【これって不正出血?】妊娠超初期の出血※着床出血や生理との違い

妊娠超初期に考えられる出血の種類
出血があると、不安になるものですが、妊娠超初期に考えられる出血の原因として心配の必要のないものと受診すべきものがあります。
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心配のないもの
着床出血
受精卵が子宮内膜に着床する際、絨毛や子宮壁を傷つけることで起こる軽い出血です。
妊娠したサインとも考えることができますが、50人に1人くらいの割合で見られるものなので、出血が見られない人が大半と考えておきましょう。
子宮頚部びらん
子宮の入り口のただれが原因で出血します。
刺激によって出血しているため、心配しすぎる必要はありません。
絨毛膜下血腫
子宮の外側の絨毛膜に血がたまることで起こる出血です。
切迫流産の一種なので安静が必要です。
胎盤が完成する頃には出血が治まります。
子宮頚管のポリープからの出血
ポリープが絨毛膜半膜炎を引き起こすおそれがある場合は、切除する必要がありますが、大きな心配はないと思われます。
便秘による肛門裂傷
出血は鮮血でごく少量であることがほとんど。
妊娠に対する影響は考えられないので妊娠に関する心配はいりません。
トラブルによるもの
化学流産
染色体異常などにより受精卵の着床が継続せず、厚くなった子宮内膜が剥がれることで出血します。
妊娠のごく初期に起こるため、普通の生理だと思って過ごしている人も多くいます。
中には重い生理だと感じる人も。
胞状奇胎
胎盤のもととなる絨毛が異常に増殖することで、胎児を吸収してしまう症状で出血が起こります。
痛みなどの自覚症状はありません。
異所性妊娠(子宮外妊娠)
受精卵が卵管などの子宮以外の場所に着床してしまう症状が原因の出血です。
卵管に着床してしまうケースが98%と多く、卵管が破裂してしまうと命を失う危険もあるため手術が必要となります。
腹痛が強く、出血量が多いのが特徴です。
激しい痛みや出血が多いなどの特徴が見られない場合は、検査してみないと心配のないものかトラブルによるものか正確には判断できません。
自分で判断せずに病院で診察してもらうようにしましょう。
着床出血ってどんな感じなの?
生理との違い
排卵後1〜2週間の間に起こり、1〜3日で収まることが多いです。
出血は薄い茶色やピンク色のことが多く、量が少ないかごくわずかな出血となります。
臭いはなく、おりものに混ざってさらっとした水っぽい状態で見られることが多いため、着床出血があったとしても気にして見ていなければ気づかないということも考えられます。
妊娠超初期症状を伴う
腹痛や下腹部痛、吐き気、頭痛、お腹の張り、だるさ、眠気、腰痛などのPMSと似た症状が見られることがあります。
ただし、症状が出ない場合やPMSの症状と似ていて気づかないという人もいるため、妊娠した可能性を考えずに薬を服用したり、飲酒したりしてしまうこともあります。
妊活している人や妊娠の可能性が少しでもある人は、基礎体温を測っておくと便利です。
生理予定日を過ぎても高温期が続く場合は、出血が着床出血である可能性や妊娠している可能性を確認することができます。
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妊娠超初期に出血があった場合は
出血がごく少量ならば、着床出血の可能性が高いためまずは様子を見ましょう。
ただし、激しい腹痛や多量の出血があった場合はすぐに受診をすることが大切です。
産婦人科は土日も診察しているところが多いので、受診をするべきか迷っている場合はまず電話で相談してみるのがおすすめです。
妊娠の可能性がある人は、薬の服用や飲酒、喫煙は控えるようにして、葉酸を積極的に摂取する必要があります。
胎児に障害が出るリスクを防ぐことができるため、妊娠の可能性が少しでもあるならば対策しましょう。
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