幼児の発達段階でのお出かけポイント!言葉でマナーを教えよう!

幼児を連れてお出かけするときに気をつけたいマナーのポイントを確認して子供もママも楽しくお出かけしましょう。子供に教えたいおでかけマナーとその教え方を説明しています。
冠婚葬祭・暮らしのマナー
親子 外出

幼児とのお出かけマナーでのポイントについて考えましょう。
児童福祉法では幼児の年齢を満1歳から就学までとしています。

幼児の特色は自己中心的思考・直感的思考・自我意識の芽生えがあげられます。
直感的で自己中心的な思考ですから公共の場での振る舞いが最初からわかるはずがありません。
しかし、もう一方で自我意識が芽生えるのですから、この幼児期に社会との接点の中での教育が必要なことがわかりますね。
自我意識というのは、「他人から見られている自分」を感じることです。

年齢とともに発達して形成されていきますので、幼児期の教育は「自己」と「他」を認識していくことが必要になります。
幼児期では、「自己」と「他」は未分化な状態です。
3歳くらいまでは家の中で十分に「自己」を認識させることも大事です。

小さな社会(家)の中で、すこしずつ「他」との関わりを体験します。
3歳以降は幼稚園などの集団生活で「他」を意識して生活していきます。
このような中で未分化な状態から意識つけられた状態にして、学齢期を迎える大事な時期なのです。

幼児期の「お出かけ」は、この「自己」と「他」の認識を更に広げる良いチャンスでもあります。
発達段階を捉えて、幼児期の公共の場での振る舞いは「できないのは当たり前」を「できるようにさせていく」チャンスなのです。

子どもがこの時期にしておかなくてはならないことのひとつがおでかけです。
それは幼児自らが学ぶのではなく、まわりの人たちの振る舞い方を見ながら体得していくのです。
「お出かけ」は「自我」を確立していく過程で大切な場面を提供してくれます。

このような観点からみて「お出かけ」を考えてみましょう。

「お出かけ」は家と外の違いに気づかせていくチャンス

親子 教える
家も自分以外の人がいるという意味では社会です。
父・母・兄弟・・・の小さな社会ですがプライベートな場です。
その中では許されていたことも、外の世界(公共の場)では許されないことが発生することを体験します。

  1. ここは何をする場所なのか
  2. そういう場面ではどうしたら良いか
  3. 「なぜ?」を伝えること

まず親御さんがお手本を示しながら気づかせていくことが必要です。

幼児期は「なんで?」「どうして?」の質問が多くなります。
それこそがまさに外の世界を自分の中に取り込んで自我意識を確立させている証です。
きちんと「なぜ」を伝えましょう。

マナーはみんながきもちよくなることが大事

マナーは「守らなくてはならないこと」ではなく「もっと気持ち良くなること」として皆が気持ちよくなることです。
幼児期にはたくさんの気持ちよくなることを体験させてあげることから始めましょう。

【こうしてもらえると】⇒【気持ちがいいね・うれしいね・おいしくなるね】
その経験が
【こうしてあげると】⇒【気持ち良くなるかな・うれしいかな・おいしいかな】
さらに
【こうすると】⇒【みんなが】きもちいい・うれしい・おいしくたべられる
に繋がります。

叱ったり厳しくしつけてマナーを身につけさせるスタンスより、普段の生活の中で大人が身をもって示していくことが大事です。
マナーを守れる親の子どもたちはマナーは身についていきます。
子どもに「させる」から、大人である自分が「変る」を期待致します。
子どもに伝えることから始めましょう。

では具体的な公共の場を設定して考えてみましょう

電車やバスを待つとき

外出時に公共の乗り物に乗る際も、親が待ち方を教えてあげましょう。

安全の確保

ホームでは親は幼児の手をしっかり握りましょう。
子どもの安全を守ってあげるのはマナーのひとつです。
もちろん幼児の危険を回避するためですが、親の不注意で周りの人をヒヤヒヤさせないことも大切です。

親がきちんと並んで待つ行為をする(見せる)

意識して、「並ぶ」という行為を言葉にします。
「混んでいるわね。並んで待とうね」などと声に出して言ってあげましょう。

乗車中

公共の乗り物で気をつけること、学べることはたくさんあります。

立って乗る

幼児期の後半ならば、平衡感覚も育っているときです。
座れなくても平衡感覚を鍛える時間と考えることもできます。

子どもが、座れなくても満足する言葉掛けをして飽きないように楽しませます。
安全には注意を払い、周りの人をひやひやさせることは避けましょう。

席に座ってよい時、席を譲る時を親が見せて教える

席が空いていたら座りましょう。
状況に合わせて席を譲りましょう。
これも親がするのを見てどういうときに譲るのか、そうするとよろこばれるなどの経験値が増えていきます。

電車でお菓子を食べない

空いていても、電車の中でお菓子を食べることは始めからしないことです。
「小さいからいいだろう」は間違いです。
この時期こそ、新たな認識を増やしているところです。

そもそも、電車の中はお菓子を食べるところだとは思っているわけではなかった幼児に、食べさせてしまうから食べるところだと認識してしまうのです。
お腹がすいている状態で電車に乗らない心がけも必要です。

どうしても食べたいとダダをこねたときには、「なぜ」を伝えましょう。
他に興味を引くことに集中させましょう。

なにか興味を引くものをみつける

大きな声で叫ぶ、泣く子どもにも「なぜ」を伝えるだけでなく、言葉掛けをしながら、他に興味を魅くことに集中させましょう。

レストランで

お食事をする時のマナー以前に気をつけることを考えましょう。

予約の必要なレストラン

予約が必要なレストランでも、幼児のうちから連れて行くことできちんとしたマナーは身につきます。
そういうご家庭をたくさん拝見しています。

人は場に学ぶことが多々あります。
しかし、それにも普段の振る舞いがあるからです。
もしそういう習慣がないのであれば、予約の必要なレストランには幼児は連れて行かないことです。
予約をしてまでも食事を楽しもうとされている方々の気持ちを考えて差し上げて下さい。

ファミリーレストラン

ファミリーレストランなら何をしても良いということではありません。
レストランは食事をする場所です。

ファミリーレストランだからと言って、家族連ればかりが利用するところではありませんし、家族連れだけの場だとしても、他の家族は静かに落ち着いて食事をしているかもしれません。
まわりの方々が食事を楽しむ空間を共有できるようにすることです。
幼児は学んでいる過程です。

レストランで親が放置してはならない子どもの行為

  • 走りまわる(子どもたちを奥に座らせるなど配慮は必要)
  • 大きな声で話したり笑ったりする(普段の親の行動も省みること)
  • 食べ散らかす(ペーパーナプキンは使った後丸めずに小さく畳む・こぼした物は拭き取るなど)
  • ソファーで飛び跳ねる(親がおしゃべりに夢中になっていること)
  • 食器で遊ぶ

やっちゃだめ!おでかけ中のNG集

親子 注意
スーパーで

  • お金を支払う前にかごにいれたお菓子を食べさせる
  • 支払い済みの商品だからといって店内で食べさせる

ショッピングモールで

  • 並んでいる商品をさわる子どもを放っておく
  • モールの中で購入したソフトクリームなどを食べながら歩かせる
  • ソフトクリームなどを食べながらお店の中に入れる

音楽会で(特にクラッシック)

  • 幼児は同伴できないと書いてあるにもかかわらず、幼児を連れていく

親の責任

やってはいけないことを見ると子ども側の問題ではなく、親御さんの問題だということが判ると思います。
音楽会を例に掘り下げて「なぜ?」を考えてみましょう。

音楽会などでは自分勝手な理由を主張する場合が見られます。

  • チケットを買ったから
  • うちの子は幼児だがちゃんと聞ける、いつも聞いている
  • ピアノを習っているので生の音楽を聴かせたい

過去にオーケストラの先生のお手伝いをしていた時に実際に対処したケースです。
音楽会は高いチケットを買い求めその日を楽しみにお越しになるお客様でいっぱいです。
風邪気味だと、咳がでたら皆様の迷惑だからと断念される方もいらっしゃるくらいです。

例え、そのお子様がちゃんと聞く能力があるとしても、まわりのお客様にはそのことが説明できるでしょうか?
納得して頂ける段取りができるでしょうか?
できないですね。

できないのであれば、やはり慎むベきです。
なぜならば、その子がいつ声を上げるか、いつ飽きてごそごそ動き出すか、又はしゃべりだすか・・・などが気になってしまい音楽に集中できません。
自分のお子様の能力ばかりを主張して、相手の身になることを忘れていませんでしょうか。

子どものしていることは親の責任です。
まわりの方々からのクレームも、お子様に向けられているのではないのです。
放置している親御さんに向けられているのです。

おでかけは学びの場

親子
幼児期の「おでかけ」は、これらのことを親子ともども学ぶチャンスと心得て出掛けましょう。
まわりの皆様の身になり、我が身を律してお子様にお手本を見せることが一番の子どもの自我意識の形成に繋がります。

幼児期に得た習慣は、つきあう友達によっては一時的に崩れることがあったとしてもずっと深い部分で身についています。

また、どうしても叱らなくてはならないときは、必ず「なぜ?」を伝えてあげて下さい。
一度でわからないのが幼児です。
何度でも繰り返し伝えることです。
できるようになるまで伝えることです。
諦めないで伝えることです。
そして待つことです。
教育も育児も「待つ」ことです。

叱るときの橘流のポイントは「抱き締めながら1分待つ」です。
1分は意外と長いですよ。
心の中で1~60まで数えてみて下さい。

そして、今ここで暴れる、騒ぐ、泣く子どもの本当の想いはなんなのか探ってあげることです。
実はほんの些細なことで解消できるかもしれません。

もしかしたら長い買い物につきあわされていることに飽きたのかもしれません。
公園で思いっきり走りたいのかもしれません。

必要以上のお出かけよりも、身近な公園にも「自己」と「他」を認識しながら自己を確立していくことのできる場はあります。
公共機関を利用して少し遠くの公園にお出かけするのもいいですね。

小学生の子供とのお出かけマナーをチェック!

子供が公共の場所でマナーを身に着ける方法を知りたい方はコチラ

公共の場でのマナーとは?子供とのお出かけで気をつけたいこと

記事を書いた人

橘凛保
単なる型を覚えるだけのマナーではなく、マナーの真髄を学べる教育が評判。メディア出演の他、企業や学校等での研修実績も豊富
親子 外出
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