妊娠超初期のコーヒー※飲みたいときの対応とカフェインの影響

妊娠超初期にコーヒーを飲みたくなった時の対応はどうすればいいかや、カフェインによる胎児への影響について解説。 コーヒー以外にカフェインが多く含まれる飲み物・食べ物、カフェインを気にせず飲めるおすすめの代用品なども紹介します。
妊娠超初期
妊娠超初期 コーヒー

カフェインが及ぼす胎児への悪影響

カフェイン 影響
コーヒーに含まれているカフェインには、神経を刺激して、内臓や筋肉を活発にする働きがあります。
適量(1日に2~3杯)であれば、利尿作用や強心作用、精神高揚作用など促しますが、飲みすぎると神経を刺激し過ぎて心臓や血管、肝臓、腎臓に負担がかかります。

その結果 お腹の赤ちゃんへも 少なからず影響を与えます。

午前やお昼時のお茶の時間に飲むのは良いとして、就寝前3~4時間以内にカフェインをとることは控えましょう。

カフェインの利尿作用の影響で、就寝前に飲むと夜中に尿意で目が覚めてしまうことも。
スムーズに入眠し、夜中に目が覚める(中途覚醒と言います)を防ぐために、夜にカフェインをとるのは避けた方が良いでしょう。
安眠(熟睡)は母体や胎児にとって心身を癒し、健康を保つためにとても大切な時間なのです。

一般的には適度にカフェイン摂取することで、眠気覚ましや利尿作用のほか、集中力を高める効果があることが知られています。

しかし、過剰摂取すると中枢神経への刺激により不眠症やめまい、興奮や不安感に体の震え、下痢、吐き気などの症状が表れます。
2001年に世界保健機関(WHO)は、この副作用による妊婦が摂取した時の胎児への影響はまだわからないとしつつも、妊婦に対してコーヒーの摂取を1日3~4杯に抑えるようにと呼びかけました。

参照元:食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~ |厚生労働省
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カフェインは胎盤を通過する!?

胎盤は赤ちゃんとママの老廃物が混ざらないようにろ過する働きがありますが、カフェインやアルコールなどの有害物質は遮断できません。

妊婦がカフェイン飲料を飲むと胎盤を通して母体から胎児に移行し、カフェインを分解・排出する能力が未熟な胎児の体内に蓄積してしまいます。

また妊娠によって母体の代謝が落ちるので、カフェインを分解して排出するまでの時間が通常時より長くかかります。
それにより赤ちゃんはカフェインの影響をさらに受けやすくなるのです。

出産後に影響が残る可能性

英国食品基準庁(FSA)の調査によると、高濃度カフェインを大量摂取する妊婦は飲まない妊婦より自然流産や低出生体重児が増加し、将来子どもへの健康リスクが高まるおそれがあると報告されています。

カフェインによって引き起こされる症状として白血病や発育遅延があり、妊娠初期の自然流産、中期以降には死産の増加や出産後の赤ちゃんに落ち着きがないなどのリスクが考えられます。
将来の不安材料を少なくするためにも、なるべくカフェインを控えるようにしましょう。

参照元:東京福祉大学・大学院紀要 第7巻 第2号 pp77-83(2017,3)

悪影響がないとされる1日のカフェイン摂取量

カフェイン摂取量
カフェインが含まれる食品・飲料は嗜好品が多く個人差が大きいので、“1日○○mlの範囲であれば安全である”といった「摂取許容量」は設定されていません。
日常生活でコーヒーや紅茶、お茶などをよく飲むママは各国の安全基準を参考にしてみてください。
紅茶や日本茶の2倍のカフェインを含むコーヒーを基準に推奨量が示されています。

・世界保健機構(WHO)
 コーヒーカップ3~4杯
・オーストラリア保健・食品安全局
 300mg(マグカップ約2杯)
・英国食品安全庁
 200mg(マグカップ2杯程度)
・カナダ保健省
 300mg(237 mL(8オンス)カップで2杯まで)
・韓国食品医薬品安全庁
 300mg

上記の推奨量を見ると、ほとんどの国でマグカップ2~3杯が上限になっています。
妊娠前に1日3杯以上飲んでいた人は朝・晩の1杯ずつだけに決めるなど、コーヒーの量を増やさないようにしましょう。

参照元:カフェインの過剰摂取について:農林水産省

コーヒーの飲み方によるカフェイン量の違い

カフェイン量の違い
リラックスタイムにコーヒーを取り入れているママは、妊娠したことで好きなものが飲めなくなるととてもストレスがかかります。
ひと口にコーヒーといっても飲み方によってカフェインを抑えることができるので、どうしてもコーヒーを飲みたいときにはアレンジしてみましょう。

ドリップコーヒーには1杯95㎎ものカフェインが入っているのに対して、インスタントコーヒーは56㎎、カプチーノ・カフェラテは47㎎程度と飲み方によってカフェインの摂取量を抑えられます。
焙煎時にカフェインを取り除いたカフェインレスコーヒーには、わずか1㎎しか入っていません。

ブラック派のママならノンカフェインコーヒーにするか、本格的なコーヒーを飲みたくなったらミルクを足してカフェラテにするなど調節しながらストレスなくカフェインを控えましょう。

コーヒーなどは、ミルクや豆乳などを入れて飲むことにより、ブラックで飲むよりカルシウムが摂れて、母体・胎児にも良いことだと思います。

ただし、砂糖をたっぷり入れてのむ習慣があるママはカロリーの摂りすぎになることも。
カフェインだけでなく、砂糖の摂取量も意識して、健康な母体作り・胎児にとって居心地の良い胎内環境作りを意識してください。

いずれにしても1日1~2杯程度に抑えることがポイントです。

飲み方カフェイン量
ドリップコーヒー
(1杯140ml)
95mg
インスタントコーヒー
(1杯140ml)
56mg
ノンカフェインコーヒー
(1杯140ml)
1mg
カプチーノ
(1杯140ml)
47mg
カフェラテ
(1杯140ml)
47mg
エスプレッソコーヒー
(1ショット30mg)
52mg

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おすすめの代用品

ノンカフェイン飲料
コーヒーや紅茶の代わりに飲めるノンカフェイン飲料なら、カフェインの量を気にすることなく飲めて、リラックスタイムにもぴったり。
妊娠中に嬉しい成分が入ったものもあるのでおすすめです。
おすすめのハーブティーの中で、飲みなれないものは少量から試して、好きな味を見つけましょう。

たんぽぽコーヒー

たんぽぽコーヒーはタンポポの根を焙煎したもので、コーヒーに似た味と香りで昔から漢方薬として飲まれてきました。
たんぽぽコーヒーのほかに、「タンポポ茶」もありますが、お茶に似せた味と色にするために根だけでなく茎や葉もブレンドしている場合と、たんぽぽコーヒーと同じ成分で名前だけ変えたものがあります。

ティーバックタイプや顆粒タイプがあり、多くのメーカーが商品を販売しているので飲み比べしてみるのもいいでしょう。
母乳分泌効果があるとされている他、冷えの改善、食欲不振・消化不良の改善、薄毛予防・増毛効果なども期待できるので、妊娠中だけでなく産後も続けて飲みたい代用品です。

ネット通販で購入できるたんぽぽコーヒー

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ルイボスティー

ルイボスティーは、南アフリカの一部の地域でしか栽培されていない豆科の植物「ルイボス」の葉を乾燥、発酵させて作られているハーブティーの一種です。
あっさりした口当たりでクセの少ない味わいは、つわりの時期から取り入れられるのでとても人気があります。

ノンカフェインというだけでなく、天然のミネラルを豊富に含むので、栄養が偏りがちな妊娠初期から産後まで長く飲み続けられるのが人気の理由。
ミネラルの中には日本人が不足しがちな亜鉛も含まれるので、免疫力を高めて体の調子を整えてくれます。
亜鉛は子供の発育にもかかわる大切な栄養素なので、授乳期を過ぎても親子で楽しみましょう。

ネット通販で購入できるルイボスティ―

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ハーブティー

ハーブティーには多くの種類があり、それぞれ味や効果が違います。
ミントティーは爽やかな口当たりで胃腸をすっきりさせ、つわりの症状を軽減してくれます。

甘酸っぱいローズヒップティーはビタミンCを多く含むので、美肌効果や免疫力UP、抗炎症作用など女性に嬉しい効果が期待できます。

注意点として、種類によっては子宮収縮作用があるので、妊娠中に飲めるハーブなのか確認してから飲むようにしましょう。
妊婦さん用にあらかじめブレンドされた商品なら、安心して飲めるのでおすすめです。

安心して飲めるもの

  • ミントティー:胃腸をすっきりさせる、つわりの時にもよい
  • ローズヒップティー:美肌効果・免疫力UP・抗炎症作用

避けたほうがよいもの(子宮収縮作用あり)

  • カモミールティ
  • ラズベリーティー
  • ジャスミンティー
  • シナモンティー
  • ローズマリーティー など

妊娠中におすすめのハーブティー


nichie ローズヒップティー
¥ 700~(税込)amazon

安心して飲めるハーブティーの中でイチオシなのは、nichie(ニチエー)のローズヒップティーです。
お茶を飲んだ後の、やわらかくなった実まで美味しく食べられるのもポイントです。

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カフェインが多く含まれる飲み物・食べ物

カフェインの多い食べ物
コーヒー以外にもカフェインを含む食品は多くあります。
特に玉露は1杯で225㎎も入っているので、妊娠中は控えるようにしましょう。

ココアやコーラにもカフェインが含まれるので水分補給代わりに飲むことはせず、あくまでも嗜好品として飲む量を決めると安心できます。
栄養ドリンクやエナジードリンクは1本でコーヒー2杯分のカフェインを含む商品もあるので、栄養表示をよく確認してから取り入れてください。

食品名カフェイン量
紅茶60~80mg/杯
日本茶(煎茶)30~40/杯
玉露225mg/杯
ココア10~20mg/杯
コーラ60mg/本
栄養ドリンク80mg/本(250ml)
ミルクチョコレート12~18mg/50g
(板チョコ1枚分)
カカオ70%チョコレート40~55mg/50g

また含有量は少ないですが、チョコレートにもカフェインは含まれています。
一般的なミルクチョコレートより高カカオ商品はカフェイン含有量も高くなるので、チョコレートの食べ過ぎに気を付けましょう。

記事を監修した助産師

川島智世
『生後すぐからできる赤ちゃんのリズム体操』の著書が話題に!子育て支援や学校での講演活動(命の学習・性教育)等にも注力。
妊娠超初期 コーヒー
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