漢方薬ダイエット!痩せる方法と効果的な漢方の種類をプロが紹介

東洋医学のダイエット
薄着になるこの時期。ダイエットへの関心も高くなりますよね。
「これまで色んなダイエットをしてきたけど、続かなかった。」
「全然痩せなかった。」
「せっかく痩せたのに、リバウンドして、逆に体重が増えてしまった。」
以上のような悩みは皆さんも経験したことがあるのではないでしょうか?
ダイエットを成功させるコツ。それは、まずご自分の体質を知ることです。
漢方の考えを取り入れながら、ご自分の体質を知り、それに合わせた対策を取る。
崩れてしまったカラダのバランスを整え体質改善することで、無理なく健康的なダイエットは可能です。
太らない体質・生活にならないために、気になるあなたのタイプを確認しましょう!
あなたは何タイプ?
大きく分けて4つのタイプに分かれます。
まずは、チェックしてみましょう!
ストレス太り
□ イライラしたり落ち込んだり、感情の起伏が激しい
□ お腹が張ったりガスがたまりやすい
□ ダイエットをしてはリバウンドを繰り返している
水太り
□ 顔やカラダがむくみやすい
□ 体脂肪率が高い
□ 汗をかきやすく、お肌がベタベタして吹き出物が出やすい
冷え、パワー不足太り
□ カラダを動かしても汗をあまりかかない
□ 寝付きが悪く眠りも浅い
□ お肌や髪が乾燥して顔色も悪い
血液ドロドロ太り
□ 便秘しやすい
□ 頭痛・肩こり・生理痛などがある
□ 肌が荒れやすく目の下のクマ・くすみが気になる
タイプ別ダイエット方法
共通のポイント
食事をとる時は、早食いをさけ、なるべくゆっくりと味わいながら、良く噛んで食事を取るようにしましょう。
もちろん食べ過ぎも禁物です。
これを基本として、ダイエット方法を実践してください。
ストレス太り
・日常生活で気を付ける事
まずは、ストレスをためないように、気持ちを安定させることが大切です。
ご自分のストレスの原因を知って、その解消法を見つけましょう。
苦手な人とはなるべく合わない、そのような場所に行かないというのも、ストレスから身を守る方法です。
・おすすめ食材
香味野菜や、スパイスなどを上手に活用し味に変化を付けるのもおすすめ!
油っこい料理などには、お酢などをかけて食べるなどの工夫をしてみましょう。
・運動方法など
運動や食事制限などをストイックにしようとすると、逆にストレスがたまってしまい、悪循環に陥ってしまいます。
好きな音楽を聞いたり、ストレッチやウォーキングなどで、気持ちをリフレッシュさせましょう。
・効果のある漢方
効果・効能 | 名称 |
---|---|
気の流れを良くする漢方 | 逍遥散(しょうようさん) |
加味逍遙散(かみしょうようさん) |
水太り
・日常生活で気を付ける事
のどが渇いていないのに、水分を取ることがくせになっている方も多いので、水分の取り方には注意!
水太りの方は、胃の働きが落ち、消化・吸収の力が弱くなっている場合があります。
砂糖たっぷりのお菓子をよく食べる方は、そのような傾向がみられるので要注意です。
・おすすめ食材
キノコ類や、根菜類、海藻類を上手に取り入れた食事がお勧めです。
・運動方法など
カラダが疲れやすい場合が多いので、激しい運動は禁物。
半身浴をしたり、ウォーキングをしたりしてカラダの循環をよくしましょう。
・効果のある漢方
効果・効能 | 名称 |
---|---|
カラダの水分代謝をよくする | 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう) |
脂肪の分解を促す | 漢方ハーブティ 三爽茶(さんそうちゃ) |
胃の調子を整える | 六君子湯(りっくんしとう) |
冷え・パワー不足太り
・日常生活で気を付ける事
カラダが冷えやすく、代謝も落ちやすくなっているため、まずはカラダを冷やさないようにすることが大切です。
・おすすめ食材
色の黒い食材(黒豆・黒ごま・黒きくらげ)や、赤い食材(ニンジン、レバー、)お肉もしっかり食べましょう。
・運動方法など
半身浴や、マッサージなどでカラダを温めるようにしてください。
ウォーキングや、ストレッチもおすすめです。
・効果のある漢方
効果・効能 | 名称 |
---|---|
カラダを温め、パワーをつける | 参茸補血丸(さんじょうほけつがん) |
四物湯(しもつとう) | |
婦宝当帰湯(ふほうとうきこう) |
血液ドロドロ太り
・日常生活で気を付ける事
カラダの冷えや、ストレス、油っこい物などが多いと、血液がドロドロしやすくなります。
特に夏場はエアコンによる冷えや、室内と外の気温差があるため、カラダもストレスを感じやすくなります。
氷入りの飲み物はさけて、カラダを冷えから守りながらストレスをためないようにしましょう。
・おすすめ食材
タマネギ、らっきょう、ニラ、ネギ、青背の魚などを上手に取り入れてください。
・運動方法など
半身浴やマッサージなどでカラダを温めるようにしましょう。
ウォーキング、ストレッチもおすすめです。
・効果のある漢方
効果・効能 | 名称 |
---|---|
血液の流れを良くする | 冠元顆粒(かんげんかりゅう) |
田七人参(でんしちにんじん) |
※4つのタイプは、はっきりと分かれて出ることは少なく、何種類か同時に合わさることが多いです。
中には4つ全てに当てはまることがある場合も。
その時は、全てのバランスを上手にとっていく必要があります。
どのくらいで効果がでる?
漢方薬や漢方ハーブティ、漢方サプリメントを使った場合、実感として早いのはカラダの調子が良くなることです。
体重はあまり減っていなくても、寝付きもよくグッスリ眠れて、気持ちよく起きれる。便もスッキリ出せて、食事もおいしい。
気分も良いという実感を得られていたら、効いている証拠です。
漢方薬だけでは、体重を落とすことはできません。
大切なのは、ふだんの食生活の見直しも一緒にしていくことです。
注意すること!
食事を抜いたり、単品だけのダイエット、カロリーだけを重視するダイエットはおすすめできません。
ダイエットを始める前より体調を崩してしまったり、リバウンドしたり、便秘になりやすくなってしまいます。
食事で気をつけていただきたいことはその内容
ごはん・お味噌汁を中心とした和食メニューがおすすめです。
さらに、お肉やお魚もしっかりいただきましょう。
「朝は、パン」という方も多いかもしれませんが、パン食をご飯食に替えるだけでも、痩せやすいカラダになります。
食パン1枚でも使われている油が多く、腹もちも悪いので食べ過ぎてしまうことも!甘い菓子パンは、もっとNGです。
また「ダイエットをしているから、サラダを良く食べる」という方も多いかもしれません。
ビタミンや、ミネラルの補給、デトックス効果の面では、生野菜はおすすめですがカラダを冷やしてしまうのが難点です。
冷えやすい方は、温野菜も組み合わせて食べるようにしましょう。
飲み物も、夏場でも氷はいれず、常温か温かい物を飲むことをおすすめします。
痩せる漢方薬
最近では痩せる漢方薬、メタボリックシンドロームの解消として「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」が有名ですが、
全ての方に効き目があるというわけではありませんので注意が必要です。
お腹が弱く下痢をしやすい方や、カラダの疲れ、だるさがある方、冷えがある方が飲むと反対に体調を崩してしまう恐れがあります。
ご自分の体質を知ることは、ダイエットの他、健康管理にも役立ちます。
「痩せる漢方薬」は、ありません。
体質や季節に合った、毎日の食事・睡眠・運動の積み重ねが、太りにくいカラダに導いてくれます。
ダイエットに美容効果も求めるなら
記事を書いた人

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