妊娠線がかゆい!薬を塗ってもいいの?かゆみの理由とおすすめ対策法

妊娠線がかゆいのはなぜ?妊娠中から妊娠線がかゆくなることがあります。そのかゆみは産後にも!かゆいからといってかくのはNG。 妊娠線がかゆくなる理由とかゆい時の対処法を教えます。
妊娠線
妊娠線 かゆい

妊娠線がかゆくなる理由

妊娠線がかゆくなる3つの理由
妊娠線は一般的にお腹が膨らみだす妊娠中期や、出産が近づき急激にお腹が大きくなる妊娠後期に発生することが多いみみず腫れのような症状で、ストレッチマークとも呼ばれることがあります。
表面からは薄ピンク色やひどい場合には濃い赤紫色に見えますが、この妊娠線にかゆくなることがあります。

まずは、なぜ妊娠線がかゆくなってしまうのか、主な3つの理由を紹介します。

1.ホルモンの影響

妊娠線によるかゆみの最大の原因ともいえるのがホルモンです。
妊娠すると女性の体内ではコルチコステロイドとプロゲステロン(黄体ホルモン)が大量に分泌されます。

副腎皮質ホルモンであるコルチコステロイドにはコラーゲンの生成を抑制する作用があるため、肌のターンオーバーがスムーズに行われなくなってしまいます。
また女性ホルモンであるプロゲステロンが、肌のハリを促進するエストロゲン(卵胞ホルモン)のはたらきを抑え新陳代謝を抑制することから、肌が乾燥しやすくなるのです。
妊娠線がかゆい
このように妊娠によって起こるホルモンバランスの変化が肌のバリア機能や再生能力を失わせ、肌はより敏感な状態にさらされてしまいます。
潤いのない肌は下着の締め付けや洋服の繊維がちょっとこすれただけでも刺激になりやすく、時に強いかゆみを感じることがあるのです。
またその部分を爪でかくことにより、さらにかゆみが増すという悪循環が起こります。

2.かさぶたによるもの

妊娠線は皮膚の奥深くの組織が裂けて起こるキズですが、ここからかさぶたが生じます。
私たちが普段目にしている表皮上のかさぶたと同様に、皮膚の内側にできるかさぶたが原因でかゆみを感じることがあります。

3.肌が敏感になっている

妊娠中はホルモンバランスの影響で敏感肌になりがちです。
ちょっとした刺激でもかゆみを感じやすいため、肌に触れるものについて十分な注意が必要になります。

締め付けが強い下着や化学繊維、また体質に合わない妊娠線クリームやボディクリームなどもかゆみを生じさせることがあります。
毛穴がふさがると汚れが詰まってかゆみを悪化させることがあるため、油分が多すぎるものは控えるようにしましょう。

妊娠線がかゆくても掻くのはダメ!

妊娠線を書くのはNG
妊娠線がかゆいときに我慢できずに掻いてしまうと、症状が悪化することがあります。
軽く掻いたくらいではさほどのダメージはないと思われますが、思わず掻き毟ってしまうと色素沈着や湿疹を引き起こしてしまうことがあります。
こうなると妊娠線がいっそう目立ちやすくなるので、絶対に掻かないようにしましょう。

妊娠線ができる前にかゆみを感じることも

かゆみは妊娠線ができてからあらわれるとは限りません。
皮膚が引っ張られる際に皮下組織が破壊されてできるのが妊娠線ですが、表面に線のように浮き出て見えるより先にかゆみを感じることがあります。

かゆみはいわば妊娠線の前兆ともいえるもので、同時に皮膚のツッパリ感を伴うこともあります。
また一気に体重が増加してしまった人や、もともと皮下脂肪が厚い人などは特に亀裂が入りやすいため、早い時期からかゆみを感じやすいことがあります。

妊娠線がかゆい時の対処法

妊娠線がかゆくなったら掻きこわさないように気をつけ、以下の対処法を試してみましょう。

保湿する

保湿クリーム
お腹の膨らみとともに伸びていく皮膚は、薄くなっていっそう乾燥しやすくなります。
乾燥はかゆみを増大させるので、まず何よりも大切なのは保湿を入念に行うことです。

おすすめは妊娠線専用のクリームを使ってしっかりと肌の潤いをキープすることです。
妊娠線クリームは一般的なボディクリームにくらべると、真皮層まで届いて妊娠線に作用しやすいようにできています。

妊娠線によるかゆみの軽減だけでなく、それ以上妊娠線ができないようにするのにも効果的です。
無添加タイプなど肌への刺激が少ないものを選んで、毎日お手入れを続けることを心がけましょう。

肌にやさしい素材のものを身につける

過敏になっている肌への刺激を最小限に抑えるため、身につけるものにも気をつけたいものです。
コットンやシルクなど天然素材のものや、ゴムや縫い目などによる締め付けや摩擦ができるだけ少ないものを選びましょう。

体を清潔に保つ

入浴
汗をかいたままにしておくと雑菌が繁殖しやすくなったり、かゆみが悪化したりすることがあるため、いつもさっぱりと清潔な状態を保つこともポイントです。
汗が付着したままにならないよう、こまめに拭いて着替えるほか、シャワーを浴びてリフレッシュするのもよいでしょう。

冷たく絞ったタオルをあてる

人は血行が良くなるとかゆみを強く感じやすくなるため、体温の上昇しすぎないよう気をつける必要があります。
かゆくなりそうなときには掻く前に冷たいタオルなどで患部を冷やすのがおすすめです。
ただし急激に冷やすと体が自己防衛のために対応を上昇させようとして逆効果になるため、保冷剤などは使わないようにしましょう。

病院に相談

医者に相談
妊娠中はかゆみ止めの薬の使用など、自己判断での対処が赤ちゃんへ悪影響を及ぼす可能性もあります。
かゆみの原因は妊娠線だけではないケースもあるので、我慢できないかゆみが続く場合には、医師に相談することをおすすめします。

出産後かゆみは消えるの?

出産するとホルモンバランスが徐々に正常化していくため、肌のコンディションが整ってかゆみが軽減していきます。
ただし肌の潤い方や出産前後の体形変化の程度などによってかゆみの消え方には個人差があり、中には産後も妊娠線によるかゆみが残ることもあります。

妊娠線がかゆかったママの体験談

お腹の下の方が痒くてしょうがなかったです。
寝てる時に無意識にかいてしまったほどです。
(24歳)
お尻と太ももの付け根にぴりぴりとした痒みがありました。
妊娠後期からぴりぴりしだしました。
妊娠線クリームを塗るといいと聞いたので、多めに塗るようにしていました。
(36歳)
お腹の下の方が痒くなりました。
我慢ができず真っ赤になるまでかいてしまいました。
(27歳)
お腹は妊娠線にはならなかったのですが、とにかく大きくなったお腹の下部分、付け根の部分がとてもかゆくなりました。
(26歳)

妊娠中のかゆみ、こんな症状には気を付けて

注意点
妊婦さんが経験するかゆみには、妊娠線以外にも次のような可能性があります。
症状によっては見極めが難しい場合があるので、自己診断は禁物です。
ひどいかゆみが続く場合には、必ず母子手帳を持参して医療機関を受診するようにしましょう。

・妊娠性皮膚掻痒症(にんしんせいそうようしょう)
妊娠による肝機能の低下や、ホルモンバランスの乱れから過敏で乾燥しやすくなった肌が、小さな外的刺激でもかゆみを強く感じ、粉をふいたようになることがあります。

妊娠線によるかゆみは妊娠線周辺だけにあらわれますが、妊娠性皮膚掻痒症の場合は全身がムズムズまたはチクチクと時に眠れないほどかゆくなるほか、発疹が見られない点が特徴です。

・妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)
経産婦に多い妊娠性痒疹は、外からの刺激や食べ物など内からの刺激などが原因で皮膚が炎症を起こし、蕁麻疹のような発疹やかゆみがあらわれる疾患です。
妊娠性痒疹はアトピー性皮膚炎が関係しているケースもあり、全身に強いかゆみがあらわれます。

・PUPPP(PruriticUrticarialPapulesandPlaquesofPregnancyの略)
初産婦が妊娠後期に発症することが多い疾患で、腹部周辺や四肢などにあらわれる発疹が盛り上がり、融合して大きくなることがあります。
妊娠性痒疹と同様かゆみが強いのも特徴です。

・アトピー性皮膚炎
もとからアトピー体質の人は妊娠による体調変化やホルモンバランスの乱れによって、アトピーの症状が悪化することがあります。

・下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)
妊娠中は子宮が大きくなる影響で下肢から心臓に戻る血流が滞りやすくなるだけでなく、ホルモンが影響して血管が拡張しやすいため、下肢静脈がこぶ状に盛り上がるのが下肢静脈瘤です。

静脈瘤の周囲にはかゆみを伴う湿疹が広がることがあるため、早い時期から弾性ストッキングを着用するなどの対策が必要です。

記事を書いた人

syufeel編集部
主婦の『変わりたい』を叶える情報メディア、syufeel編集部です。
妊娠線 かゆい
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