潜在意識の不思議!原因不明の不妊を制するヒプノセラピー最前線

「原因不明不妊」という悩みに立ち向かうため、生活面やメンタル面からのアプローチで妊娠力をアップする方法をご案内します。 また、ヒプノセラピーのワークショップで原因不明の不妊を克服し、妊娠できた女性の事例もご紹介します。
妊娠・出産

妊娠できない理由を確かめようと検査した結果、「この不妊は原因不明」と医者から告げられたとしても、落ち込む必要はありません。
病院では不妊の原因がわからなくても、なかなか赤ちゃんができない、という状態の表層ではなく、深層に目を向けていくことで妊娠できたという例もあります。
そこで今回は、ヒプノセラピー(催眠療法)の考え方や手法を交えながら、医学とは別のアプローチや対処法で、妊娠力を高める方法を紹介します。

原因不明の不妊はチャンス

ポイントを見直してみよう
不妊の原因を調べたところ、男性も女性も生殖機能に問題はなく、結果は原因不明という場合があります。
そんな結果では、妊活したくても何をどうすればよいかわからないと、とまどったり悩んだりする夫婦もいるようです。

しかし、卵管の通過性が失われる卵管閉塞や、精液中に精子がない無精子症などの医学的な原因がないことは、逆に考えると、むしろチャンス。
自分で対応できる見直しポイントが、まだどこかに隠れているかもしれないと、視点を変えてみましょう。

自分に甘い生活習慣を見直そう

原因不明の不妊の場合、多くはストレスが大きく関係しています。
身体的ストレスを軽減するために、まず試してほしいのが、生活習慣の見直しです。

  • 食習慣の改善
  • 漢方からのアプローチ
  • たばこやお酒の節制
  • 生活リズムの改善
  • 体をなるべく温めて冷えを防ぐ…など

おそらく本人もわかっているのに、実際に行動に移せない人が少なくありません。
でも、赤ちゃんが欲しかったら、自己管理の意識をもち、自分自身で生活習慣を見直して改善しましょう。

自分の身体を立て直すのは自分。
つい自分を甘やかしてしまうという人は、まるで赤ちゃんがもう宿っているかのような気持で生活してみてください。

不妊の原因は自分の無意識?

無意識なブロック

妊娠希望は本気だけど本心じゃない

不妊の理由が原因不明という場合、何らかの心理的な恐れがあり、妊娠することを無意識にブロックしている可能性もあります。
意識の自覚がある顕在意識と、無自覚の潜在意識が異なる自己矛盾はよく見られますし、私たちの身体機能は、顕在意識の命令より、どちらかというと無自覚の本心…本当の心の声に反応しやすいものだからです。

頭では赤ちゃんが欲しいと本気で考え、不妊治療を何年も続けて、何百万円と使っている人でも、深層心理にアプローチしたら、「子供ができたら大変」という意識があり、その意識が妊娠成立の障害になっているケースも少なくありません。
そのブロックを解除していくのが、セラピストの仕事になります。

育った家庭環境に不妊のヒント

ここからは、あるクライアントさんのセッション(カウンセリング)を例に、無意識の妊娠ブロックを解除していくステップアップをご紹介します。

彼女の場合、不妊治療を受けて、一人目はすぐ妊娠しましたが、二人目を授かりたいと再びクリニックで不妊治療を受けたところ、今度はなかなか妊娠できないという悩みです。
不妊治療を6年続けてきて、身体的にも経済的にもダメージが大きく、これ以上の治療は厳しいという状況でした。

彼女が、一人目のときも不妊治療を受けた理由は、それまでの生理に問題があったためです。
初潮が18歳と遅く、ホルモン治療が必要だったことと、その後も生理周期を整えるための薬が欠かせなかったため、自然妊娠は難しいと考えたとのことでした。

そこで気になったのは、「なぜ18歳まで生理がなかったのか」という点です。
低年齢の時にホルモンバランスを崩したということは、当時の家庭環境や学校生活などの生活環境に、何か原因が隠れている可能性があるからです。

その情報確認のため、彼女に当時の家庭環境を尋ねたところ、昔のことを聞かれたくないと、強い抵抗にあいました。
ヒプノセラピーについてあまり知らずに来たというのもありますが、それだけではないように感じます。
そこで、ヒプノセラピーの考え方や治療法について改めて丁寧に説明後、不妊の原因がどこにあるのか、その心理に意識を合わせていくために、退行療法を行うことになりました。

二人目が妊娠できなかった理由

退行療法とは、過去の記憶をよみがえらせ、その時の感情などを追体験してセラピーに活かす手法です。
二人目を妊娠できない原因を探るため、彼女には幼少期に戻ってもらいました。

彼女は5歳か6歳に戻り、母親と兄と3人で外食するという場面にいます。
お母さんは、お兄ちゃんにとても優しく接します。
一方、彼女には極めて冷酷な言動をぶつけ、幼い心を傷つけるという展開です。
お母さんは機嫌が悪いと、彼女にだけ虐待に近いことまでする…そんな家庭環境が浮かび上がってきました。

彼女が二人目だけ妊娠できない原因は、ここにあります。
お兄ちゃんと同じ一人目の子どもは可愛がることができるけれど、自分と同じ二人目の子どもには、こんな虐待をしてしまうのではないか、母親と同じことをしてしまうのではないかという恐れがあったのです。

そのため、頭では二人目の子どもも欲しいと思っても、潜在意識に植えつけられた深い心の傷により、「子どもができたら大変!!」と、妊娠をブロックしていたことが見えてきました。

イメージの書き換えで自信回復

イメージの書き換え

二人目の子どもを妊娠できない原因が、「二人目の子どもを虐待してしまうかもしれない」という恐れのブロックによるものだと分かったところで、次は、このブロックを解除するイメージワークに進みます。
「子どもを虐待してしまうかもしれない」という思い込みから、「大丈夫、私は自分の母親とは違う!子どもを平等に愛せる」という新たな思いに書き換えていくのです。

そして、その次に行うイメージワークは、『プロセスイメージ・達成イメージ』で、催眠の中でしっかりと妊娠と出産を体験してもらいます。そうすることで、「私は妊娠ができない」というネガティブな思い込みを、「私は妊娠できる!」というポジティブなイメージに書き換えていきます。
そのプロセスイメージは、まずイメージのなかで、パートナーを全身全霊で受け入れるところから始まり、排卵し、受精し、受精卵が楽しく転がって、子宮内膜のふかふかのお布団のなかでだんだん大きく育つ様子などを体験。
その後も、赤ちゃんと対話しながら臨月を迎え、出産して、あったかい赤ちゃんをぎゅーっと抱きしめて、幸せを感じるというところまで、臨場感たっぷりに味わってもらいます。

五感を駆使したこのイメージワークは、本当に妊娠したかのような感覚をもたらし、とても大きな自信につながります。
さらに、潜在意識の部分からイメージを書き換えることができるため、「妊娠できる」と思い込んだ瞬間から、身体も妊娠の準備を始めます。

今回のクライアントさんは、「二人目も平等に愛せるか」という不安がありましたから、「子どもが1歳になったよ」「3歳になったよ」「5歳になったよ」と、その後の成長も追いかけ、自分が二人目の子もちゃんと愛情をもって育てられるというイメージワークを加えていくわけです。

トラウマを癒して妊娠に成功!

このイメージワークのあと、彼女は「私、できる!確信に変わった。二人目だって愛せる!」と歓声をあげ、セッションは終わりました。
彼女は自分を追い込んでいた執着心からも解放されたようで、「明日が最後の顕微授精で、でも、どうしても赤ちゃんが欲しくて、ここに駆け込んできたんです。まさかトラウマまで癒してもらえるとは思わなかった。もう私、赤ちゃんができてもできなくてもいい。天に任せます」と、とても晴れやかな顔で帰って行ったのです。
その後、彼女から「赤ちゃんができました!」と報告があったのは、わずか1ヵ月半後でした。

このように、不妊の原因が心の深層にある無意識のブロックによる場合、そのブロックを解除して、「妊娠できる」というイメージに書き換えると、妊娠しやすい心身の状態が整い、妊娠率を高めます。
ヒプノセラピーではこうした作業を行うことで、原因不明と言われた不妊に対応しています。

記事を書いた人

宮崎ますみ
女優として活躍するも自身の乳がん発覚を機にヒプノセラピーの道へ。ヒプノセラピストとして妊娠・出産のサポートでも活躍中。
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