妊娠超初期の旅行は大丈夫?車や飛行機など移動方法の注意点
妊娠超初期の旅行はOK?
状況によって判断を
妊娠超初期は生理の遅れやつわりなどの特徴的な症状がまだない人も多く、妊活中の人以外は妊娠している可能性を考えないことがほとんどです。
そのため、気づかずに旅行してしまう人もいます。
旅行に行ってしまったとしても、結果的に妊娠には影響がなく大丈夫だったというケースも多いです。
子供ができて旅行に行きにくくなる前に楽しめてよかったと感じる人も多いため、妊娠超初期の旅行は絶対にダメというわけではありません。
スポンサーリンク
[ad#ad-responsible]
妊娠がわかってからは
ただし妊娠がわかった時点では母体と胎児を守るために極力控えることも考えましょう。
旅行先で事故にあうなど、普段と違う行動をすることで危険性が高まることも考えられます。
さらに、妊娠超初期でも妊娠によって頭痛や吐き気などの症状が起こります。
長距離の旅行では移動などが辛くなる可能性もあるため、旅行は控えた方が良いです。
また、旅行が直接的な原因ではなかったとしても、あの旅行さえ行かなければと後から後悔する原因となることも。
妊娠がわかったならば旅行は中止して普段通り生活するのがおすすめです。
念願の旅行や直前すぎてキャンセル料がかかるなど、どうしても行きたいという思いがある場合は、医師に相談の上、体調を見て自己責任で判断をしましょう。
妊娠超初期の旅行がおすすめできない理由
旅行中は普段と異なる状況になることがほとんど。
慣れない環境で知らず知らずのうちに負担がかかり、体や心に変化が起こることが考えられます。
妊娠による体の変化で体調を崩しやすい
旅行に行く前は特に体調の変化がなくても、旅行中に頭痛や眠気などの妊娠に伴うつわり症状が起こる可能性があります。
生理の症状とも似ていますが下腹部痛や出血が起こることもあり、旅行を十分に楽しめないこともあります。
旅行を楽しむためにひどい痛みでなくても薬を飲んでしまうということも。
妊娠すると普段よりも疲れやすくなるという症状もあるので、この点からも旅行を十分に楽しめないかもしれません。
他にも、免疫力の低下によって感染症にかかるリスクや切迫流産・流産の可能性があることからも、旅行はおすすめできません。
精神的ストレス
体調の変化によって存分に旅行を楽しめなかった場合は、それによってストレスを感じることになります。
旅行中や旅行後に妊娠に気づいた場合は、流産に対する不安からストレスとなることもあります。
万が一流産してしまった場合、自責の念を感じ続けることに
旅行中は何事もなくても、旅行後に後悔することもあります。
旅行後に流産してしまった場合は、旅行に行ってしまったからではないかと考えてしまい、自分を責めてしまいがちです。
特に妊娠の可能性に気づきながらも旅行に行ってしまった場合は、より自責の念が強くなってしまうため事前によく考えておくことが重要です。
妊娠超初期の旅行は流産の原因になる?
旅行が原因でない場合が多い
妊娠超初期の流産の原因は、ほとんどが染色体異常などの胎児側の原因です。
旅行に行っても行かなくても起こる避けられない流産がほとんどということになります。
ただし、旅先(特に海外)では流産してしまった時の対処が難しいため、万が一を考えて旅行は避けるべきと言えます。
全く影響がないとも言い切れない
染色体異常による流産がほとんどであるとはいえ、妊娠による体の変化に加えて長い移動時間や環境の変化による疲れ、ストレス、薬の使用、感染症などが原因となって切迫流産を引き起こすことも考えられます。
流産しなくても、薬の使用や感染症、旅先での飲酒などが胎児の重要な器官形成に悪影響を及ぼす可能性も否定できません。
旅行に出かけるならココに注意
海外旅行は避ける
妊娠していない状態でも長時間の移動や環境の大きな変化などで具合が悪くなる人も多いです。
妊娠中はより疲れやすく、負担が大きく感じられるため避けた方が良いでしょう。
他にも、食べ物が体に合わなかったり衛生管理が徹底されていない地域では、下痢や嘔吐を引き起こす可能性もあります。
海外では具合が悪くなったりトラブルがあった時の対処(言葉や保険)に困ることも多いです。
身体だけでなく心理面にも影響する可能性があり、海外旅行は万が一を考えると妊娠している人にとってはデメリットの方が多いと言えます。
長時間の移動と乗り物別注意
どの乗り物でも長時間の移動は避けましょう。
余裕をもった移動を心がけ、間に休憩を入れたり体を軽く動かすなどで体調を整える工夫も必要です。
乗り物 | ポイント |
---|---|
飛行機 | エコノミークラス症候群に注意 具合が悪くなっても途中で降りられないので、体調を整える工夫を |
新幹線・電車 | 混雑を避ける 指定席をとる 具合が悪い時は途中下車することも可能 |
車 | 自家用車ならば比較的融通がきくのでおすすめ エコノミークラス症候群に注意し、こまめに休憩すること |
バス | 長距離でなければ、途中下車も可能 動き回ったりすることは不可 揺れが大きいこともあるので注意 |
船 | ゆれや船酔いに注意 |
スポンサーリンク
[ad#ad-responsible]
余裕のあるスケジュールで
スケジュールが詰められている滞在型・団体旅行ではなく、個人旅行も選択肢にいれましょう。
具合が悪くなった場合にも臨機応変に楽しみ方を変えることができます。
スケジュールを組むときはゆったり楽しめるように時間に余裕をもっておきましょう。
温泉
妊娠中は 肌が敏感になっています。
硫黄泉(卵が腐ったような独特のにおいがする温泉)や酸性泉(原潜に塩酸や硫酸を含む、強い酸性の温泉)は、どちらにも肌に強い刺激があるので 入浴は避けましょう。
その他、
- 浴槽の底から泡が出て皮膚を刺激する気泡浴
- ノズルから湯が噴流となって出てくる圧注浴
- 四方八方から体に湯を吹き付けるボディシャワーなど強い圧力のもの
上記は体への抵抗が大きいので避けましょう
長時間の入浴は、体温の上昇やのぼせ・脱水症状を起こすことがあります。
湯上り後の冷えなど注意して 風邪や体調を崩すことがないようにしましょう。
無理は禁物です。
ほどよく楽しみましょう。
注意しいのは転倒や感染症です。
リスクが気になるのであれば、あえて行き先を温泉にする必要はないかもしれません。
持ち物
万が一旅先で病院に行くことになった場合でもスムーズに診療してもらえるように、保険証や母子健康手帳、検査結果のコピーは必須です。
クレジットカードを使えない病院も多いので、現金を多めに持っていくことも考えましょう。
特に冬場はマスクを持っていき、感染症を防ぐことも大切です。
妊娠しているかどうかわからない場合に、旅行先に妊娠検査薬を持っていく人も。
妊娠していた場合はスケジュールを変更し、ゆっくりと余裕をもって楽しむプランにするなどの工夫ができ、妊娠していなかった場合は普段通り旅行を楽しむこともできます。
syufeelスタッフからのひと言
妊活中や妊娠中の女性にとって欠かせない葉酸サプリ。
お出かけの時には持ち運びに便利な個包装されたものを選ぶといいですね。
案外少ない1日ずつ袋に入った個包装、こちらのページにありますので参考にしてください。
服装
体を冷やさないような服装を選ぶことが大切です。
夏場でも室内と屋外での寒暖差に対応するため、薄手の上着やブランケットを持っていくのがおすすめです。
お腹周り(腎臓がある位置)と足首(三陰交(さんいんこう):くるぶしから指4本分上の位置)は、冬でも夏でも冷やさないようにしましょう。
足首用の靴下・伸縮性の腹巻(腹帯)で保温してください。
体を締め付けず疲れにくいものを選び、体調を悪化させないようにすることもポイントです。
記事を監修した助産師
いいね ! しよう