妊娠超初期の運動はOK?妊娠中のスポーツの影響と注意点

妊娠超初期に運動しても大丈夫?
妊娠超初期であれば、流産の原因になることはありません。
この時期の流産は染色体異常によるものがほとんどなので、母体が原因となって流産になるケースは少ないです。
妊娠に気づかず激しい運動をしても、普段からしている人なら直接の原因にはなりにくいと考えられます。
しかし、流産になった場合は運動したことが原因なのではないかと自分を攻めてしまうかもしれません。
心理面から見て、妊娠の可能性がある場合はあえて激しい運動をするということは避けておいた方が良いでしょう。
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妊娠超初期の運動の効果
時期 | 効果 | 理由 |
---|---|---|
妊活中〜妊娠超初期 | 排卵・着床力アップ | 血流がよくなりホルモンの分泌がよくなるため卵子の質が高まる |
流産リスクを減らす | 子宮の代謝が良くなる | |
胎児の順調な生育 | ||
冷えの改善 | 血流が良くなる | |
良質な睡眠 | ||
妊娠中を通して | 精神安定・良質な睡眠 | 自律神経やホルモンバランスを整える |
便秘改善 | ||
つわり・むくみ・腰痛の改善 | 血流や血行を良くする | |
妊娠高血圧症候群の予防 | 消費カロリーアップで太り過ぎを防止する | |
出産に向けて体力を養う | 体力・筋力が衰えないようにする |
他にも、運動をすることで気持ちをリフレッシュすることができます。
妊娠がわかったら激しい運動はやめて、無理のない範囲で行うことが大前提です。
妊娠中も以前と同じように運動していないと落ち着かないという人は、どの程度まで運動しても大丈夫なのか医師と相談しましょう。
妊娠中におすすめの運動は?
ウォーキングやスクワットは安産にも繋がります。
37週に入ったら積極的に行いましょう。
37週を過ぎたら、積極的に足腰を鍛えること・手や腕の筋肉トレーニングは安産に結びつきます。
また、出産は赤ちゃんを産みだすので体力(四肢の筋力と持久力)必須。
出産前の1日では体力をつけることはできません。
継続してウォーキングすることで体力をつけましょう。
他にも、スイミングやプールでのウォーキングもおすすめです。
激しく心拍数が上がらないように注意しながらゆったり泳いだり歩いたりするように心掛けましょう。
水中では、ゆっくり動いていても地上よりも運動量が増えます。
疲れたら無理せず休憩をはさんだり、また後日にするなど体に負担になりすぎないように注意が必要です。
スイミングでは、マタニティースイミングのクラスがある施設があります。
水泳のコーチと助産師さんがそばにいて、見守り妊婦さんの体調管理や何かの時には緊急対応をしてくれるので、安心してスイミングを楽しめる施設があります。
ヨガでは、体のバランス、体幹を鍛えてゆがみをなおすことができます。
またリラクゼーションの効果も。
普段からヨガをやっている場合は難しい体勢もこなしてしまうかもしれませんが、妊娠に気付かない時点では仕方のないこと。
わかった時点で腰をひねったり、うつ伏せなどの不向きなポーズは避けましょう。
妊娠超初期かも…と思っている時点でヨガを始める場合は、無理な動きは避けできる範囲で楽しむ事から始めましょう。
妊娠がわかってからヨガを始める場合は、インストラクターか教室に事前に相談し、マタニティクラスでの受講がおすすめです。
妊娠超初期の参加は難しいですが、マタニティヨガやマタニティビクス、マタニティスイミングなど妊婦さん用のクラスがある教室あります。
妊婦用のプログラムで無理せず運動することができ、安産にお産ができるような体力作りのプログラムにもなっています。
参加する人も妊婦なので安心して運動できますし、妊娠や出産について情報交換できる仲間づくりもできます。
妊娠が確認できるようになったら、個人産院・助産院で開催している場合もあるので、気軽に参加することができ、参加することでママ友をつくるきっかけとなることもあります。
同じ妊婦同士で悩みや相談ができるかもしれないので、体調に問題がなければ積極的に参加してみましょう。
妊娠超初期では、マタニティクラスの受講は難しいので体調に耳を傾けながら自分で調整して運動しましょう。
施設の中には、妊婦さんはお断りという施設は多いです。
母体と胎児の二つの命をサポートする自信がないため、責任がとれないことが「お断り」の理由なので、妊娠を隠しての受講は何かの時に施設に多くの迷惑をかけてしまいます。
そして、何かあったときは 全て自己責任となります。
妊婦専門のスポーツ施設では、必ず助産師や医師が緊急対応できるシステムになっています。
受講料はコストアップするかもしれませんが、安心して楽しめる施設を選びましょう。
助産院では無料でマタニティヨガや産後ヨガを開催しているところもあるので、安くて質の高い施設を探しましょう。
個人で楽しむスポーツは、すべて自己責任となります。
37週までは無理をしないで、程よく運動を楽しんで過ごすことが一番です。
家を出て運動を行うときは、何かの時に緊急対応できるよう、カバンの中に携帯・母子手帳・診察券は必ず入れておきましょう。
妊娠中に避けたい運動とは?
心拍数が上がる激しいもの・時間の長いもの
短距離走やマラソン、登山などが挙げられます。
心拍数が激しく上がるような運動は体に負担をかけがち。
マラソンというよりはゆったりした心拍数で続けられるぐらいの軽いウォーキング程度に心掛けましょう。
また、競うとどうしても頑張ってしまいがちに。
一人でも楽しんだり、誰かと一緒の場合は、競わず共に楽しむ気持ちが大切です。
登山は低い山を選び、乗り物を利用するなどして景色を楽しむ程度に留める工夫をしましょう。
ただし、いくら運動量を控えても登山の場合は、なにかあった時に病院へいくのも時間がかかってしまうことも考えられます。
環境面を考えて行き先も考えて。
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転倒などの危険性のあるもの
相手と接触する競技であるレスリングや柔道などの格闘技は、競技自体の激しさだけでなく、相手との接触によって腹部や子宮が圧迫される可能性があるなどの危険性があります。
直接相手と接触するわけではない競技であっても、球技やサイクリング、スキーやスノーボードなどは同じフィールドで複数人が動いているため、接触の可能性が高くなり危険です。
人の体との接触以外にも、ボールや自転車、ボードという道具が接触する危険性もあります。
お腹を圧迫するもの・負担がかかるもの
テニスや卓球、サイクリングなどはお腹をひねる、かがめるなどの動作によってお腹に圧迫や負担がかかることが考えられます。
縄跳びなどの一見地味な運動でも、ジャンプすることでお腹に負担がかかることもあります。
腹筋や背筋などの負荷の高い筋トレも避けましょう。
注意点
少しでも不安がある場合は、医師に相談や確認をすると安心して運動することができます。
ずっと続けていて慣れているという運動でも、体調を見ながら無理のない範囲で行うことが大切です。
運動中や後に問題が起きた場合は、自分を責めてしまうだけでなく仲間に心配や負担をかけてしまうかもしれません。
スキー旅行などの予定があっても、体調と相談が一番です。
景色を楽しんだり、同行者との旅行自体を楽しんでみましょう。
妊娠がわかれば万が一を考えて見送ることも考えましょう。
妊娠超初期の段階でははっきりと妊娠とわからない場合がほとんど。
気付かない間に激しい運動をしてしまっている可能性もあります。
その場合は気にせず、これからの体調管理に気をつければOK。
無理のない範囲の運動で心身ともに健康な妊婦さんを心掛けましょう。
syufeelスタッフからのひと言
妊娠超初期に意識する必要があるのは、母子の健康です。
特に、胎児の先天性障害のリスクを低減するために、「葉酸サプリ」を飲むことが大切です。
「葉酸は、食事からでも十分とれる栄養じゃないの?」と思っている方もいますが、調理過程で栄養が壊れやすい栄養素なため、食べ物だけでは不足しがちになるのが現実です。
生まれてくる赤ちゃんの健康を願って、厚生労働省がすすめるように、サプリメントから葉酸を摂取するようにしましょう。
厚生労働省も推奨!葉酸サプリの必要性と2017年人気の葉酸サプリの比較結果まとめをこちらで紹介しています。
妊娠超初期の「運動」についての体験談
ところが、かえってお腹の張りが強くなったため不安になり、以降はウォーキングを控えることにしました。
記事を監修した助産師

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