失敗したことが全てでなく、ほんの一部分だということを感じさせてあげましょう。
家の中で役割を持たせて、自分が誰かの役に立てるという気持ちを実感できるよう「助かったよ、ありがとう」と気持ちを伝えます。
そんな風に、他の面を引き出す事で励ます親の愛情もあるのです。
結果が残念なものであっても、それまでの姿を一番見ていたのはお母さんであることが多いです。
自分が頑張る姿を、一番近くで見ていたお母さんに認めてもらえる事はとても嬉しいことです。
「合格しようが失敗しようが、頑張っている姿もサボっている姿も、どんな時も大切に想う気持ちは変わらないし、やりたいことがあれば応援するよ」という気持ちが子どもさんに伝われば、辛い経験からも立ち直っていく強さを身に付けることができるのだと思います。
今まで受験に向けて精一杯頑張ってきた子どもさん。
身体も心も疲れてエネルギーが不足しているかもしれません。
好きなこと・和やかな家族の空気・他愛のない会話で笑い合える空間作りで、エネルギーを充電することに意識を向けましょう。
エネルギーが蓄えられると、少しずつ前に進み始められるものです。
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