花粉症対策に効く漢方!その治療法を漢方アドバイザーが教えます

日本人の4人に1人がスギ花粉患者というデータもあるくらい、花粉症でお悩みの方はとても多いようです。
皆さんの周りの方はいかがでしょうか?
花粉症が増えている原因には、車の排気ガスや空気の汚れ食事や生活環境の変化、そして日々のストレスなど様々です。
漢方はくしゃみや鼻水などの花粉症に伴う症状を和らげながら、花粉に負けない強いカラダに体質を変えていくことを目的としています。
花粉症の対処法は、大きく2つに分類して考えます
いま出ている辛い症状をやわらげる。(対処療法)
症状 | おすすめの漢方薬 | 効能 |
---|---|---|
くしゃみ サラサラの鼻水 | ・小青竜湯(しょうせいりゅうとう) ・辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう) | 体を温める効果 |
目のかゆみ 充血 | ・天津感冒片(てんしんかんぼうへん) | 熱症状をやわらげる効果 |
アレルギー体質を改善する。(根本治療)
アレルギー体質の方は、肺(鼻、のどなどの呼吸器)や胃腸が弱く、カラダを守る防衛力が足りないことが挙げられます。
体質を改善するにはカラダを守る免疫力(防衛力)の強化や、体力をアップさせるような漢方薬をその方の体質に合わせておすすめしていきます。
代表的な漢方はこちら。
おすすめの漢方薬 | 効能 |
---|---|
・衛益顆粒(えいえきかりゅう) ・八仙丸(はっせんがん) | カラダの防衛力を上げる効果 |
・補中益気湯(ほちゅうえっきとう) | 胃腸を守りながらカラダの疲れを取ってくれる効果 |
根本治 療の場合はすぐに効果が現れることが少ないため、できれば花粉がピークになる前(12月頃から)から準備をしておくことがおすすめです。
このような漢方薬は、西洋薬で良く使われる抗アレルギー剤のような眠くなる成分を含みません。
そのため、日中ボーっとしてしまうなどの心配もなく過ごすことができます。

今回は代表的な漢方薬をいくつか挙げましたが、飲まれる時は必ず漢方に詳しい専門家(医師・薬剤師・登録販売士など)にご相談の上お試しください。
漢方薬はお子様が飲んでいただいても構いませんが、その場合も必ず詳しい専門家にご相談の上お試しください。
毎日の生活で出来る対策
症状や体質の改善にはお薬も大切ですが、何よりも毎日の過ごし方がとても重要です。
どんなに体質に合ったお薬でも、食事や生活習慣が乱れたままでは花粉症も良くなりません。
まずできることは・・・
腸内環境を整えること
納豆・みそ・漬物などの発酵食品や、根菜類・キノコ類・海藻類などの食物繊維をバランスよく食べて、和食中心の食事にしましょう。
便秘をしないようにすることが大切です。
自律神経を整えること
ストレスがかかりすぎないようにし毎日の食事の時間や起きる時間、寝る時間を安定させましょう。
普段口にしている食べ物の背景を理解すること
お菓子や菓子パン、お惣菜などに使われる植物油や食品に含まれる食品添加物なども、とり過ぎるとカラダに悪影響を及ぼします。
ご自身のカラダに何が必要かを見極めて、花粉症に負けない強いカラダを作りましょう!
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