『理想の母親になれない…』ギャップ&プレッシャー解消方法

いい母親とは?
- 自分の母親と同じようなお母さんになりたい
- 自分の母親のようにだけはなりたくないという人
- 周りの話を聴いて「あんなお母さんになりたいな」と思う人
人それぞれ色々な「良い母親像」があることでしょう。
自分の中でいい母親の定義を作ることで自分を追いつめてしまったり、周りから「母親なんだから・・」「お母さんはこうあるべき」といったプレッシャーを受けて辛くなることがあるかもしれません。
理想の母親とは?
- 食事はバランスを考えて手作り
- 子どものために一生懸命できることをする
- 感情で怒るのではなく冷静に叱ることでしつけをしていく
- 友達のような親子になりたい
- 習い事などたくさんの経験をさせて可能性を広げる
- 勉強をみてあげる
人それぞれ自分なりの理想があると思います。
自分の理想の「良い母親」は絶対に正しいのでしょうか?
自分の思う理想の母親の定義が、実は子どもにとっては良いとは言えないこともあります。
例えば「子どもが苦労しないように母親は一生懸命できることをして子どもを守るべき」と思っている場合です。
母親が良かれと思ってやっていることが、子どもの負担になることがあります。
子育てで大切なのは、自立できるように、愛情を持って良い意味でのたくましさを身に付けられるようにしていくことです。
- 子どもの年齢に合わせて、できることを自分で経験させる
- 子どもが失敗することを恐れずに、危険を伴わないことはじっくり待ち見守る
- 子どもが何をして何を感じているかに耳を傾けられる
母親が頑張りすぎて、子どもの先回りをして何でも手をかけてしまったり、口を出しすぎてしまうような事は避けたいところです。
自分の考える理想が絶対ではありません。
自分をいい母親だと思えない時
様々な理想を持つ中で、理想と現実とのギャップがあると、できない自分を責めたり、落ち込んだりすることもあります。
自分に価値を感じられなくなるような深い悩みになってしまうと、子育てそのものが危うくなってしまいます。
完璧にすべてをこなすことができる人などいないのです。
「子どもを授かったら良い母親にならなければならない」とがちがちに考えるのではなく「いいお母さんになれたらいいな。自分にできることをやっていこう。」と今より少しだけ柔らかく考えてみましょう。
- 毎日忙しいけれど、1品だけは手作りのおかずを作る
- 一人で全部やるのではなく、子どもにできることはどんどん手伝ってもらい、お願いね。ありがとう。の関係をつくる
- 感情的になってしまったり、悪かったと思うことがあれば素直に謝る
- 経済的に可能な範囲で子どものやりたいことを応援する
無理しすぎず、自分らしくいられることを目標にしてみましょう。
理想の母親という高いハードルを自ら設定することはやめて、ハードルを下げてみましょう。
人の価値は変わらない
うまくできずに落ち込むことがあっても、人の価値は下がりません。
「できない=ダメ」ではなく「出来ないことがあっても良い」「理想の母親でなくても価値はある」のです。
人には色々な面があり、出来ないことがあってもそれが全てではありません。
ほんの一部であり、他にもたくさんいい面を持っています。
自尊心をあげるために、自分の良いところや好きなこと、やりたいことをたくさん書き出すのもおすすめです。
子どもにとって、お母さんが笑顔でいることはとても嬉しいことです。
子どものために必死に頑張るよりも、自分が少し心に余裕をもって笑顔でいられるための方法を考えてみましょう。
自分と母親の関係を見直してみる
自分の母親との関係に何か解決できていない問題がある人は、それが無意識に自分の子育てに影響してくることがあります。
理想の母親像に苦しむ前に、自分と母親との問題に向き合うことで自然に解決したり楽になれることもあります。
自分と母親との関係を一度じっくり見直してみる事で、新しい道がひらけることがあるのです。
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