妊娠力チェック【男性編】旦那の妊娠させる力を総合判断&改善策

男性の妊娠力チェック
不妊原因の約半数は男性に原因がある?
パートナーに不妊治療に協力してほしいが、消極的で困っている、自分だけが頑張って空回りしてしまっている、と悩みを抱えこんでしまう女性は多いようです。
男性・女性の両方に原因があるケースも含めて、不妊原因の約半数は男性にあると言われています。
特に「性」についてはプライドの高い方が多く、なかなか直面している現実に目を向けず、妊活に積極的に参加しない男性は多いものです。
妊娠はあくまでパートナーと二人の力を合わせて初めて達成されるものです。
男性の妊娠力のチェック項目や、生活習慣、食習慣の改善で、妊娠力をアップする方法を紹介します。
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男性妊娠力のチェック項目
当てはまる項目が1つでもある場合は、精液検査を受けて、精液の中に活発な精子がいるかどうか検査することをおすすめします。
精液検査は、泌尿器科か産婦人科など不妊治療を行っているクリニックで検査可能です。
最近では泌尿器科や産婦人科へ行くことに抵抗のある男性が多いことから、男性専用クリニックも各地にできています。
- □おたふくかぜや風疹で高熱を出したことがある、または精巣が腫れたことがある
- 精巣が腫れて炎症を起こし、精巣機能が低下した可能性があります。
特に、幼い頃の高熱で精巣機能が低下していても本人が認識していない、というケースは多くあります。 - □精巣の長径が3cm以下
- 精巣の長径は、4cm前後が標準的と言われています。
3cm以下の場合は、精子を作る機能が低下し、精子の数が少ないなどの可能性が考えられます。 - □性感染症に感染したことがある
- 性感染症にかかると、精巣が炎症を起こし機能が低下している場合があります。
- □鼠径(そけい)ヘルニアの手術を受けたことがある
- 鼠径ヘルニア自体は不妊につながるものではありませんが、鼠径ヘルニアの手術部位と精管が近くにあるため、過去に手術をした場合精管がふさがれて無精子症になっている可能性があります。
- □勃起しない
- ED(勃起障害)と言われ、セックスの時に十分に勃起しないので、射精に至らない状態を指します。
- □射精ができない
- 射精障害と言われ、射精ができない状態をいいます。
生活習慣の改善
生殖機能が正常でも、なかなか妊娠に至らないという悩みを抱えている場合、生活習慣を改善することで妊娠力が高まることがあります。
精子は作り出されて、射精されるまでに70日ほどかかります。
生活習慣を改善して、元気な精子が作られ始めて、2〜3か月後に効果が出る可能性があります。
思い当たる生活習慣がありましたら、改善を検討してください。
ただ、妊活にはストレスをためないことも重要です。
生活改善によってストレスをためてしまっては逆効果ですので、うまくバランスを取りながら改善していくことが大切です。
生活習慣の改善は妊娠力を高めるだけでなく、糖尿病や他の疾患も防ぎ、健康的な生活を送るために必要なことばかりです。
妊娠力を高めながら、さらに健康になる、一石二鳥です。
サウナや温泉(熱い湯)に頻繁に入らない。
精子は高温に弱い性質があります。
サウナや熱いお湯が好きな男性は、少し控えてみるとよいでしょう。
睾丸は、体温よりも2〜3度低い、33.5度のときに、温度で精子を活発に作ります。
睾丸が通常の体温と同じ36.5度まで上がってしまうと精子を作ることができないとされています。
同様の理由から、膝の上にノートパソコンを置いて作業をするとパソコンの熱によって男性器周辺を温めてしまう可能性がありますので注意しましょう。
肥満を改善する。
肥満状態が慢性化すると、精液の量が少なくなることがあります。
精巣の周りが常に脂肪で覆われてしまい、温まっている可能性があるからです。
BMI20〜25よりも高い方は、特に要注意です。
適度に運動をする、ダイエットをする、など肥満を改善するよう心がけてください。
たばこの本数を減らす。
喫煙すると血管が収縮して血流が悪くなり、ペニスに血液が流れにくくなります。
EDの原因になるとも言われています。愛煙家の方は、たばこの本数を減らすなどの改善を検討してください。
ただ、たばこの本数を減らすことで、ストレスをためてしまっては、逆効果です。
ストレスをためない程度に、適度なバランスをとってすすめてください。
毎日の飲酒を控える
毎日のように飲酒をする習慣のある方は男性ホルモンの働きを弱めるとの研究結果があります。
男性ホルモンは、精子を作る大切な役割をしますのでその働きを弱めてしまいます。
毎日の飲酒や深酒は避け、「たしなむ程度」に押さえましょう。
育毛剤の使用を控える
「フィナステリド」を主成分とする治療薬には、男性ホルモンの作用を抑える働きもあるとの研究結果があります。
男性ホルモンの作用を抑えることで、男性型脱毛症に効果があるとされていますが、同時に精巣の機能を低下させてしまう可能性があります。
「フィナステリド」と同様に、育毛剤によく使用されている「ミノキシジル」は、男性ホルモンへの影響はありません。
育毛剤を使用する際には、成分を確認するようにしてください。
体にぴったりした下着を履かない
精巣は熱に弱く温度が上がると精子を作る機能が落ちるため、ブリーフやボクサーパンツをはくと熱がこもってしまうことがあります。
妊娠力をアップしたいなら、なるべくトランクスタイプをはくようにしてください。
不規則な生活をしない
夜更かしをすると、男性ホルモンが減少すると言われています。
十分な睡眠をとって、男性ホルモンの働きをよくし、精子の力を保つことが大切です。
ストレスをためない
ストレスは、ホルモンバランスを乱します。
ストレスは、脳内の脳下垂体に影響を与えるため、ホルモンバランスに影響すると言われています。
活発な質のいい精子を作るために、なるべくストレスの少ない生活を心がけたいものです。
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食生活の改善
男性の妊娠力には亜鉛と言われ、精子を作るのに必須の栄養素。
活発な精子を作るために重要です。
特にファーストフードなど手軽な食事で済ませることが多い方は、亜鉛が不足しがちです。
ランチにはお弁当を持参するなどの工夫をして、健康的でバランスの取れた食生活を目指してください。
亜鉛を多く含む食べ物を意識的に食事にとりいれるようにして、妊娠する確率を高めてください。
食品から亜鉛を取ることが難しい場合は、亜鉛サプリなどをうまく利用するのもおすすめです。
亜鉛を多く含む食べ物
- 豚レバー
- 納豆
- 牡蠣
- ココア
- アーモンド
- ごま
- チーズ
- 和牛赤身
- ラム肩身肉
- するめ
妊活効果があるサプリを飲む
滋養強壮効果で有名なマカや、生殖機能の改善が期待できる栄養素が入ったサプリメントがおすすめです。
さらに男性も取りたいのが『葉酸』。
精子の質が向上する効果が期待できます。
最近では葉酸+マカなど、2種類のサプリを買わなくても1つのサプリで葉酸もマカもとれるサプリがあります!
サプリならビタミンやミネラルもとれるので、妻が購入し、夫婦で飲み始めるのもいいですね。
まとめ
妊娠を望む多くの女性がパートナーと一緒に妊活をすすめたい、パートナーにも協力してほしいと考えています。
妊活に消極的なパートナーのプライドを傷つけてしまうと、なかなかうまくすすめられなくなってしまいます。
パートナーのプライドを傷つけないように気を配りながら、妊活をすすめることが大切です。
男性の妊娠力チェックや生活習慣・食習慣の改善に当てはまる点がないか確認してみましょう。
生活習慣や、食生活を改善しながら、もし、気になる性機能障害などがあったら、早めにクリニックに相談。
赤ちゃんを迎えるための努力を二人で進めていきましょう。
記事を書いた人

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